- ヴォパック・モーダ・ヒューストン・ターミナルはヒューストン港内で10年以上ぶりに新規開発されたターミナル
- 米国メキシコ湾岸随一の水素・低炭素アンモニア・ターミナリング・ハブへ
- ヒューストン港内で唯一の大水深能力を備えた水上アンモニア・ターミナル
- パイプラインを介してヒューストンの石油化学コンビナートに直結する最先端ターミナル
ヒューストン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ヴォパック・モーダ・ヒューストンは本日、ヒューストン港内の当社のマリンターミナルが本格稼動を開始したと発表しました。2016年に設立されたヴォパック・モーダ・ヒューストンは、ロイヤル・ヴォパックとモーダ・ミッドストリームのジョイントベンチャーです。ヒューストンの石油精製・石油化学産業集積地内で複数のアンモニア・水素・窒素パイプラインに近接という戦略的な立地条件にあるヴォパック・モーダ・ヒューストンは、ヒューストン港内で10年以上ぶりに新規開発されたターミナルです。大型ガス運搬船(VLGC)にも小型の船舶やバージにも対応できるよう設計されたヴォパック・モーダ・ヒューストンは、ヒューストン港内で唯一の大水深能力を備えた水上アンモニア・ターミナルです。このターミナルは、追加の停泊場所の許可をすでに保持しています。ヴォパック・モーダ・ヒューストンは、パイプラインを介して米国最大かつ世界第2位の規模を誇る石油化学コンビナートであるヒューストン港の石油化学コンビナートに直結しています。
モーダ・ミッドストリームの最高経営責任者(CEO)で創業者のジョナサン・Z・アッカーマンは、次のように述べています。「このたび当社のパートナーであるロイヤル・ヴォパック、当社のお客さま、およびその他の関係者と共にヴォパック・モーダ・ヒューストン・ターミナルを本稼動させることをうれしく思います。今日の世界において、サプライチェーンはレジリエンスと持続可能性を備えていなければなりません。現在および将来のお客さまのためにアンモニアや他の圧力調整ガスを安全に信頼できる形で輸送する能力を持つヴォパック・モーダ・ヒューストンは、新しいエネルギー移行サプライチェーンにおけるきわめて重要なリンクです。当社では、グリーンアンモニア、ブルーアンモニア、水素の貯蔵・取り扱いや低炭素燃料補給を含め、低炭素製品のための物流ソリューションを提供すべく、複数のお客さまと鋭意協議を進めているところです。設立以来、チームメンバーの強い意志、勤勉さ、チーム間の協力に支えられているヴォパック・モーダ・ヒューストンは、米国メキシコ湾岸随一の低炭素アンモニア・水素・ターミナリング・ハブを目指す上で有利な立場にあります。」
ヴォパック・アメリカズのプレジデントのクリス・ロブリーは、次のように述べています。「今回のモーダとの協力関係が成功してうれしく思います。本件はアンモニアなどの製品のための新しいインフラストラクチャー・ソリューションを開発するというヴォパックの戦略に非常によく合致しています。メインの産業用分野で専門性と存在感を確立してきた当社は、未来のエネルギーと原料のための新しいサプライチェーンの構築に積極的に貢献する上でふさわしいものを持っています。」
アンモニアは現在すでに、化学製品製造に不可欠な要素を提供することで、また栽培作物の栄養となる肥料として、私たちの社会において重要な役割を担っています。またアンモニアは、低炭素水素の貯蔵と輸送に適したエネルギー・キャリアとしても使用されていくことから、将来いっそう重要性が高まると見込まれています。加えて、電池、発電、船舶燃料補給における用途も増えてきています。
ヴォパック・モーダ・ヒューストンは、主要鉄道全3社が運行する貨物列車用鉄道引き込み線も稼動させる予定です。すでに世界規模のエネルギー企業のための圧力調整ガスの貯蔵・取り扱いに利用する鉄道インフラストラクチャーの建設を完了しています。
ヴォパック・モーダ・ヒューストン・ターミナル:主なデータ
- 最新の安全技術を取り入れた完全自動化ターミナル
- 最先端の海上荷降ろし・積み込みアームを導入した新築造の大水深ドック
- 現行タンク:1万5000メートルトンのアンモニア冷蔵貯蔵用タンク x 2基
- 現行の容量:計3万メートルトン
- 圧力調整横置き円筒形タンク:5基
- 横置き円筒形タンクの総容量:1万4285バレル
ロイヤル・ヴォパックについて
ロイヤル・ヴォパックは、世界有数の独立系タンク貯蔵企業です。当社は重要な製品を細心の注意をもって貯蔵します。400年以上に及ぶ歴史を持ち、持続可能性に注力してきた当社は、顧客のためにバルク液体製品・ガスが安全かつクリーンに効率的に貯蔵され取り扱われるようにしています。そのようにして、化学物質、オイル、ガス、LNG、バイオ燃料、植物油など、私たちの経済と日々の暮らしにとって重要な製品の輸送を可能にします。当社は、デジタル化とイノベーションに投資しながら、変動する世界のエネルギー・システムや原料システムのための重要なインフラストラクチャー・ソリューションを開発することを使命としています。ヴォパックはユーロネクスト・アムステルダムに上場しており、オランダのロッテルダムに本社を置いています。詳細情報については、vopak.comをご覧ください。
モーダ・ミッドストリームについて
モーダ・ミッドストリームは、私たちの経済および暮らしに不可欠な液体製品の貯蔵・取り扱いのための高度な洗練されたインフラストラクチャーを開発しています。モーダは、顧客が効率性を向上させてサプライチェーンの信頼性を守ることができるよう支援します。モーダの使命は、安全で信頼できる持続可能なソリューションを提供することで皆さまに選ばれる物流・ターミナル業務プロバイダーになることです。モーダは、エンキャップ・フラットロック・ミッドストリームの支援を受けています。2021年10月にモーダは、モーダ・イングルサイド・エナジー・センター(MIEC)のエンブリッジへの売却を完了しました。MIECは現在、エンブリッジ・イングルサイド・エナジー・センターとして米国最大の原油輸出ターミナルとなっています。www.modamidstream.comをご覧ください。
エンキャップ・フラットロック・ミッドストリームについて
エンキャップ・フラットロック・ミッドストリームは、北米各地のミッドストリーム・インフラストラクチャー案件を中心に、実績のある経営チームに付加価値成長資金を提供しています。当社は2008年にエンキャップ・インベストメンツとフラットロック・エナジー・アドバイザーズの提携によって設立されました。サンアントニオを本拠としオクラホマシティとヒューストンに事務所を置く当社は、幅広い一流機関投資家からの計90億ドル近くの投資案件を管理しています。エンキャップ・フラットロック・ミッドストリームは現在、32億5000万ドル規模のEFMファンドIVの新しい経営チームに関与しています。詳細情報については、www.efmidstream.comをご覧ください。
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