アルゴランドがパブロ・アザールをチーフエコノミストに任命

ブロックチェーン企業が上級幹部の採用により金融・経済政策分野を強化

ボストン--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- 基盤的ブロックチェーンおよび仮想通貨企業のアルゴランドは本日、パブロ・アザールをチーフエコノミストに任命したことを発表しました。アルゴランドは、分散化された経済の下で持続可能な価値を創造することを重視しており、アザールはアルゴランドの経済政策を統括します。

スティーブ・コキノスの最高経営責任者（CEO）、W・ショーン・フォードの最高執行責任者（COO）への就任の発表に続くアザールのチーフエコノミスト就任により、アルゴランドの経営チームの構築がさらに一歩前進することになります。MITから2つの博士号を取得しているアザールは、より良い市場メカニズムの創造のためのコンピューター・サイエンスと暗号理論の応用に関する比類ない専門的知見を有しています。また、アザールはアルゴランドの経済政策の可視性の向上と開発者がアルゴランド・プラットフォームを活用する際に必要となるツールの強化も担当します。

アルゴランドのスティーブ・コキノスCEOは、次のように述べています。「トークン化の勢いが高まるにつれて、健全な経済管理の必要性も増しています。経済学とコンピューター・サイエンスに関する深いバックグラウンドを持つアザールは、企業が当社の基盤的プラットフォームを活用する際に不可欠な経済政策とツールの構築に貢献してくれることでしょう。」

消費行動の変化に伴い一段とデジタル化された透明でボーダーレスの現実へと経済の変革が進む中、企業が戦略的な意義を維持し、この分散化された新しい時代の経済的な潜在能力を共有するためには、分散化を支える技術を積極的に活用する必要があります。拡張性のある安全で分散化されたプラットフォームおよび「ブロックチェーンのトリレンマ」を解決するデジタル通貨として、アルゴランドは既存の企業および新規プロジェクトが新たな分散化経済の下で世界展開を進めるための基礎となります。

アルゴランドのチーフエコノミストのパブロ・アザールは、次のように述べています。「アルゴランドは、経済に真の価値をもたらすブロックチェーンの構築を主たる目標としています。アルゴランドが扱う研究課題は、経済学の数多くの分野と交錯しています。私はまず、当社のユーザーが直面するリスクの緩和、経済への新たな応用を考案するための業界パートナーとの協働といった重要な課題に傾注します。優れた研究者、エンジニア、ビジネスの専門家と共に仕事ができることを大変うれしく思います。」

アザールは、これまで10年間MITに在籍し、ソフトウエア・エンジニアリング・メトリクスを使った米国の金融規制の複雑さの解析およびサプライチェーンの形成とその経済成長への影響に関するモデルの開発を通じた合理的対話証明系の構築を含む暗号理論およびマクロ経済に関する研究に従事していました。アザールの研究成果は、ブルームバーグ、ザ・アトランティック誌、USニューズ＆ワールド・レポート誌に取り上げられています。アザールは、ハーバード大学で応用数学学士号、MITで2014年にコンピューター・サイエンス博士号を取得しており、2019年にはMITから経済学博士号を授与されることになっています。

アルゴランドについて

チューリング賞受賞者で暗号分野の先駆者であるシルビオ・ミカリによって設立され、ボストンに本拠を置くアルゴランドは、分散化、スケーラビリティ、セキュリティーを実現するプラットフォームにより「ブロックチェーンのトリレンマ」を解決します。アルゴランドは、既存の企業や新規プロジェクトが分散化された新たな経済の下でグローバルな事業展開を行うための基盤を提供します。アルゴランドの今までにない非許可型の純粋なプルーフ・オブ・ステーク・ベースのプロトコルは、何十億人ものユーザーのためのシステムの構築に不可欠なスケール、オープン参加、取引完了を支援します。

詳細情報については、https://www.algorand.com/をご覧ください。

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