買収がもたらす政府・防衛顧客向けの先進的な機体、センサー、飛行管理ソフトウエアにより、フリアーの無人システムソリューションを増強
米オレゴン州ウィルソンビル--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ)--
フリアーシステムズ(NASDAQ:FLIR)は本日、世界の軍隊、公共安全、基幹的インフラの市場向けに高性能な無人航空機システム(UAS)を開発する一流企業のエリヨン・ラブズ(Aeryon
Labs)を、2億ドルで買収したと発表しました。エリヨンの垂直離着陸クアッドコプターの機体は、フリアーのサーマル技術を含む複数のセンサーを搭載しており、ユーザーに高解像度の迅速な諜報・監視・偵察(ISR)機能を提供します。
2007年に設立されたエリヨン・ラブズは、カナダのウオータールーを本拠とし、デンバーとソルトレークシティーに事業所を構えており、重量が20ポンド未満の航空機を中心に構成したミッション重視のグループ1
UASソリューションの設計・製造を手がける一流企業です。エリヨンのUASファミリーは米国防総省など、世界30カ国以上、20軍隊に導入されています。エリヨンは、ハードウエア、組み込みソフトウエア、地上制御ステーション、センサー、飛行業務向けソフトウエアに加え、世界各地の顧客向けのサポートサービスを含むUASソリューションを開発しています。
フリアーシステムズの社長兼最高経営責任者(CEO)のジム・キャノンは、次のように述べています。「エリヨン・ラブズの買収により、センサーの提供にとどまらず、人命や生活手段を守るための包括的ソリューションの開発へと動く当社の長期的戦略を強化できます。この買収と、2016年のプロックス・ダイナミクスの買収が相まって、当社の無人システムソリューションの能力を大幅に高め、当社事業をナノUASから軍隊向けのグループ1
UASソリューションへと拡張できます。無人/自律ソリューションは今後、有機的に成長するための重要な機会だと考えているため、当社は今後もこの事業分野へ投資して事業を築き、当社能力の拡大に取り組んでいきたいと思います。」
堅牢で信頼性に優れ、現場で実績あるエリヨンのSkyRanger
UASは、リュックで携行でき、単独の操縦者が数分で配備できます。SkyRanger
UASは、高地、突風、雨や雪など、過酷な環境や悪天候でも操縦可能なことで定評があります。このSkyRanger航空機ファミリーの最新製品は、小型UASの性能と信頼性で新基準を打ち立てています。今日ではモジュール式のオープンアーキテクチャーにより、エンドユーザーやサードパーティー開発者はSkyRangerプラットフォームにしっかりと組み込むことのできるペイロードやソフトウエアシステムを開発し、迅速なソリューション開発、オンボードの人工知能、自律操作を実現できます。
エリヨン・ラブズの共同設立者で最高技術責任者(CTO)のDave
Kroetschは、次のように語っています。「私たちはフリアーのファミリーに加わり、大規模な成長指向の技術企業を新たな住処とすることに、大きな期待を感じています。ドローンの技術とその市場が発展している中で、お客さまはより大きなソリューションのまさに1つの要素としてのUASを求めるようになっています。エリヨンは数年前からそうした方向で発展してきましたが、フリアーシステムズに加わることで、これまで当社だけでは実現不可能だった大型ソリューションへと、当社のハードウエア/ソフトウエア技術を組み込むための道が開けます。」
エリヨン・ラブズは、フリアーの政府・防衛事業部門の無人システム&統合ソリューション事業部門の傘下に入ります。買収取引によって、製品開発への投資が伴い、その後も徐々に増加することが予想されるため、2019年のフリアーシステムズの利益は0.02ドルの希薄化が見込まれます。フリアーシステムズの経営陣は、2月13日午前9時(東部標準時間)に計画している2018年第4四半期業績の遠隔報告会で、この戦略的買収について説明します。
フリアーシステムズについて
1978年に設立されオレゴン州ウィルソンビルに本社を置くフリアーシステムズは、認知力の強化、認識力の向上、人命救助支援、生産性の向上、環境保護を実現するセンサーシステムの世界トップレベルのメーカーです。3700人近くの従業員を擁するフリアーシステムズのビジョンは「世界の第六感」となることであり、そのために赤外線イメージングと隣接技術を活用し、セキュリティーおよび監視、環境/状況モニタリング、屋外レクリエーション、マシンビジョン、ナビゲーション、高度な脅威検知のための革新的でインテリジェントなソリューションを提供しています。詳細情報については、www.flir.comをご覧になり、@flirをフォローしてください。
将来見通しに関する記述
本プレスリリースには、1995年米国民事訴訟改革法の意味における将来見通しに関する記述が含まれます。将来見通しに関する記述には、「予期する」、「推定する」、「予想する」、「意図する」、「考える」、同様の言葉や表現に加え、かかる記述の根拠となる想定が含まれていることがあります。それらの記述は、現在の期待・見積もり・予測に基づくものであり、不正確な可能性がある経営陣の判断による仮定に部分的に基づいています。これらの記述は将来の業績を保証するものではなく、予測困難なリスクや不確定要素を含んでいます。従って、実際の成果や結果は無数の要因により、そうした将来見通しに関する記述で表現または予測されたものと大きく異なる場合があります。そうした将来見通しに関する記述は、それらの記述がなされた日付時点での言及であり、フリアーシステムズはいかなる将来見通しに関する記述についても、本リリースの日付後の出来事または状況を反映する目的、または配信サービスまたはインターネットサービスプロバイダーにより本文書になされた変更に対応する目的で更新する義務をなんら負いません。
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