シンガポール--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 情報セキュリティーに関する世界有数のカンファレンスおよび展示会であるRSA®カンファレンスが、シンガポールのマリーナベイ・サンズ・エキスポ&コンベンションセンターで第4回年次RSAカンファレンスアジア太平洋&日本(APJ)を閉幕しました。本カンファレンスは、サイバーセキュリティー業界における急速な進展に専門家が通じるようにするための基盤としての役割を果たしました。
登録者は6200人以上と記録を更新し、2015年から26%増となりますが、50件以上のトラックセッション、基調講演、チュートリアルに参加して、85人以上のスピーカーの話を聞きました。各セッションは、「クラウド、モバイル、IoTのセキュリティー」、「サイバー詐欺と法執行」、「世界的な展望」、「セキュリティー戦略とデータセキュリティー」、「脅威とその関与者」に加え、今年新設したトラックの「ラーニングラボ」という6件の専門カンファレンストラックに分かれて実施されました。
RSAカンファレンスの期間中、水曜のサミットや「脅威とその関与者」カンファレンストラックなど、アジアを中心に広く見られるサイバーセキュリティー課題にスポットを当てる専門セッションを行いました。これらのセッションは、特にアジア太平洋の組織のほぼ4分の3が2016年にサイバーインシデントの顕著なリスクに直面している中1、参加者が自組織の全体的なサイバーセキュリティー態勢を強化する上で、地域の重要な展望や学び取るべき事項を紹介し、深掘りするのにふさわしいように構成されています。
また本カンファレンスの展示会における出展者とスポンサーは100社以上に上り、2015年と比べて17%増加しました。参加企業には、テナブル・ネットワーク・セキュリティー、BAEシステムズ、アーンスト・アンド・ヤング、クオリス、アリババ・グループ、BT、RSAなどがあり、組織をサイバー脅威から保護してセキュリティーを確保するための最新技術を展示しました。
RSAカンファレンスAPJ 2016のハイライトは下記の通りです。
K・シャンムガム氏が開会のあいさつを行い、シンガポール政府の将来計画・基本方針・優先事項を設定することでサイバー犯罪を根絶するという内務省の国家戦略を発表。
RSAプレジデントのアミット・ヨランが開幕基調講演を行い、ビジネスを駆使したセキュリティー手法でサイバー犯罪と戦うための展望の変革を呼び掛け。
反貧困の活動で2005年にNobel Man of
Peace賞を受賞した音楽家、事業家、世界的に著名な人道活動家のボブ・ゲルドフ氏が閉幕基調講演を行い、デジタル時代の影響について検討。
韓国情報技術研究院のベスト・オブ・ザ・ベスト(BoB)プログラムに対して、次世代のサイバー専門家の教育の分野におけるRSAカンファレンス・エクセレンス賞を授与。
大規模な企業データ漏えいを受けて、サイバー作戦演習「オペレーション・サイバーモンキー2016」の実際的な役割演習を、Narelle
Wakely(RSAの高度サイバー防衛アジア太平洋&日本担当顧問)、Paul Nankervis(RSA顧問)、Stephen
McCombie(RSAアジア太平洋&日本の高度サイバー防衛担当シニアプラクティスマネジャー)など、複数の重要参加者の観点で実施。
ビジネスパネルセッション「アジア諸国がスマート化する一方でセキュリティーは高まったか」をヒュー・トンプソン(RSAカンファレンスUSAのプログラム委員会)をモデレーターに実施。
ヒラリー・M・ワンドール氏(国際プライバシー専門家協会、会長)
ポール・オローク氏(アーンスト・アンド・ヤング、アジア太平洋サイバーセキュリティーリーダー)
アレックス・タバナー氏(BAEシステムズ、日本・アジア太平洋事業、サイバー・商用ソリューション担当ヘッド)
ズルフィカー・ラムザン(RSA、最高技術責任者)
エグゼクティブらの発言:
Nigel Ng(RSA、アジア太平洋&日本、バイスプレジデント)
世界の中における当地域では、諸国家がスマートシティーやスマートネーションに向けて動いています。こうした動きがある中で、サイバーリスクは一層明白になっており、今日の企業は以前にも増して強力で包括的な戦略を用意して、自組織のデータの安全性とセキュリティーを確保する必要があります。RSAカンファレンスアジア太平洋&日本は、情報セキュリティーコミュニティーに必要な知識交流の基盤を提供するとともに、参加者にサイバー犯罪とセキュリティーの世界についての情報提供を一層充実させています。
リンダ・グレー(RSAカンファレンス、ゼネラルマネジャー)
私たちは4年目のRSAカンファレンス2016アジア太平洋&日本を主催できることを大変光栄に思います。今年のイベントでは2015年と比べて登録者が26%増加し、登録者の数は当地域で年々増加しています。特に当地域がスマートシティーやスマートネーションとなるべく懸命に努力している中で、登録者の増加はサイバーセキュリティーが今日焦点化すべき事項になったことを明瞭に実証しています。
出展者の発言:
Lim Meng Hwee氏(M.Tech、地域ディレクター)
今年のイベントにおいて、M.Techブースを訪れた方々の数と展示フロアの盛り上がりは、間違いなく格別なレベルです。RSAカンファレンスアジア太平洋&日本は今回も、官民の両組織がサイバーセキュリティーとその他の世界的な技術動向についての理解を高めるための知識共有、人脈作り、さらには優れた学習体験にとって、理想的な基盤であることを実証しました。デジタル時代がまさにいま進行中であるといっても、諸組織はサイバーセキュリティーを優先順位の最上位に置いて、事業の継続を長期にわたって維持すべきことを承知しています。こうしたカンファレンスであれば、重要な学習事項を適用して自組織の事業を改善できるよう、今日のサイバーセキュリティー状況についての極めて重要な知見を収集し、さらに広範囲の展望を把握できるでしょう。
マシュー・アルダーマン氏(テナブル・ネットワーク・セキュリティー、世界戦略担当バイスプレジデント)
セキュリティー事業に特化したRSAカンファレンス2016アジア太平洋&日本は、業界のリーダーと企業を結集させ、特に当地域において当業界で直面している問題は何かについての把握を向上できるようにするものです。今日の企業が直面している課題について、有益なセキュリティーインテリジェンスを実現するセキュリティーソリューションを紹介するための完璧な基盤となっただけでなく、ITセキュリティー業界の他の分野における業界専門家と詳細な議論に参加して、今後のサイバー攻撃に対する努力総体の中におけるサイバーセキュリティーのエコシステムをさらに強化する上で役立つ機会となりました。
RSAカンファレンス2016アブダビは2016年11月15~16日にエミレーツ・パレス・ホテルで開催し、RSAカンファレンス2017
USAは2017年2月29日~3月4日にサンフランシスコのモスコーンセンターで開催します。RSAカンファレンス2017アジア太平洋&日本は2017年7月26~28日に開催します。
RSAカンファレンスについて
セキュリティーがテーマの世界的な一流イベントのRSAカンファレンスは、世界のリーダーが集まり、前進し、新たなリーダーが登場する場となっています。RSAカンファレンスは、米国、EMEA地域、アジア太平洋地域のいずれのイベントも、セキュリティー業界が参集して現在および未来の課題について話し合う場です。来場者は、個人と企業が成功・成長し、ベストを尽くす上で役立つ人々、コンテンツ、アイデアと出会うことができます。最新技術と実践的な教育機会の究極のマーケットプレイスであり、業界のプロフェッショナルが自社のセキュリティーを向上させる方法を発見できるように支援しつつ、現代のセキュリティー分野で最も進取果敢な影響力のある、示唆に富んだ思想家やリーダーを紹介しています。イベントに関する情報、オンラインプログラム、情報セキュリティー業界に関する最新のニュースについては、www.rsaconference.comをご覧ください。
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1 RSA, Cybersecurity
Poverty Index 2016
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