グッドデザイン賞・ウッドデザイン賞をダブル受賞
『めぐる』商品写真
『めぐる』(親から子へ孫へ)
インクルーシブ・デザインによる商品
▼漆器『めぐる』Story Movie
https://www.youtube.com/watch?v=p-ocOP3zcXk
▼漆器『めぐる』ホームページ
http://meguru-urushi.com/
視覚障がい者の特別な感性を取り入れ、抱き上げたくなる優しいかたちを追求した商品開発手法や、お直しをして子や孫に受け継いでいくコンセプトが話題を呼び、「2015年度グッドデザイン賞」「ウッドデザイン賞 2015・審査委員長賞」をダブル受賞しました。2015年7月からの先行予約販売では、半年で350個超の売上実績があります。
【商品概要】
商品名 : めぐる
仕様 : 飯椀・汁椀・菜盛り椀からなる「三つ組の入れ子椀」で構成
種類 : 安心して持つことのできる「水平」と
優しい丸みのある「日月」の2シリーズ
価格 : 7,000円(税抜)~
購入方法: 専用サイトにて販売
URL : http://meguru-urushi.com/
※ 『めぐる』は上質の素材や製法にこだわっているため、期間を区切り、数量を限定して販売しております。
※ 売り切れ次第終了となります。
【特徴・コンセプト】
『めぐる』は、“人生に寄り添い、次世代に受け継ぐこと”をテーマにした、本質的な漆器ブランドです。漆器本来の心地よい肌触りや口当たり、そして抱き上げたくなる優しいかたちを追求しています。
『めぐる』のデザインには、真っ暗闇のソーシャル・エンターテイメント「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」のアテンドたちが参加しています。目を使わず生きるため、手先や唇に繊細な感覚を持つ“感性のスペシャリスト”である彼女たちが求める究極の心地よさに応えたのは、会津の漆器職人たちの匠の技。両者が対話を積み重ねながら、約1年をかけてじっくり商品開発しました。
さらに『めぐる』の売上の一部は国産の漆の保護・育成事業に寄付されます。将来そこから採れた漆でうつわのお直しをお受けします。その仕事は会津漆器産地の若手職人の仕事に繋がっていきます。
めぐるは、作り手も、使い手も、素材も、世代を超えて巡りゆく器です。
さらに詳しい内容は、添付のPDF資料をご参照ください。
https://www.atpress.ne.jp/releases/92310/att_92310_1.pdf
【グッドデザイン賞の受賞について】
「めぐる」は2015年度、グッドデザイン賞を受賞しました。
受賞サイト: http://www.g-mark.org/award/describe/42200
<グッドデザイン賞とは>
グッドデザイン賞は、1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を発端とする、日本唯一の総合的なデザイン評価・推奨の運動です。これまで59年にわたり、デザインを通じて日本の産業や生活文化を向上させる運動として展開されています。
<審査委員コメント>
400年の伝統を持つ会津漆器の新しい試みである。
漆独特の人肌のような滑らかさに注目し、触り心地を起点とした開発手法は特筆に価する。
視覚障害者と職人が協業し、触覚で形をさぐるアプローチに、つい視覚優位で進めている日常のデザイン手法の再考を迫られる。
椀の水平の角を基準に使い、手や体の角度を制御しているという指摘は、誰もが意識せず行っている体の動きであるが故に、目から鱗が落ちる思いであった。
<審査員推薦コメント>
触りを楽しむための形状と、手にとってしっかり水平に保てる形状を見出し、自信を持って職人としての技術をふるった製品。お客様に漆を知ってもらい、塗り直しをしながら末長く使ってもらうための取り組みを並行させている。
現代漆器の制作手段としては考えうる最も誠実な方法ではないかと思う。
アイデア先行の手法や仕組みの提案ではなく、上質な製品を生み出し、持続させるため着実な努力として取り組まれており推薦に価すると考える。
【ウッドデザイン賞の受賞について】
『めぐる』は、「ウッドデザイン賞 2015(新・木づかい顕彰)」にて、上位賞となる「ライフスタイルデザイン部門・審査委員長賞(奨励賞)」を受賞いたしました。全国800件を超える応募の中から上位40件に与えられる賞です。
受賞サイト: https://www.wooddesign.jp/result/works.html
<ウッドデザイン賞とは>
ウッドデザイン賞は、木の良さや価値を再発見させる製品や取り組みについて、特に優れたものを消費者目線で評価し、表彰する新しい顕彰制度です。
これによって“木のある豊かな暮らし”が普及・発展し、日々の生活や社会が彩られ、木材利用が進むことを目的としています。
<審査委員会コメント>
視覚障がい者の研ぎ澄まされた感覚で肌触りや持ちやすさを試してもらい、商品化した開発プロセスが秀逸である。使い勝手の良さと食器本来のあるべき価値を独創的な手法で向上させているストーリー性ある製品。
【ダイアログ・イン・ザ・ダークについて】
ダイアログ・イン・ザ・ダークとは、真っ暗闇のソーシャル・エンターテインメントです。参加者は完全に光を遮断した空間の中へグループを組んで入り、暗闇のエキスパートであるアテンド(視覚障がい者)のサポートのもと、様々なシーンを体験します。その過程で視覚以外の様々な感覚の可能性と心地よさに気づき、そしてコミュニケーションの大切さ、人のあたたかさを思い出します。
1988年ドイツで、哲学博士アンドレアス・ハイネッケの発案によって生まれたこのイベントは、これまで世界39か国・約130都市で開催され、800万人以上、日本でも17万人以上が体験しています。2009年3月からは東京・外苑前で常設開催となり、2010年からは、チームビルディング、コミュニケーション促進など企業研修(ビジネスワークショップ)としても利用されており、これまで500社以上に導入されています。
会社名 : ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパン
所在地 : 東京都渋谷区神宮前2-2-8 B1
代表者 : 代表 志村 真介
事業内容: 暗闇でのエンターテインメント・企業研修・商品開発
URL : http://www.dialoginthedark.com
【株式会社明天について】
株式会社明天は、会津の伝統工芸を活性化するために2005年に設立された会社です。これまで、工芸産地インターンシップや全国のデザイナーと連携した商品開発プロジェクトなどを手掛けてきました。震災後、生産者と消費者を繋げる漆器の魅力発見ツアー「テマヒマうつわ旅」を中心として活動。数年間の準備を経て、2014年から本商品の開発プロジェクトに本格着手。『めぐる』の販売事業者であり総責任者です。
会社名 : 株式会社明天
所在地 : 福島県会津若松市新横町4-16-201
代表者 : 代表取締役 貝沼 航
事業内容: 漆器の企画・販売、プロモーション
URL : http://urusii.com/