「とにかく痩せてキレイになりたい!」「憧れの服や水着を着こなすために、あと1ヶ月で5キロは痩せたい」「痩せて生まれ変わった自分をみんなに見せたい」etc…「痩せたい」と強く願っているあなたへ。
今回、パーソナルトレーニングジム「ArCHON(アルコン)」代表の「ゆでたまん先生」こと石川高央氏に、「ボディーメイクの秘訣」と「自宅できるトレーニング方法」について解説してもらいました。
ボディービルダーやアスリート・モデル・女優など含む8000人以上を指導してきたカリスマトレーナー・ゆでたまん先生が語る、本当にキレイになるための極意とは……?
石川高央氏の著書「体重なんて捨てちまえ! ゆでたまん先生が教える、心もカラダも美しくなるトレーニング」
脳は痩せることを拒否するもの
「よし、今日からダイエットを頑張ろう!」とご飯をガマンし始めたあなたへ、まず伝えておきたいことがあります。
それは、今、あなたの心は頑張ってるつもりになってるかもしれないけれど、 実は、あなたの脳はまったく反対のことを考えてるってこと。
「あ、やべーな。痩せようとしてるから、太らせないと」って思ってるの。※
そもそも、生き物にとって「痩せる」って何?って考えたら、 栄養が足りてない飢餓状態の時には、自然に痩せるよね。
つまり生命の危機に瀕した状態=痩せている状態、ということ。
だから、あなたが痩せよう、痩せようと頑張れば頑張るほど、脳は太らせようする。
命を守るための脳の命令を無視し続けると、カラダはボロボロになるし、 最悪の場合、脳がバグっちゃって全然食べられなくなったり、 むちゃ食いするようになったりしちゃう。
だから、本当にキレイになりたければ 、脳を味方につけて、脳と心とカラダを一致団結させなきゃ。
※飢餓状態になると、脳の神経ペプチドが危険信号を発するので、食物の摂取行動が促されます。
「痩せる」ことより「成長する」ことを目指すべし
そのためには、まず「自分の脳も心もカラダも大切にしよう」って思うこと。
そこから、「今の自分をもっとよくしよう、進化させよう」って考えること。
つまり「痩せること」ではなくて、「成長すること」に目標をおくこと。
そうすれば脳が味方についてくれて、無理せずキレイに変われるよ。
体重を10キロ減らすのはガマンばっかでツラいし、健康によくないことだって多い。
だけど、体力がなくてすぐフラフラになっちゃうような子がトレーニングでカラダを育てて体力をつけることは、 間違いなく健康にいいっしょ?
カラダが育てば、仕事も勉強も遊びもはかどるし、 姿勢もよくなってキビキビと動けるようになるから、 立ち居振る舞いも美しくなる。
このやり方なら、もう脳だって「痩せるな!」とは命令してこない。
だって、ただカラダを育てて、成長させて、健康になろうとしてるだけだから。
脳を味方につけて、 自分を成長させるべし !
シュッと引き締め!自宅でできる全身トレーニング
さっそくカラダを成長させたい!と思ったあなたへ。ゆでたまん先生いわく「ガッツリ爽快」! 簡単に全身に効くトレーニングを動画付きでご紹介します。
①足を肩幅程度に開いて立つ。
②しゃがみながら右手を前に伸ばし、床につける。
左手→右手→左手→右手と交互に手を前に伸ばし、腕立て伏せのような体勢に。
③手を5回後ろにつきながら下がっていく。しゃがんだ体勢になったら立ち上がって、再び①の体勢に。①〜③を10〜15回繰り返す。
- 10〜15回を1セットとして、3セットやりましょう。ちょっとしんどいので、ゆっくりと。
ポイント
- 足の位置は最初から最後まで変えないこと!
- 手を5回目に前に出す時、両手の位置が平行になるようにしよう。
- 1回1回大きく手を前に出して。
- 体力に不安がある人は、足を壁につけながらやってみてね。できる人は50回でも100回でも大丈夫!
◆ゆでたまん先生のトレーニング動画はこちら→Instagram:archon0818
カラダを変えることは、イベントじゃねーぞ。
「さあ、早速ガッツリトレーニングして、ガッツリ痩せよう!」と思ったあなたに、最後に1つだけ、忠告しておきます。
夏までに痩せて水着を着たいとか、結婚式のドレスが似合うようになりたいとか、ダイエットを始める動機なんて、だいたいそんなものだよね。
目的を持って行動するのはいいことだけど、〇月〇日に海に行くからとか、〇月に結婚式だからとか、期限を区切るのは実はよくない。
「あと1ヶ月で5キロ痩せなきゃ」ってなると、どうしても無理なダイエットをやってしまいがちでしょ?
そんなんじゃ成功率は低いし、もし一時的に痩せられたとしても、すぐにまた元通りになっちゃう。
それじゃ意味ないでしょ?
何かイベントがあるたびにダイエットしてはリバウンドして、また夏が来る前に「痩せなきゃなー」なんて繰り返しはもうやめよう。
ダイエットは季節の行事じゃないんだからさ。
筋トレはキツい、けど、ツラくはない。
リバウンドせず、一生キレイでいつづけたいと思うなら、無理な食事制限なんかやってる間に、正しくて効率のいいトレーニングの仕方を習った方がいい。
「でもトレーニングってキツくてツラいんでしょう?」ってきっと思ってるあなた、半分正解。
確かにキツい、けど、ツラくはない。
もし「無理」って思ったとしても、大丈夫。いざやってみたら意外とできちゃうし、何よりアドレナリンがドバドバ出て楽しくなって来るのがわかるはず。
トレーニングでクタクタにへばるのは、ツラいことじゃない。
がっつり爽快な気分になれるものなんだ。
そこまで到達できるよう、思いっきり会員のみんなを追い込んで脳汁を出させて、限界超えるまで頑張らせて最高の達成感を味わわせるのが、プロのトレーナー。
もう十分キレイなのに「生活に刺激が欲しい」って理由でジムに来る会員もいるぐらい、トレーニングってのは病みつきになる楽しさなんだ。
キレイになる努力は一生続くけど、決してツラいことじゃないから大丈夫。
本名・石川高央(いしかわ・たかお)。パーソナルトレーナー/プライベートジムArCHON代表。
1986年生まれ。栃木県出身。15歳からボクシングを経験し、プロを目指すも、試合中の事故による網膜剥離のため18歳で引退し、スポーツトレーナーの専門学校に進学。大手トレーニングジムの指名No.1トレーナーを経て、2014年株式会社ArCHONを設立。
モデル・女優・ボディービルダー・アスリートなどを含む累計8000人以上のトレーニング指導を行い、「ゆでたまん先生」の愛称で親しまれ、根強いファンを持つ。またパーソナルトレーナーの養成も積極的に行い、数多くのトレーナーを世に輩出し続けている。
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頑張っているのに一向に痩せない。
リバウンドを繰り返す。
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