NASA・Googleなど世界の一流機関・企業でも採用され、仕事のパフォーマンスを劇的に高めることが科学的にも証明されている昼の短時間睡眠「パワーナップ」。 その効率を劇的に上げる昼寝スポットが新宿に誕生した。新宿センタービルMB1階にある「ZERO GYM SHINJUKU」はなんと疲労回復専門のジム。「ジムで昼寝」とはどういうことか? 平日昼限定プログラム「パワーナップ」の実態を編集部員がレポートする。
アクセス方法
ZERO GYM SHINJUKU(ゼロジム新宿店)は新宿駅西口から徒歩5分の場所にある。まずは西口を出て、大きなガラス張りの東京モード学園を目指して歩く。
東京モード学園の脇を通過すると茶色い外観の「新宿センタービル」を発見。
さらに進むと「B1.MB」と書かれた緑色の看板と階段が。
階段を降りて突き当たりを右に曲がり、そのまま直進。「疲労回復専門ジム ZERO GYM」にたどり着いた。
ZERO GYMに向かうには新宿駅西口から地下直通の通路も利用できる。
疲労回復専門ジムの「パワーナッププログラム」とは?
今回予約した「パワーナッププログラム」は疲労回復専門のZERO GYMが独自開発したもの。着替えることなく受講できるため、仕事の休憩時間に来ても安心だ。
30分間のメニューは次の三段階で構成されている。
①不調改善セルフマッサージ
②プロのインストラクターが誘導する「眠りの瞑想」
③20分間の集中仮眠(パワーナップ)
このプログラムでは午後のバイオリズムに合わせ、睡眠の「深さ」と「時間」を最適化。その疲労回復効果はたった20分で2時間分の睡眠に匹敵するという。寝不足で低下した仕事パフォーマンスが昼の20分で回復するとは驚きだ。
◆「眠りの瞑想「パワーナップ」で午後の集中力を劇的に高める!|ZERO GYM通信」
◆「仮眠上手は仕事もできる?仮眠の最適な時間と効果とは」
受付を済ませ、靴を脱いで廊下を進む。荷物をロッカーに預け、そのまま奥のスタジオに足を踏み入れると……。
そこにはやわらかい光に包まれた、シックなデザインの空間が。
ZERO GYM 新宿店は疲労回復に特化した空間が特徴。使用されるマットやアイピローなどには株式会社ファイテンの最新技術によってチタンが練りこまれており、緊張やストレスを緩和する効果が期待できるという。
いざ「最強の昼寝」を体験!
マットの上にあぐらをかいて座ると、さっそくプログラムがスタート。
まずはおしぼりで手足を拭き、足首用バンドを装着する。
①不調改善マッサージ
まずはセルフマッサージ。第二の心臓と呼ばれる足裏をほぐし、全身のこわばりを取り除く。
インストラクターArisaさんの指導のもと、こわばっていた筋肉を緩めていく。(モデル:井戸本結実)
「常にヒールの高い靴を履いている方は、つま先に圧がかかって関節が固まりがちです。この部分をほぐすことが全身の不調改善に繋がります」(インストラクターのArisaさん)
女性に限らず、足先を締め付ける靴を履く機会は多い。凝り固まった足指の関節を回すうち、足先から体がポカポカとしてきた。
②プロによる睡眠誘導「眠りの瞑想」
マッサージに体の力が緩み始めたところで、いよいよ20分の集中仮眠(パワーナップ)。とは言っても、「外ではなかなか寝付けない」「普段から寝つきが悪くて眠れる気がしない」という人もいるだろう。
しかしその心配は無用。ZERO GYMのプログラムでは「眠れない」と考える前に体の力が抜けていくのだ。
その秘訣はスムーズに入眠できる睡眠誘導プログラム「眠りの瞑想」。
瞑想に秀でたインストラクターの声が響き始めると、体に入っていた力が吸い取られていく。朝から昼にかけて仕事をしていたのが嘘のようだ。
開放感のある鏡張りの天井。実際には照明は落とされ、睡眠に特化した空間になる。
③集中仮眠(パワーナップ)
眠りへと誘導するインストラクターの声が次第に遠くなる。
真っ暗な中、水に体を浮かべているような感覚がやってきた。
ゆらゆらと波に揺られるようで心地いい。
「昼寝ってこんなに気持ちよかったっけ……?」
身体中が脱力している開放感を味わっていると、いつの間にか室内がぼんやり明るくなっていた。
起き上がると……背骨や腰まわりが驚くほど軽い!
自分では意識していなかったが、猫背気味の姿勢が上半身に負荷をかけていたのだろう。
スッキリした体で軽いストレッチを行い、30分のパワーナッププログラムは終了。たった20分の昼寝にもかかわらず、その心地よさは自宅での睡眠をはるかに上回っていた。
スッキリとした目覚め。午後から仕事に向かうのにちょうどいい睡眠時間だった。
パワーナップ 3つの魅力
実際に体験してわかったZERO GYM「パワーナッププログラム」のメリットは以下の3点だ。
①睡眠不足解消
心身の調子を整えるために十分な睡眠時間が必要なことは言うまでもない。当メディアの連載「パレオな男に聞いてみた」では「6時間睡眠でも不十分」と結論づけているほどだ。しかし、実際に十分な睡眠時間を取ることは難しい。飲み会や不眠症、夜更かしグセなど様々な要因で睡眠不足に陥っている人は多いだろう。慢性的な睡眠不足対策として、パワーナップには即効性がある。外せない飲み会の翌日に予約しておけば午後からの業務もバッチリだ。
◆「睡眠負債はこまめに解消!避けて通れない徹夜のコツとは?」
②昼休憩の有効活用
具体的な不調を感じていない方にもパワーナップはおすすめだ。パワーナップを行うと午後の仕事効率が60%以上も上がるという。
また、昼食を済ませた後の時間を持て余してしまう人は多い。机に伏せての仮眠で背中が痛くなったり、なんとなくスマホを眺めて休憩が終わったことはないだろうか? パワーナップコースを予約しておけば、昼休憩で2時間分の睡眠効果が得られ、午後からの仕事効率も大幅に上がる。20分のパワーナップが机での仮眠より効率的なのは明らかだ。
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③周囲の目を気にせず眠りに集中できる
「仮眠ならどこでもとれる」「職場で仮眠した方が長く眠れる」と考える人もいるだろう。しかし考えてみれば「仮眠」はなかなか難しい。限られた時間の中、明るくて騒がしいオフィスで眠るのは至難の技。普段から寝つきが悪い人であればなおさらだ。職場で突然靴下を脱いだり寝転んだりすればマナー違反とも思われかねない。人の目を気にせず昼寝をしたい人、うまく寝付けない自覚がある人にこそ「パワーナッププログラム」は最適だ。
「パワーナップ」だけじゃない! ZERO GYMプログラム
ZERO GYMオリジナル「パワーナッププログラム」は新宿店限定のメニュー。
現在は平日昼、11:30〜/12:30〜/13:30〜/14:30〜の4回に分けて開催されている。
初回料金は3000円。パワーナップを習慣づけたいなら月12回コース(週3ペース、1回あたり1500円)の定期プランがオススメだ。
ゼロジムで体験できるプログラムはこれだけではない。脳疲労と身体疲労を解決する「疲労回復プログラム」の会員であれば、オプションとして「パワーナッププログラム」をおトクに受講できる。
他にも集中力アップや姿勢改善が期待できるプログラム、朝から仕事効率を高める「朝瞑想」プログラムなど多彩なプログラムが用意されている。目的に合わせて各プログラムを体験してみてほしい。
瞑想×ストレッチがテーマのZERO GYM。パワーナップのような静的なプログラムから、がっつりトレーニングを行うコースまで様々だ。
疲労回復プログラム(75分間)…脳疲労と身体疲労の両方にじっくりとアプローチをかける。
詳しくはこちら→「日本初の「疲労回復ジム」ZERO GYM(ゼロジム)を体験。ストレッチ×マインドフルネスで”最高の脱力”!」
超「姿勢」力プログラム(75分間)…『超「姿勢」力』(ZERO GYM著)で紹介されている姿勢矯正法を実践できる。
詳しくはこちら→「最強の”姿勢矯正ポーズ”に挑戦!ZERO GYM(ゼロジム)の猫背改善プログラムを体験してみた」
集中力アッププログラム(75分間)…体幹を鍛え、生産性アップに不可欠な集中力を向上させる。
朝瞑想(45分間)…朝のだるさや眠気をストレッチと瞑想によって取り除き、一日の仕事効率を高める。
詳しくはこちら→「朝日の中でストレッチ&瞑想!朝活 in ZERO GYM(ゼロジム)で寝起きの脳を覚醒させよう」
一度体験すると病みつきになる「パワーナッププログラム」。軽く食事を済ませたら、午後の眠気をパフォーマンスアップに有効活用するのはいかがだろうか。