Wyss Centerが事業開発・ライセンス部門の新責任者にクレイグ・クックを任命

ジュネーブ--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） --神経疾患および精神疾患に対する技術、治療法の革新・加速を目的として設立された非営利研究機関であるWyss Centerは、クレイグ・クック（医学博士、MBA）をリーダーシップチームに迎え、事業開発およびライセンス部門の責任者に任命したことを発表しました。クック博士は、バイオテクノロジー、メドテック、臨床医学の分野において、25年を超える優れた経営リーダーシップ経験と、起業家としての専門知識を有しています。

Wyss Centerの最高経営責任者（CEO）であるアーウィン・ボッティンガー（医学博士）は、次のように述べています。「クレイグが当センターのチームに加わったことは転機となるでしょう。クレイグは、医療技術や治療法を臨床的効果に変える豊富な経験を持っています。彼の持つ医療分野の事業開発やライセンシングにおける確かな実績と、神経疾患および精神疾患を取り巻く複雑な状況に対する深い理解は、当センターの戦略的優先事項を推進し、当センターの科学的進歩と技術の範囲を拡大する上で有益なものとなるでしょう。」

クレイグ・クック（医学博士、MBA）は、次のように述べています。「Wyss Centerに加わり、神経疾患や精神疾患治療の状況に革命を起こすという画期的な取り組みに貢献できることを嬉しく思います。センターの優れた神経科学とニューロテクノロジーのポートフォリオをもとに研究を進めていくこと、また、センターの使命を前進させ、研究から得た技術や治療法を、患者さんの生活に大きな影響を与えられるような価値ある臨床的、商業的機会へと導く永続的なパートナーシップや投機的事業を築くことを楽しみにしています。」

クック博士は、製薬、バイオテクノロジー、メドテック分野における卓越したキャリアを経てWyss Centerに参加します。上場バイオテクノロジー企業でCEOに任命されたほか、複数のライフサイエンス・ベンチャー企業で経営幹部レベル、取締役会、創業者レベルの重要な役割を担ってきました。その広範な実績は、Wyss Centerの神経学的健康およびメンタルヘルスに対する深い取り組みを補い、その科学技術ポートフォリオを強化するものです。

主な経歴には、プレシヘルスの会長を務め、次世代医療診断の開発を主導したことに加え、神経変性疾患を専門とするヘランティス・ファーマ公開有限会社CEO、成人および小児の希少脳腫瘍の治療に特化したミダテック・ファーマ公開有限会社CEOを務めたことも含まれます。また、セローノ、ノバルティス、イーライリリーなどの多国籍バイオテクノロジー企業および製薬会社で、特に中枢神経系とメンタルヘルスに重点を置いた要職を歴任しました。さらに、麻酔のイノベーションおよびトレーニングのパイオニアであるSedateUK、予防医学と神経学的・精神的ウェルビーイングにおいてエビデンスに基づく科学的アプローチを推進するLongevity IQ、ライフサイエンステクノロジーのパイオニア企業であるスペースコード・ヘルスケアなど、影響力のあるベンチャー企業の設立や共同設立にも成功しています。

クック博士の学歴には、南アフリカのウィッツ大学で医学博士号、ロンドン・ビジネス・スクールでMBA、キングス・カレッジ・ロンドンで展開医療の修士号、その他麻酔学の博士号、薬理学の理学士号が含まれます。

Wyss Center for Bio and Neuroengineering（スイス、ジュネーブ）について

Wyss Centerは、独立した非営利の研究機関であり、神経疾患および精神疾患を持つ人々の生活を変えるための技術や治療法を革新・加速させています。

当センターは、人工知能、バイオエンジニアリング、ニューロエンジニアリングにおける革新的技術を追求し、体を衰弱させる神経疾患や精神疾患を持つ人々のために、必要不可欠な神経機能の回復と精密な治療法を提供しています。

スイスのジュネーブにあるキャンパス・バイオテックを拠点とするWyss Centerでは、スイス内外の教授陣、臨床医、産業界と連携してイノベーションを推進し、臨床への影響を最大化することを目指しています。

Wyss Centerは、スイスの起業家であり慈善家でもあるHansjörg Wyss氏からの寛大な寄付によって2014年に設立されました。その他、資金提供機関などからの資金提供も当センターの使命達成に役立っています。

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