組織が多様性、公平性、包摂、アクセシビリティを推進し、すべての人に向けて従業員の健康を優先するために証拠に基づいた行動を取ることができるようにする新しい評価制度に、30を超える早期採用組織が登録
ニューヨーク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 国際WELLビルディング協会(IWBI)は本日、WELL公平性評定の開始を発表しました。これは、組織が多様性、公平性、包摂、アクセシビリティの目標に基づいて行動し、企業文化と従業員の健康を向上させるサポートをするために作られた新しい評価です。アバロンベイ・コミュニティーズ、キャンデレル、エンパイア・ステート・リアルティ・トラスト、JLL、オーバーバリー、ショー・インダストリーズ、ニューヨーク州立大学(SUNY)環境科学森林学部などの30を超える主要な組織がすでにこの評価に登録し、すべての人が成功の平等な機会を持つ環境を作り出すための取組みを実証しています。
WELL公平性評定は証拠に基づいたロードマップを提供し、社会の主流から取り残されて十分なサービスを受けていない人々のニーズに組織がより良く対応し、公平で人々を第一に考えた場所を作り出すための行動志向のアプローチを取れるようにします。評定には、ユーザー体験とフィードバック、責任ある雇用と労働慣行、医療給付とサービス、支援プログラムとスペース、コミュニティーの関与の6つの行動分野にわたる40個以上の項目が含まれています。この評定により、健康と福祉を推進し、多様性・公平性・包摂(DEI)とアクセシビリティを称え、従来社会の主流から取り残されたり、十分なサービスを受けてこなかったりした人々の格差に対処しながら感受性を促進するための組織の行動が検証されます。
IWBIのレイチェル・ホジドン会長兼最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「世界中の組織が、公平な機会を与えるとともに、誰もが歓迎され、目に映り、声が届いていると感じられるようにする上で、場所が果たすことができる力強い役割を受け入れています。多くの組織がDEIの実現を約束していますが、それを起動させるためのロードマップがある組織は極めて少数です。WELL公平性評定は、企業文化を改善および強化し、DEI目標を前進させ、十分にサービスを受けていない人々の格差に対処する証拠に基づいた戦略と行動により、組織が約束を果たせるようにする変革的な新しいサービスです。」
IWBIは2年間にわたって健康公平性アドバイザリーと協力し、26カ国から参加する200人以上の専門家アドバイザーから学んできました。40人を超える共同議長からなる権威あるグループがこのアドバイザリーを率い、健康の公平性、DEI、コミュニティーの構築および帰属、アクセシブル・デザインに関する膨大な知識と専門知識を提供しました。開発プロセスには、評定により優先される対象集団を代表する、実体験を持つ他の人々からのフィードバックや意見提供も含まれました。これには、BIPOC(黒人、先住民、その他の有色人種)、移民第一世代、LGBTQ+の人々、主介護者、身体障がい者やニューロダイバージェントの人々が含まれます。
IWBIの公平性・エンゲージメント・イベント担当エグゼクティブ・バイスプレジデントのキンバリー・ルイスは、次のように述べています。「公平性と健康は、密接に関連しています。この評定の狙いは、公平な機会を実行可能にし、誰もがアクセスできるより健康的な場所を設計するとともに、世界的な健康と帰属の文化の約束を果たすことです。なぜなら、ご存じのとおり公平性は、より健康かつ強固で、成功する組織の基盤そのものだからです。」
多様で包摂的な職場にいる従業員は、革新を生み出し、仕事を楽しみ、より努力をし、最終的には雇用主の下に長くとどまる可能性が高いことが、複数の調査により示されています。多様な組織はまた、同業他社よりも生産性が1.32倍高く、収益性が21パーセント高いことも明らかになっています。WELL公平性評定は組織に具体的な道筋を提供して、組織がDEIの取組みを遂行し、職場の設計や管理、運営のされ方を変革して、誰もが成功し、本当の自分でいられる環境を作り出すサポートをします。
導入と同時に、さまざまなセクターを代表する30以上の組織がリーダーシップを発揮して、すでにWELL公平性評定に登録し、1000カ所以上で実行しています。
これらの組織には、以下が含まれます。
- AHAコンサルティング・エンジニアーズ
- アバロンベイ・コミュニティーズ
- ビューロ・ハッポルド
- キャンデレル
- チャイナケム・エージェンシーズ・リミテッド
- デロス
- ECOS
- エンパイア・ステート・リアルティ・トラスト
- エプステン・グループ
- フル・サークル・デザイン・サービシーズ
- アイバンホー・ケンブリッジ
- JLL
- ランドセック
- Mモーザー・アソシエイツ
- メナルコ・デベロップメント・コーポレーション
- NEO
- ネオバリュー
- オーバーバリー
- レジリエント・ビルディングス・グループ
- ショー・インダストリーズ・グループ
- シャーマン・アンド・スターリング
- シンプソン・コルター・スタジオ
- SUNY環境科学・森林学部
- サステナブル・インベストメント・グループ(SIG) - グリーン・ビルディング・ホールディングス
- ザ・グリーン・エンジニア
- トゥオルミ郡
- ヴェリス・レジデンシャル
- ヴォンエルフ
公平性は、WELLビルディング・スタンダードの中核的な考え方です。WELL公平性評定の項目の多くが既存のWELL戦略に基づいており、それぞれが、1つ以上の対象集団に対してより公平な成果をもたらすことを証明する研究によって裏付けられています。健康公平性アドバイザリーおよびWELLコンセプト・アドバイザリーの支援を得て、IWBIは、新サービスを強化する新しいベータ版の機能およびパーツも開発しました。この新しい認定は、WELL健康・安全評定とWELLパフォーマンス評定を含むIWBIサービスのスイートに加わります。各評定は、独立した認定や、場所に基づくWELL認証または組織のWELLスコアに向けたマイルストーンとして取得することができます。
IWBIのディレクター兼コミュニティー・コンセプト・リードであり、本評定の主任アーキテクトを務めたアンジェリータ・スコット博士は、次のように述べています。「説明責任と行動を推進することにより、WELL公平性評定は、組織がDEIの約束を実現し、その価値観を実践し、持続的な変化を達成するサポートをする重要なツールとして機能します。当組織は、この努力を支援してくださった、さまざまな経歴、専門知識、実際の経験を持つ世界中のアドバイザーとステークホルダーの全員に深く感謝しています。これらの人々のビジョン、インプット、献身のおかげで、私たちは、これまで排除されてきた声を高め、ESG実績を改善し、組織の成果を向上させる、第三者によって検証されたソリューションを開発することができました。」
9月には、厳格なスタンダード策定基準を通じてWELLの整合性を支持することを担うリーダーシップ組織であるIWBIのガバナンス評議会が、全会一致でWELL公平性評定を承認しました。ガバナンス評議会は、名高い世界的なソートリーダー、医師、公衆衛生の専門家、企業の幹部で構成され、第17代米国公衆衛生局長官であるリチャード・カーモナ博士、国際インテリア・デザイン協会(IIDA)の会長兼最高経営責任者(CEO)のシェリル・ダースト氏、国際グリーン・ファイナンス研究所所長のヤオ・ワン博士、ジャスト・キャピタルの最高戦略責任者であるアリソン・オーメンズ氏、S&PグローバルのESGおよび資本市場戦略グローバル責任者のモナ・ナクビ氏、より健康なアメリカのためのパートナーシップの会長兼CEOのナンシー・ローマン氏が含まれます。
WELL公平性評定に関する一部の早期採用者の意見をご紹介します。
SUNY環境科学・森林学部のジョアニー・マホーニー学部長は、次のように述べています。「私たちはキャンパスの健康とウェルビーイングを向上させ、公平なアクセスを提供しようと努力しており、ESFのWELL公平性評定への取組みは、断固とした『イエス』でした。この評定は、従来十分に代表されずにきた人々を認め、包摂性を促進すると同時に、このキャンパスを活気と成功で満たす多様性を称える上で私たちの指針となります。この評定を策定し、人々を第一に考える道を開き続けるIWBIの努力とガイダンスに感謝します。」
ショー・インダストリーズの世界持続可能性および革新担当バイスプレジデントのケリー・バリュー氏は、次のように述べています。「ショーでは、より良い未来とより良い世界を築くことに努めています。それは、私たちが集団で、すべての人々と地球の健康、ウェルビーイング、成功を重視し、それに投資する世界です。そして、次の世代のための安全で保護された未来です。WELL公平性評定は、この取組みと一致しており、私たちの努力に外部からの確証をもたらすものです。」
アイバンホー・ケンブリッジの社会的インパクトおよび包摂・持続可能投資責任者であるスニタ・マハント氏は、次のように述べています。「アイバンホー・ケンブリッジは、WELL公平性評定の早期採用組織の1つであることを誇りに思います。責任ある不動産リーダーとして、当社は投資家と雇用主の両方のレンズを通して自らの空間を見ています。当社の参加は、包摂的な空間の構築に対する私たちの取組みを強固なものにします。私たちは、人々が当社の建物に足を踏み入れる時に、帰属意識を感じることを願っています。これは、当社の従業員から始まります。そのために、当社ではモントリオールの本社で参加を開始しています。」
NEOのレイモンド・ルフィーノCEOは、次のように述べています。「多様性・公平性・包摂(DE&I)は、私たちのコミュニティーの最も貴重なメンバーの一部である、十分にサービスを受けておらず、代表されていない人々のニーズと優先事項に光を当てます。私たちはまだDE&Iのプロセスを始めたばかりですが、組織と空間がすべての人にとって安全で、敬意のある快適なものであることを確実にするために、WELL公平性評定が提供するロードマップを歓迎します。この評定の早期採用組織となることをうれしく思い、他の多くの企業がこのプロセスに加わることを願っています。」
グリーン・ビルディング・ホールディングス人材責任者のベカ・ランド氏は、次のように述べています。「グリーン・ビルディング・ホールディングス(GBH)は、SIG、BlueO、GBES、Aetosの4つの事業部門と共に、会社全体でのDEIの取組みを継続的に評価しています。WELL公平性評定を採用し、継続的な向上に向けて当社を称え、測定し、評価することに大きな期待を感じています。包摂的な文化を有し、当社とより大きな業界のために模範を示して先導することは、私たちの目標です。」
AHAエンジニアーズのエネルギー・持続可能性・コミッショニング担当ディレクターのアダム・ジェニングス氏は、次のように述べています。「WELL公平性プログラムは、従業員と将来の従業員に向けたAHAの取組みを特徴付け、検証するための実証された戦略を提供します。その効果は、当社の業務や、お客さまとコミュニティーに提供するサービスを通じ、AHAをはるかに越えて広がっています。」
国際WELLビルディング協会について
国際WELLビルディング協会(IWBI)は公益法人であり、世界の健康文化を前進させるために人々を第一に考えた空間を展開することに焦点を当てた世界有数の組織です。IWBIは、WELLビルディング・スタンダード(WELL)やWELL評定の管理、WELL AP資格の管理、適用可能な研究の遂行、教育資源の開発、あらゆる場所で健康とウェルネスを促進する政策の提唱を通じて、そのコミュニティーを動かしています。WELLの詳細情報は、こちらをご覧ください。
International WELL Building Institute pbcはDelos Living LLCの完全所有子会社です。International WELL Building Institute、IWBI、WELL Building Standard、WELL v2、WELL Certified、WELL AP、WELL Portfolio、WELL Score、The WELL Conference、We Are WELL、WELL Community Standard、WELL Health-Safety Rating、WELL Health-Safety Rated、WELL Equity、WELL Performance Rated、WELL Performance Rating、Works with WELL、WELLなどとその関連ロゴは、米国およびその他の国々におけるInternational WELL Building Instituteの商標または認証マークです。
編集者への注記:
健康の公平性とは
私たちのビジョンは、ロバート・ウッド・ジョンソン財団による「誰もが可能な限り健康になるために公平で公正な機会を持つこと」という健康の公平性の定義と一致しています。すべての人に同じものを与えることを必要とする平等とは異なり、公平性は、「各個人がさまざまな状況にあることを認識し、平等な結果に到達するために必要なリソースと機会を正確に割り当てる」ものです。
私たちは、健康とは単に疾病がないことではなく、人が成功する能力と深く結びついていると信じて、積極的かつ予防的な健康要因を支持しています。私たちは、人々が心、体、精神の最適な生き方がもたらすこの「バランスの状態」から恩恵を受け、「目的、人々、コミュニティーとつながっている満足」を感じることを認識しています。
この使命を果たすことは、多くの健康の格差が、職場の設計、管理、維持のされ方を含む体系的条件および社会的決定要因に根ざしており、それらがサービスを十分に受けていない特定の人々に大きな健康面の負担を課していると認めることを意味します。RWJFの定義は、健康への公正なアクセスを主要な成果として設定しており、多様性と包摂はその目標を達成する方法です。
原文はbusinesswire.comでご覧ください:https://www.businesswire.com/news/home/20221130005749/en/
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