レノボが新たな記録的な年を達成 - 売上高は700億米ドルの節目を超え、純利益は20億米ドルに到達
香港--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- レノボ・グループ(HKSE:992)(ADR:LNVGY)は本日、当グループが記録的な通期業績を達成し、利益と売上高の両方で過去最高を記録したと発表しました。年間純利益は前年比72%増で20億米ドルのラインに達し、売上高は2年連続で100億米ドル増加して710億米ドルを超えました。すべての主要な事業グループが通期で利益を上げ、モバイル、インフラストラクチャー、ソリューション&サービス事業で力強い成長の勢いが見られました。
レノボは、業界全体の供給不足やパンデミックによる混乱、地政学的な不確実性、高インフレに対応して記録的な1年を達成し、マクロ環境の課題を首尾よく克服して、敏捷性と強靭性の両方を実証しました。
デジタルおよびインテリジェント変革の傾向が引き続き加速し、当グループに力強い成長の機会がもたらされています。現在、企業の50%以上が企業戦略の一環としてデジタル化を進めており、これは2年前の3分の1をわずかに超える割合から増加しています。ハイブリッドの勤務モデルは長期的な変化であり、スマートデバイスやデータセンター・インフラストラクチャーだけでなく、スマート協業、スマートホーム、スマートオフィスといったシナリオ主導型ソリューションに関しても強い需要を推進し続けるでしょう。
レノボは、持続可能な収益性の高い成長を推進するために、引き続き競争力を強化しました。2021/2022年度から3年以内に研究開発投資を倍増するために、すでに大幅な進歩を遂げており、前年比43%増の20億米ドルを投資しました。当社はまた、ESGの目標と取組みの実現を継続します。明確な戦略の活用と、グローバル-ローカル・モデルの独自の競争優位性による競争、革新と効率の適切なバランスにより、あらゆる課題を克服して機会を捉えることができると、当社は確信しています。
レノボの取締役会は、2022年3月31日終了年度に対して、1株当たり3.8米セント(30.0香港セント)の最終配当を決定しました。
財務ハイライト:
| 21/22年度 (100万米ドル) | 20/21年度 (100万米ドル) | 変化率
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| 21/22年度第4四半期 (100万米ドル) | 20/21年度第4四半期 (100万米ドル) | 変化率
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グループ売上高 | 71,618 | 60,742 | 18% | 16,694 | 15,630 | 7% | |
税引き前利益 | 2,768 | 1,774 | 56% | 520 | 380 | 37% | |
純利益(株主帰属利益) | 2,030 | 1,178 | 72% | 412 | 260 | 58% | |
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基本1株当たり利益(米セント) | 17.45 | 9.54 | 7.91 | 3.52 | 2.19 | 1.33 |
楊元慶会長兼最高経営責任者(CEO)の発言:
レノボの楊元慶会長兼最高経営責任者(CEO)は次のように述べています。「昨年は世界にとって困難な1年だったにもかかわらず、世界的なデジタルおよびインテリジェント変革の加速と共に、レノボは利益と売上高に関して記録的な年を達成しました。現在、当社のすべての主要事業が通期で利益を上げており、新しい成長の原動力であるSSG、ISG、モバイルは、力強い勢いを示しています。私たちはこの絶好の機会を捉え、研究開発投資を倍増させ、サービス主導の変革を推進し、ESG目標を実現し、柔軟性と強靭性を維持して、会社全体を新たな高みへと引き上げます。」
ソリューション&サービス・グループ(SSG):力強い成長と高い利益率を実現し、グループの全体的な収益性の向上を牽引
機会:
1兆ドル規模のITサービス市場は、拡大を続けています。ハイブリッドの勤務モデルにより、デジタル・ワークプレイス・サービスの需要は、2025年までに930億米ドルに達すると予想されています。同様に、調査によると、CIOの90%以上がサービス型製品の採用を検討することに意欲的です。
2021/22年度業績:
- 昨年、SSGは高い収益性と高成長を実現し、売上高は前年比約30%増で過去最高の54億米ドルに達しました。営業利益率は22%でした。
- すべてのセグメントを通じて力強い2桁の成長が見られ、特にマネージド・サービスでは、TruScale as-a-service事業の力強い成長により、売上高が前年比で60%以上増加しました。プロジェクトおよびソリューション・サービスでは、垂直ソリューションが前年の2倍以上に増え、売上高が前年比で28%の伸びを示しました。
- マネージド・サービスとプロジェクトおよびソリューション・サービスの売上高は現在、SSG事業のほぼ半分を占めています。
持続可能な成長:
- SSGは、製造、小売、ヘルスケア、教育、スマートシティの主要業界において垂直ソリューション能力をさらに深く推進することに特に焦点を当て、ソフトウエア・ツール、プラットフォーム、レノボ独自のIPを使用した再現性の高い垂直ソリューションへの投資を継続しました。
- TruScale as-a-serviceは、より広範なデジタル・ワークプレイス・ソリューションを含むように拡大を続け、当社はハイブリッド・クラウド・ソリューションを開発しました。
- メタバース・ソリューションのさらなる探求が、引き続き焦点となっています。
インフラストラクチャー・ソリューション・グループ(ISG):収益性が高く、記録的な売上高を達成
機会:
ISGは、引き続きICTインフラストラクチャーのアップグレードの恩恵を受けており、同分野ではデータセンター市場だけで2025年までに1830億米ドルの規模に達すると見込まれ、エッジ・インフラストラクチャーは、410億米ドルを超え、ハイブリッド・クラウド市場は1200億米ドルを超えると予想されます。データ作成は2025年までに倍増すると予想され、データ処理とストレージの機会は増大を続けます。
2021/22年度業績:
- ISGは重要な節目に到達し、通期で黒字となり、前年比13%以上増の70億米ドルの記録的な売上高を達成しました。
- ストレージ、ソフトウエア、サービス、HPCなどの高価値事業のすべての部分が、個別の売上高記録を打ち立てました。
持続可能な成長:
- ISGは、クラウドサービス・プロバイダー(CSP)とエンタープライズ/中小企業(SMB)の両方のセグメントをカバーするフルスタック能力を強化することにより、市場を上回る成長を続けました。
- 社内の設計および製造能力への投資は今後も継続され、同時にエッジサービスやクラウドサービスなどの急成長分野に拡大していきます。
- ISGは、ネプチューン液体冷却システムのようなグリーン・テクノロジーで、さらに差別化されています。
インテリジェント・デバイス・グループ(IDG):記録的な売上高を達成し、収益性が増加
機会:
スマートデバイス市場は、ハイブリッド勤務のニューノーマルの恩恵を受け続けています。消費者向けPCの需要は短期的に減速する可能性がある一方で、商業的需要は堅調を維持しています。IoTエンドポイントの出荷は、2025年に23億米ドルに達すると予想され、スマート協業市場は2025年までに800億米ドルを超えると予想されています。
2021/22年度業績:
- 売上高は前年比18%増で初めて600億米ドルを超え、収益性は前年比でほぼ10億米ドル向上しました。
- すべてのプレミアム・セグメントが前年比30%以上の売上高の伸びを達成する中、PCが第1位の地位を維持しました。
- スマートフォンの売上高の成長は、市場を30ポイント上回り、営業利益は倍増して3億6000万米ドルを上回りました。これは、モトローラ・モビリティの買収以来の記録です。
- PCを超えた拡大が継続し、現在、IDGの売上高の18%以上が、その他のスマートデバイス、組み込みコンピューティング/IoT、シナリオベースのソリューションから生じています。
持続可能な成長:
- レノボは、特にプレミアム・セグメントにおける革新に投資する戦略を継続し、業界をリードする収益性を維持しながら、PCの主要な地位を拡大しています。
- スマートフォン、タブレット、組み込みコンピューティング/IoT、スマート協業やスマートホーム、スマートオフィスなどのシナリオベースのソリューションのさらなる拡大が、引き続き新しい成長の原動力をもたらしています。
第4四半期の業績
第4四半期には、中国でのCOVID-19感染拡大による供給と生産の混乱にもかかわらず、レノボは依然として好調な業績と共に、年の最後の四半期を締めくくりました。第4四半期の純利益は、前年同期比で50%以上の向上を達成し、3つの事業グループすべてが当社の収益性の高い成長に貢献して、売上高は前年同期比で約7%増の167億米ドルに達しました。SSGの売上高は前年同期比で28%増加し、営業利益率は1ポイント以上向上しました。ISGは、2四半期連続して収益性を維持しました。IDGは18四半期連続で、営業利益率を前年同期比で向上させました。
業務のハイライトと未来への投資
研究開発投資 - レノボは最近、研究開発投資を倍増させる取組みの一環として、世界中で、今後3年間で1万2000人の研究開発専門家を雇用するなど、今後1年間に向けた大胆なビジョンを策定しました。昨年、研究開発投資は前年比で43%増加し、20億米ドルを超える史上最高額に達しました。研究開発の人員は前年比で48%増加して1万5000人を超え、現在、従業員の5人に1人が研究開発に携わっています。投資は、ニューITアーキテクチャー、すなわちクライアント-エッジ-クラウド-ネットワーク-インテリジェンスに焦点を当てており、短期、中期、長期の資本回収を最適化するようにバランスが取られています。
ESGへの取組み – レノボは2020年の排出量削減目標を予定より1年早く達成した後、2050年までにネットゼロを達成するというビジョンに力を注いでおり、科学的根拠に基づく目標イニシアチブと協力して、このビジョンをサポートする目標を確立しています。レノボは2008年以来、気候変動緩和、循環経済、持続可能な原料に関する取組みと目標の要点を示すなど、持続可能性のテーマについて報告を行っています。ネットゼロのビジョンに加えて、レノボは慈善プログラムとパートナーシップを通じて2025年までに1500万人の生活にプラスの影響をもたらすことを約束しています。当社の慈善部門であるレノボ財団は、十分に代表されていないコミュニティーにテクノロジーとSTEM教育へのアクセスを提供することにより、すべての人によりスマートな技術を提供しています。
レノボについて
レノボ(HKSE:992)(ADR:LNVGY)は、フォーチュン・グローバル500社の中で159位にランクされる売上高700億米ドルの世界的な大手テクノロジー企業であり、世界で7万5000人を雇用し、180市場で日々、何百万人ものお客さまにサービスを提供しています。すべての人によりスマートな技術を提供するという大胆なビジョンに焦点を合わせ、レノボはインフラストラクチャー、モバイル、ソリューション、サービスの新しい成長分野へと拡大することにより、世界をリードするPCの有力企業としての成功を築いてきました。この変革は、レノボの世界を変える革新と共に、すべての人のためにあらゆる場所で、より包摂的で信頼できる持続可能なデジタル社会を構築しています。詳細は、https://www.lenovo.comをご覧ください。また、ストーリーハブで最新のニュースをご覧ください。
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レノボ・グループ 財務概要 2022年3月31日締め四半期および通期 (単位:100万米ドル、1株当たりデータを除く) | ||||||||
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| 21/22年度第4四半期 | 20/21年度第4四半期 |
前年同期比変化率 |
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21/22年度 |
20/21年度 |
前年比変化率 |
売上高 |
| 16,694 | 15,630 | 7% |
| 71,618 | 60,742 | 18% |
粗利益 |
| 2,864 | 2,688 | 7% |
| 12,049 | 9,768 | 23% |
粗利益率 |
| 17.2% | 17.2% | 0 pts |
| 16.8% | 16.1% | 0.7 pts |
営業費用 |
| (2,275) | (2,209) | 3% |
| (8,968) | (7,588) | 18% |
研究開発費 |
| (576) | (417) | 38% |
| (2,073) | (1,454) | 43% |
(営業費用に含まれる) |
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売上高費用比率 |
| 13.6% | 14.1% | (0.5) pts |
| 12.5% | 12.5% | 0 pts |
営業利益 |
| 589 | 479 | 23% |
| 3,081 | 2,180 | 41% |
その他の営業外利益/(費用) - 純額 |
| (69) | (99) | (30%) |
| (313) | (406) | (23%) |
税引き前利益 |
| 520 | 380 | 37% |
| 2,768 | 1,774 | 56% |
税金 |
| (99) | (95) | 4% |
| (623) | (461) | 35% |
当期間/年度の利益 |
| 421 | 285 | 48% |
| 2,145 | 1,313 | 63% |
非支配持ち分 |
| (9) | (25) | (63%) |
| (115) | (135) | (14%) |
株主帰属利益 |
| 412 | 260 | 58% |
| 2,030 | 1,178 | 72% |
1株当たり利益(米セント) |
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基本 | 3.52 | 2.19 | 1.33 |
| 17.45 | 9.54 | 7.91 | |
希薄化後 | 3.20 | 1.94 | 1.26 |
| 15.77 | 8.91 | 6.86 |
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