シンガポール--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- アイスクエアドキャピタルは、ISQグローバル・インフラストラクチャー・ファンドIIIおよびISQグロース・マーケッツ・インフラストラクチャー・ファンドを介して、AG&Pシティガスの3億米ドルの増資の第1トランシェとして約2億米ドルを出資しました。AG&Pシティガスは、インドでAG&Pプラタムというブランド名で、イタリアとほぼ同じ面積の28万平方キロメートルにわたり12の都市ガス供給網(コンセッション事業)を展開するシンガポールの企業です。AG&Pシティガスは、以前はシンガポールの川下LNG事業者のアトランティック・ガルフ・アンド・パシフィック・グループ(AG&P)が完全所有していました。
AG&Pシティガスは、12のコンセッション事業で、自動車用の圧縮天然ガス(CNG)ステーション、家庭への天然ガス供給、産業・商業顧客向け液化天然ガス(LNG)供給の開発と運営を行っています。都市ガス・プロジェクトの利点は、指定された地域での販売独占権を8~10年間、関連インフラの建設独占権を25年間得られることです。
アイスクエアドキャピタルのマネジング・パートナーのゴータム・バンダリは、次のように述べています。「アイスクエアドキャピタルはAG&Pと共に、インドの都市ガス部門に早期から投資してきた国外機関投資家の1つであり、2030年までに1次エネルギーミックスに天然ガスを15%組み込むというインドの目標達成に向けて取り組んでいます。当社はこの供給網を構築するため設備投資として最大13億ドルを投入する予定です。天然ガスは、最もクリーンな炭化水素の1つであり、温室効果ガス排出量を削減するためのエネルギー移行において重要な役割を担っています。これらのコンセッション事業では、今後25年間で、ディーゼル、ガソリン、液化石油ガス、石炭、重油などの燃料を代替することにより、二酸化炭素を最大3700万トン削減できる可能性があります。また、調理で天然ガスを使用することで、インドで肺疾患の主な原因となっている室内の汚染も軽減されます。」
AG&Pグループのジョセフ・シゲルマン会長兼最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「AG&Pは、アイスクエアドキャピタルと提携して、AG&Pシティガスがインドで開発している極めて重要なガス網の展開を促進できることを光栄に思っています。今後数年間で、AG&Pシティガスのネットワークは成長を続け、インドの中産階級の規模が拡大して購買力が増す中で、何百万人ものお客さまの家庭にクリーンで手頃な価格の安全な燃料を提供していきます。同時にAG&Pシティガスは、1500カ所のCNGステーションを建設し、自動車、タクシー、バスが円滑にエネルギー移行を進めてクリーンな燃料で走行できるようにします。AG&Pシティガスは、概ね初めて、現地の小規模・大規模企業がよりクリーンでより安価な天然ガスを使用する機会を提供します。これは、インド政府が意欲的に推進しているアトマニルバール(自立)インド計画にとって大きな競争上の利点となります。アイスクエアドキャピタルはこの分野で豊富な経験を有し、強固な経営管理体制を確立しており、当社にとって素晴らしいパートナーです。」
シンガポールで勤務するアイスクエアドキャピタルのパートナーのハルシュ・アグラワルは、次のように述べています。「今回の取引は、アイスクエアドキャピタルがTHINKガス・プラットフォームを通してインドで都市ガス・インフラを開発してきた経験に基づくものです。これらのコンセッション事業は、ジョードプル、カンチプラム(チェンナイ南部を含む)、マイソール、ティルヴァナンタプラム(別名トリバンドラム)など、インドで最も急成長している都市の一部を対象としています。AG&PシティガスとTHINKガスは地理的に補完関係にあり、別々の経営陣による独立した会社として運営されます。この2社はインド最大級の民間都市ガス・ポートフォリオを構成し、18のコンセッション事業で9つの州にわたり約8500万人にサービスを提供しています。AG&Pシティガスの設備投資は13億ドル以上が予定されています。アイスクエアドキャピタルは、この4年間でTHINKガス・プラットフォームを迅速に開発して成功させた時と同じグローバルなベストプラクティスとスマートな技術を採用する予定です。」
AG&Pシティガスのマネジングディレクターのアブヒルシュ・グプタ氏は、次のように述べています。「私たちはAG&Pシティガスがインドにとって非常に重要な役割を果たしていると考えています。天然ガスに移行することで汚染を軽減し、子供たちを含むすべての人々のために健康的な環境を育むとともに、雇用を創出して、成長する製造基盤を支えることになります。やるべきことはたくさんあります。この任務においてアイスクエアドキャピタルのチームと協力することを楽しみにしています。」
アイスクエアドキャピタルについて:アイスクエアドキャピタルは、世界的な独立系インフラ投資運用会社として、北米、欧州、中南米、アジアの公益事業、デジタルインフラ、運輸、エネルギー、社会インフラに重点を置いています。当社は、マイアミに本社を置き、香港、ロンドン、ニューデリー、シンガポールにオフィスを構えています。
AG&Pグループについて:アトランティック・ガルフ・アンド・パシフィック(AG&P)は、LNGの輸入・再ガス化施設と川下都市ガス網の開発を行っています。AG&Pは、LNGや他のインフラに関するエンジニアリングとプロジェクト管理サービスも提供しています。AG&Pは、大阪ガス、JBIC(国際協力銀行)、クウェートの上場ファンドであるAsiyaおよびその経営陣が一部出資しています。
AG&Pシティガスについて:AG&Pプラタムのブランドで運営するAG&Pシティガスは、インド最大級の民間都市ガス供給(CGD)会社です。インドのラジャスタン州、アンドラプラデシュ州、タミルナドゥ州、カルナタカ州、ケララ州の12のコンセッション事業でCGD網を展開しています。
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