キャンバアプリSDKの一般利用が開始され、開発者は新作キャンバ・コネクト（REST）APIの順番待ちリストへ登録可能
サンフランシスコ--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- 世界で唯一の一体型ビジュアル・コミュニケーション・プラットフォームであるキャンバが同社では初となる開発者会議「キャンバ・エクステンド」をサンフランシスコで開催しました。同社はそこで新規のキャンバ開発者用プラットフォームを紹介しました。これには、一連のAPIおよびアプリやプラットフォームを同社の１億３，５００万人いる月間アクティブユーザーへ開発者が提供できるようにする開発ツールが含まれます。また、キャンバはアプリ開発者のキャンバコミュニティへの楽しく革新的な経験の提供を支援するため、５，０００万ドルのキャンバ開発者イノベーション・ファンドを発表しました。
キャンバは、開発者がプラットフォームを築き上げる多数の方法を公開し、キャンバアプリSDK（ソフトウェア開発キット）を一般利用向けに発表しました。さらに、同社は年内に利用可能となるキャンバ・コネクトAPI（REST API）についても発表し、キャンバアプリSDK UIライブラリおよびプレビューされた同社のAPIロードマップを公開しました。
キャンバアプリSDKは、ベータ版であった９カ月間にも１万１，０００人以上の開発者を順番待ちリストに抱えていました。現在ではその順番待ちリストの登録者やアプリ開発の希望者、開発したアプリのキャンバへの統合希望者には、デザインを向上させ生産性を高め、ワークフローの簡易化を目指す国際社会への直接アクセスが可能です。キャンバは現在キャンバ開発者の一員になることを希望する開発者をこちらから募集中です。
その間にキャンバは、クリエイティブかつ革新的なアプリ開発者に投資し、新しい体験をキャンバコミュニティにもたらす支援として、同社では初となるキャンバ開発者イノベーション・ファンドに５，０００万ドルを提供しました。キャンバでの成長促進とアプリの採用加速化を目標に、本ファンドでは助成金および専門的指導という形での支援が提供されます。また、世界市場で過小評価されている開発者等の発展にも取り組まれます。
「キャンバのアプリ作成を効率化させたベータ版提携者等との協働から生まれた勢いについて嬉しく思っています」と、キャンバのエコシステム責任者であるアンワー・ハニーフは話します。「当社のデザインエンジンを大きな開発者コミュニティに公開することで、キャンバでアプリやサービスを多くの人達に瞬時に配信することが可能となります。また、開発者はコミュニティの重要なフィードバックやクリエイティビティも活用でき、コミュニティも目標達成のための新しい方法から利益を得られます。」
キャンバ・コネクトAPI
同社初REST APIであるキャンバ・コネクトAPIは、キャンバを利用するチームのプロセスを簡易化し自動化します。今後すぐに、開発者はどのアプリでもキャンバと接続可能となり、プラットフォーム全体でスムーズにデザインやアセット、コメントなどを同期可能となります。コネクトAPIにより、簡易化されたファイルやデザイン管理が可能となります。プログラムでキャンバフォルダにアセットをアップロードしチームに迅速にデザインさせたり、完成したキャンバデザインをどこからでも確認したり、どのフォーマットでも公開したりできます。開発者の方は今すぐにでも順番待ちリストに登録可能です。年内にベータ版にアクセスする最初の開発者の一人になりましょう。
キャンバアプリSDKとアプリAPI
キャンバは同社のSDKをベータ版から移動し、より多くの開発者やプラットフォームがキャンバアプリを容易に作成できるようにしました。スターターキットにより、開発者は最初のアプリを数分のうちに立ち上げ実行し、キャンバ専用APIで拡張できます。また、開発者はキャンバアプリを通じてコンテンツをフェッチし、追加し、デザインを編集し、ユーザーを認証し、データをエクスポート、公開、提供できるようになりました。
キャンバは開発者コミュニティと９カ月間ベータ版プログラムで協働し、キャンバでデザイン中に創造性を解放させワークフローを効率化させる新しいアプリを作成してきました。このベータ版アプリ作成に使用されたAPIはこの期間中に改善され、「キャンバ・エクステンド」では、同社により次のAPIの一般利用の開始が発表されました。
アセット：メディアをユーザーのメディアライブラリにアセットAPIとともにアップロードすることで、高速で効率的なエクスペリエンスを提供。
データ：データAPIを使用しデータソースにしたりデータのインポートをスムーズに。
デザイン：デザインAPIで、デザインにコンテンツを追加したり、既存のものを見たり編集したり、ユーザーに自分のデザインをエクスポート・公開させ、エンドツーエンドのコンテンツ管理フローを完了したりする新規のデザインツールを作成可能。
フェッチ：HTTPリクエストを第三者サーバーにフェッチとともに送信、外部サービスとの統合やサーバーへのオフロード・タスクなどのタスク用多目的ウェブAPI。
ユーザー：ユーザーAPIとつなげ、アプリのセキュリティを維持し、ユーザーにプラットフォームを通じた認証を可能に。
キャンバのAIアプリ
キャンバ独自のAIを活用したツールと同様、キャンバのAIアプリはクリエイティブ・プロセスを最適化しアイデアの実現を容易化します。新作のキャンバアプリはAIアプリ開発を特定のAI機能の範囲でサポートするように構築されています。AIを活用した既存のキャンバアプリへの反応からさらなる需要も実証されました。例えば、たった９ヶ月間で２億枚以上のユニークな画像が同社の生成AI製品「Text to Image（テキストトゥイメージ）」や「Magic Edit（マジック・エディット）」で生成されました。
キャンバの一連のAIアプリは、最近のAIオーディオアプリの開始によって増加しました。AIオーディオアプリの例としては「Soundraw（サンドロー）」や「D-ID」といった、プレゼンテーションやSNSの投稿、インフォグラフィックス、デジタル版の履歴書などに利用されるAI生成のアバターを作成するものが挙げられます。また、「Murf（マーフ）AI」や「Neiro（ネイロ）AI」、「Play（プレイ）HT」、「vAIisual」からのアプリも今後、複数開始され、キャンバユーザーにさらなる生産性やクリエイティビティの向上が提供されます。
新作と公開予定のキャンバアプリ
「キャンバ・エクステンド」で、同社はさらに、キャンバ上で最近利用可能となったものと今後公開されるものを含めた２０以上のアプリを発表しました。これにはスムーズなファイル管理から「Brandfolder（ブランドフォルダ）」や「Sharepoint（シェアポイント）」に保管されているアセットへのアクセスまで全てが含まれます。 キャンバから 「Issuu（イシュー）」へ直接雑誌を公開する機能も含まれます。
「キャンバで作成されたコンテンツを『Issuu（イシュー）』で変容させ、ホストし、共有する組織や個人の数は過去２年間で４倍増加しました」と、Issuu（イシュー）の最高経営責任者であるJoe Hyrkinは話します。「オーディエンスに届けられる多くのソーシャルチャネルにより、コンテンツの作成とどこにでも共有することの必要性を多くの事業が再認識しています。新しいキャンバの統合は、クリエーターのワークフローを簡易化し、新作のキャンバアプリAPIと開発ツールは２つのプラットフォームにますます頼っている膨大な数の共通の顧客への提供を容易にしています。」
公開中の新作アプリおよび注目アプリを以下に挙げます：
WidenのAcquia（アクイア）…アカウントをスムーズに接続し、自分のブランド・アセットをキャンバに移動。
Bingo Cards（ビンゴ・カード）…言葉のリストを入力したり用意された例の中から選んだりして、ビンゴカードのセットをカスタム生成。
Brandfolder（ブランドフォルダ）…キャンバで使用するBrandfolder（ブランドフォルダ）画像やビデオ・アセットを開き、閲覧し、検索。
Bynder（バインダー）…キャンバデザインで使用するBynder（バインダー）画像やビデオ・アセットを開き、閲覧し、検索。
Code Format（コード・フォーマット）…任意のプログラミング言語からのソースコードの貼り付けで、デザインに使用する専用コードのシンタックスハイライトされた画像を作成。
D-ID AI Presenters（D-ID AIプレゼンター）…D-IDのAI Presenters（プレゼンター）でデザインをより楽しく積極的に。プレゼンターを選択または自分でアップロードし、テキストを追加するとプラグインが一瞬でAIプレゼンターを生成。
DataPocket（データポケット）…主要なeコマースプラットフォームから直接キャンバで製品カタログ画像や価格情報にアクセスし、次回投稿するSNS用画像や広告バナーなどのデザインをサポート。
Dynamic QR Codes（ダイナミックQRコード）…Hovercode（ホバーコード）によるスタイリッシュなQRコードを、キャンバ内でデザインに追加。
Flowcode（フローコード）…Flowcode（フローコード）のカスタムQRコードを入れて、デジタルの作成物や印刷物に関するカスタマーエンゲージメントを実行・計測。
Googleドライブ…アプリの更新後にファイルやアセットにキャンバ内からアクセス、完成したデザインをGoogleドライブに簡単アップロード。
Issuu（イシュー）…既存のIssuu（イシュー）投稿を閲覧、アナリティクスを確認し、今後のデザインを計画、Issuu（イシュー）にデザインを投稿。
Mockups（モックアップ）…無料の製品モックアップ生成プログラムで自分だけのデザインを実現。
Sharepoint（シェアポイント）…Sharepoint（シェアポイント）アカウントをキャンバに接続し、ファイル・システムにアクセス、キャンバデザインにファイルを簡単に追加。
Soundraw（サウンドロー）…自分のキャンバデザイン専用のユニークな曲やビートをSoundraw（サウンドロー）のAIで作成。
キャンバに近日実装予定のアプリを以下に挙げます：
Amazon（アマゾン）アマゾンリストからキャンバデザインに画像を追加、アマゾン・クリエイティブ・アセット・ライブラリに公開する前にアマゾンガイドラインに沿っているか確認。
Bitly（ビットリー）…短いURLやQRコードをキャンバ内で直接作成。
Frontify（フロンティファイ）…Frontify（フロンティファイ）のブランド管理ソフトウェアからキャンバ内で使用する自分のアセットに簡単アクセス、完成時にFrontify（フロンティファイ）にデザインを簡単アップロード。
HeyGen…AIを活用したキャンバ用広報担当者のビデオ作成。
Later.com（レイタードットコム）…キャンバデザインをSNS投稿用にLater（レイター）にエクスポート。
Murf（マーフ）AI…キャンバデザインにボイスオーバーを追加して、数分でビデオからプレゼンテーションに。
Neiro（ネイロ）AI…ハイパー・リアリスティック・デジタル・アバターを使ってキャンバでビデオ作成。
PatternedAI（パターンAI）…キャンバのデザイン用にPatternedAI（パターンAI）を使ってユニークな模様を生成。
PlayHT（プレイHT）…キャンバデザインを、ウルトラ・リアリスティックAIボイスとボイス・クローンで没入型マルチメディア・プレゼンテーションや製品デモ、魅力的なSNSコンテンツに変換。
soona（スーナ）…soona（スーナ）の製品画像とビデオをスムーズにキャンバデザイン・スペースから運び、コンテンツ・ワークフローを拡張。
vAIsualのPeopleMaker（ピープルメイカー）…リアルなカスタム合成人間のモデルをキャンバデザイン用に作成するパワフルツール。
SwayTribe（スウェートライブ）…キャンバ内でインスタグラムのアナリティクスにアクセスする便利で簡単な方法。
VNTANA…VNTANA3D埋め込みツールで、3DモデルをVNTANAプラットフォームからキャンバデザインに直接埋め込み可能。
キャンバについて
２０１３年に始動したキャンバは、世界中の人達にデザイン能力を与えるという理念を体現する無料のオンライン・ビジュアル・コミュニケーションおよびコラボレーションのプラットフォームです。単純なドラッグ＆ドロップのユーザーインタフェースとプレゼンテーションや文書、ウェブサイト、SNSグラフィックス、ポスター、アパレルからビデオまで豊富なテンプレートに加え、フォントやストック写真、イラスト、映像、一部音声などを備えていることを特徴とし、アイデアがある人であれば誰でも美しいものを創造できるようになっています。
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