Nexoがブルガリアに30億ドル超の損害賠償を請求

スイス、ツーク--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） --Nexo AGと子会社がブルガリア共和国に対し、不法で政治的動機に基づいて起こされ、その後根拠不足を理由に取り下げられた不当かつ過酷な犯罪調査を含む同国の行動が原因で同社とその経営幹部が被った損害と機会喪失について、30億ドルを超えるICSIDの仲裁を請求しました。Nexo AGと子会社は米国法律企業であるピルズベリー・ウィンスロップ・シャー・ピットマンLLPを代理人とし、ワシントンDCにある世界銀行事務局の国際投資紛争解決センター（ICSID）に請求が提出されました。

2023年12月21日、ソフィア市検察当局が犯罪は行われていないという結論に至り、Kosta Kantchev、Antoni Trenchev、Kalin Metodiev、Trayan Nikolovを含むNexo経営陣に対する刑事訴訟手続きを終了したことで、Nexoグループとその経営陣は犯罪の疑いをすべて晴らしました。

ピルズベリーの仲裁責任者を務めるデボラ・ラフ氏は次のように述べています。「正義を求めるこの戦いの次の段階で、当社クライアントの代理となることを心待ちにしております。」ピルズベリーのロンドン事務所マネージング・ディレクターを務めるマシュー・オースマン氏は次のように述べています。「案件を深く調べたので、Nexoの請求には説得力があると信じています。」

2023年1月にブルガリア検察総長室が政治的動機に基づいて行った攻撃の直接的な結果として、Nexoブランドと評判が損なわれ、有利な事業機会が失われ、ブルガリアにおけるNexo AGの投資が損害を受け、Nexoが計画していた下記に例示する事業活動の一部は今回の主張に影響され断念せざるを得ませんでした。

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  Nexoは米国投資銀行の大手3行と共に資金調達ラウンドを実施し、主要な米国証券取引所で指標評価が80億ドルから120億ドルのIPO（新規株式公開）に取り組んでいる最中でした。


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  Nexoは、世界中に3億3,000万人以上いるサポーターに接触する機会となる、ヨーロッパの一流サッカー・クラブとの複数年にわたる戦略的提携への署名を数日後に控えていました。このパートナーシップを結んでいれば、Nexoがクラブの公式デジタル・ウォレットおよびメイン・パートナーになっていました。クラブ・ブランドの付いた革新的な支払いカードを公表する準備が進められていました。急速に拡大するデジタル資産クラスに瞬時にアクセスできる初めての手段を何百万人もの利用者に提供するはずだったので、Nexoとブロックチェーン業界双方にとって大変革となるものでした。


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  Nexoの評判とブランドが損なわれたことで多くの機会を逃し、収益が失われ、企業価値が下がりました。

Nexo共同創業者のAntoni Trenchevは次のように述べています。「2023年1月にブルガリア当局による不当な攻撃でNexoグループ全体に大きな損害があったにもかかわらず、私たちは事業運営を続けることができました。しかし、成長に向かうスピードは減速し、機会は失われるか大幅に遅延しました。私は10か月前、Nexoに対する金銭的補償を確保するために利用できるすべての法的措置を模索すると個人的に約束しました。最終的にはブルガリア検察当局が自ら当社の容疑を晴らしたので、多大な評判の低下と金銭的損害に対する賠償を請求し、受け取るべき時です。当社の行動によって、権力を持つ人たちに対して行動には結果が伴うと示すこと、また今後このように不要な価値の破壊が起きないことを願います。今回の件がNexoだけでなく、過去2年間に多方面から攻撃されてきた、ブロックチェーン業界で正しい行いをしているすべての人々の無実を証明すると信じています。」

Nexoについて

Nexoは世界有数のデジタル資産機関です。個人投資顧客および機関投資顧客向けの高度なトレーディング・ソリューション、大手取引所からのリクイディティ集約、節税効果があり資産に裏付けされたクレジットラインといった総合的な商品群を提供することで、デジタル資産の価値と実益を最大限に引き出すことを使命としています。2022年には投資部門として、現在60社を超えるポートフォリオ企業を誇るNexo Venturesを立ち上げました。Nexoは世界で600万以上のユーザーのために1,300億ドル以上を処理し、ご満足いただいています。

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