東南アジア物流パイオニアのZeekが、市場の逆境にもかかわらず1000万米ドルの資金を調達

配送エコシステムの変革が進行

香港--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- 東南アジアに集中した物流テクノロジー・スタートアップのZeekは本日、プレシリーズA資金調達で地域の戦略的投資家や投資ファンドから約1000万米ドルを確保したと発表しました。この新たな資金調達を、Zeekは東南アジア市場でのさらなる拡大や、物流管理技術とデータ分析アプリケーションの強化・改良に用います。今回の資金調達ラウンドで、Zeekのこれまでの資金調達総額は約1500万米ドルとなります。出資者は、順豊控股（SZSE：002352）、華懋集団（チャイナケム・グループ）、フィリピンのKHO Groupファミリー、恒基兆業地産（ヘンダーソンランド）の会長兼社長の李家傑博士（個人投資）、香港特別行政区政府の創科創投基金公司、HKSTPベンチャーズ、卓創有限公司、慧科科創投資、凱路斯資產管理、SQキャピタル・ベンチャーズなどです。この資金調達ラウンドでは、SQキャピタル・パートナーズがZeekの財務顧問を務めました。

Zeekの共同創業者で最高経営責任者（CEO）のKK Chiuは、次のように述べています。「パンデミックは消費者行動に劇的な変化をもたらしました。従来の小売業者の多くは、この変化に対応するためにデジタル変革を加速させようとしています。2020年第1～第3四半期にZeekは300万件を超える配送注文を処理し、前年比100%の成長率を達成しました。急増する注文に対応するため、人的資源を50%増強しました。2023年までに、飲食・生活用品セクターの市場規模は26億米ドルに達し、年間成長率は少なくとも10%、総売上高は1000億米ドルに急増すると見られています。今回の資金調達ラウンドは、インテリジェント物流アプリケーションをより多くの産業に拡大する当社の活動を後押しするとともに、東南アジアでの拡大を加速させるでしょう。東南アジアでは、インターネットが広く普及し、若年消費者層が非常に多く、オンライン消費が指数関数的に成長しています。」

ビッグデータとテクノロジーを活用して物流業界を活性化する

建順資訊科技有限公司によって2017年に設立されたZeekは、東南アジアの小売業者へのデータ駆動型インテリジェント物流テクノロジーの提供に注力しています。ソリューションはオンライン注文管理、配送能力管理、ビッグデータ分析、O2O運用の強化など、さまざまな業界に広がっており、即時食品配達の「Zeek F&B Delivery」、ポイント・ツー・ポイントO2O配送の「ZeekDash」、eコマース小包配送の 「Zeek 2 Door」があります。Zeekの顧客は、世界トップ5の飲食ブランドやファストフード・チェーン、大手スーパーマーケットや百貨店、コンビニエンスストア・チェーン、オンライン・プラットフォームなどで構成されています。香港で設立されたZeekは、シンガポール、タイ、ベトナム、マレーシアで事業の存在感を急速に高めており、2021年には台湾、フィリピン、インドネシアにも進出する計画です。

グローバルな戦略的パートナーと提携し、数十億ドル規模の東南アジア都市内物流市場を獲得する

Zeekが活用するインテリジェント物流テクノロジーは、インテリジェント物流を採用してデジタル変革を目指すためZeekと戦略的パートナーシップを結んだ世界的な小売業者や東南アジアのブランドの信用を得ました。ベトナムでは、金源米業国際（SEHK：0677）がZeekの現地運用における戦略的パートナーとなり、ベトナムで金源米業国際が展開するサークルK店舗400店超のデジタル変革を当社のインテリジェントO2Oラストマイル配送ソリューションで支援しています。タイでは、現地上場企業がZeekのタイ事業における戦略的パートナーとなっており、Zeekはマクドナルドのタイ法人にインテリジェント物流ソリューションを提供しています。

Zeekの共同創業者でCSOのVincent Fanは、次のように述べています。「私たちはテクノロジーとデータ分析を中核能力として、従来の配送モデルを変革しています。今後、ZeekはZeekSolutionsの拡充にリソースを投入し、当社サービスを採用する顧客の利用シナリオを拡大し、スマート物流データ・アプリケーションを開発してブランドの粘着度を高めるとともに競争障壁を構築していきます。また、戦略的パートナーと協力して革新的な小売モデルを模索していきます。一方で、O2Oエコシステムにおける事業成長とシナジーを加速できるM&Aや投資の機会探求も歓迎しています。」

2020年にZeekの売上高は2800万米ドルを超え、2021年には少なくとも100%の成長率が見込まれています。Zeekは、東南アジアの飲食・ライフスタイル・セクターにおける都市内インテリジェント物流のトップ企業になると確信しています。

Zeekについて

Zeekは、アジアを拠点とするデータ駆動型のインテリジェント物流テクノロジー・プラットフォームで、ワンストップのO2Oラストマイル配送ソリューションを東南アジアの飲食業者、ライフスタイルショップ、日用消費財販売店に提供しています。香港で2017年に建順資訊科技有限公司が物流、インターネット、飲食業界の専門家チームと共に設立したZeekは、東南アジアの物流業界におけるトップ企業の1つに成長し、シンガポール、マレーシア、タイ、ベトナムにも事業を拡大しました。また、台湾、フィリピン、インドネシアへの進出も計画しています。

ウェブサイト：https://www.zeek.one

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