GSMAとAIC、真の汎アジア・デジタル経済の実現に向けてRCEP諸国間の関与拡大を奨励

RCEPはデジタル経済での前向きな政策開発の実現とデジタル取引・投資の促進で重要な役割を果たすことが期待される

香港--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） --
GSMAとアジアインターネット連盟（AIC）は本日、東アジア地域包括的経済連携（RCEP）の加盟国に対して、取り組み・関与の拡大を促しました。当地域で活動してデジタル経済を促進する大手企業を代表するGSMAとAICは、アジア太平洋地域のデジタル経済に関して前向きな政策開発を実現してデジタル取引・投資を抑制する障壁・制限を削減・撤廃する上でRCEPが重要な役割を果たせると考えています。

GSMAのアジア太平洋責任者のアラスデア・グラントは、次のように述べています。「RCEPは、ASEAN諸国と非ASEAN諸国の両方を含むすべての主要アジア諸国と関係しているため、当地域のデジタルの未来に関してますます重要な役割を果たすようになるでしょう。環太平洋連携協定（TPP）の交渉が膠着していることや、今日のデジタル経済で技術革新、生産性、経済成長、雇用創出の必要性が高まっていることを考えると、これはさらに重要です。アジア太平洋では、サービスやサービス貿易が急拡大しています。これは、経済環境が変化する中で、各国の成長の重要な原動力となります。」

AICマネジングディレクターのジェフ・ペインは、次のように述べています。「RCEPは、アジア全域でデジタル経済を確実に成長させるために必要な取引ルールを設定する機会を有しています。」

特に、GSMAとAICは、以下の目標に向けた進展を促進するRCEPの行動を強く提唱します。

1. 経済協力の拡大 -
幅広いデジタル経済の中でも、特に電気通信、電子商取引、デジタルサービスなどの重要部門の成長を促進する進歩的な政策・規制を制定するための協調的アプローチを通じて経済協力を強化する。これには、国境をまたぐデータフローへの障壁やデータのローカライズ要件などのデジタル取引に対する制限の撤廃が含まれる。

2. 制限撤廃・削減を通じた投資拡大 -
また、最低待遇基準を含む強力な投資保護機構の創設や収用が生じた場合の補償によっても投資を拡大する。国内外の企業間の連携機会や地元企業の発展・成長は、規制環境が国内外の組織の両方による投資を支援する場所で最大となる。

3. 地域のデジタル経済アーキテクチャーの出現 -
地域全体でデジタル経済アクセスおよびインフラを促進、推進、実現することで可能となる。

GSMAとAICは、上記を確保する明確な規定を含む結果を出すことを加盟国に促します。これにより、RCEPはデジタル時代に適合した貿易環境を作り、加盟国の将来の経済競争力を高められるでしょう。

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