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「ペア碁をプラットフォームとしたAI研究会」発足のお知らせ



第1回研究会(2025年11月21日開催)の様子


ペア碁をプラットフォームとしたAI研究会名簿

公益財団法人日本ペア碁協会(東京都千代田区、松浦晃一郎理事長 滝裕子筆頭副理事長)は、2025年11月21日、「ペア碁をプラットフォームとしたAI研究会」を発足いたしました。

生成AIの普及は目覚ましく、人々の仕事や日常生活などさまざまな場面で使いやすいツールとして活用されるようになっています。しかし、そこには課題もあります。「AIは人間の機能をすべて置き換えられるわけではありません。AIにはAIの、そして人間には人間の固有の役割があります。だからこそ、AIと脳が相互を補完しながら新しい社会像を創り上げられるかが要となります。」(池谷裕二、『生成AIと脳』、扶桑社)

AIが社会に革命的な変化をもたらしているいま、誕生から35年目を迎えるペア碁もAIの力を活用したよりよい進化を目指します。東京大学大学院薬学系研究科の池谷裕二教授をアドバイザーに迎えてこのたび発足する「ペア碁をプラットフォームとしたAI研究会」はその皮切りとなるプロジェクトです。

グーグル・ディープマインドによる2016年の囲碁AI「AlphaGo」の開発は、2024年のノーベル化学賞を受賞したタンパク質の構造を予測する「AlphaFold」の開発へとつながりました。「AlphaGo」に象徴される囲碁AIの能力はすでにトッププロを遥かに凌駕するレベルに達しています。その人智を超えてしまったテクノロジーをどのように活用するべきなのかが、いま問われています。

ドイツの哲学者、ボン大学のマルクス・ガブリエル教授は、「AIの脅威は人間による悪用である」と述べ、AIを通じて人間の悪が増強されてしまわないことを説くとともに、倫理に基づいた人間的なテクノロジーの活用を推奨しています。

AIとの関わり合い方について、私たちは、「人間とAIはお互いに理解を深め合い、お互いを尊重し、その上でお互いを高め合う存在となるべきである」と考えます。そのような理念の下で取り組むペア碁をプラットフォームとしたAI活用に関する研究は、「AlphaGo」のように囲碁にとどまることのない広がりを持つとともに、ガブリエル教授の言うような人間的なテクノロジーの発展を目指すものです。

当研究会は本プロジェクトを通じ、「人間を補完するAI」「人に寄り添うAI」の一つの形を提示し、新しい社会像を創造していきます。


■当研究会を起点とする「ペア碁」の新しい展開
日本ペア碁協会は、「勝てば嬉しさ2倍、負けても悔しさ半分」をモットーとして、ペア碁を通じて囲碁の地平を広げると共に、その楽しさを増幅させてきました。1990年の創案から35年を迎える今、AIの力を借りて、新たな領域を切り拓きます。

今や世界中で、プロ棋士もアマチュアもレベルを問わずAIを先生として勉強する時代になっています。日本ペア碁協会の新たなプロジェクトにおいては、そのAIと人間とがペアを組み、一つの人格を構成しつつ、対局します。これにより、

▽「先生」と組んで対局することで、新たな考え方を学びつつ、上達できる、

▽局後検討でも、「先生」が示す評価値や候補手から多くを学ぶことができる、

▽ペアを一緒に組む相手がAIなので、気負わず伸び伸びと打てるうえに、自分より強いので心強い、

▽ペア碁同様、負ける悔しさ、苦しさも半減する、

といった、かつてなかった楽しい学びが期待できます。サッカーでいう中田英寿選手やイニエスタ選手、野球でいうイチロー選手や大谷翔平選手から直接学べるようなものです。


このプロジェクトは、ペア碁の発展にも大きな役割を果たします。すなわち、AIとペアを組むことで、パートナーや対戦ペアを見つけることが容易になり、これまで以上にペア碁を気軽に楽しめるようになります。

そして、より身近になったペア碁が、高齢化社会における健康増進ツールとして、社会に大きく貢献できる可能性が高まります。囲碁は思考・創造することを趣味にできる稀有なゲームであり、囲碁・ペア碁を打つことで、前頭葉が刺激され、認知機能の低下が抑制されることは、東京都健康長寿医療センターの飯塚あい医師の研究でも実証されているからです。

日本ペア碁協会では、ペア碁を通じて、人間とAIが共生・協創する姿を求めて研究を行います。研究の一環として、人間とAIペアによる「最強位戦」の予選、決勝を1年以内に開催いたします。人間とAIのペアは、大会参加に先立って、当協会が定めた登録規約に従い、一つの人格である●●NHプロ(NHは「ネオヒューマン」を指す、●●は人間の氏名とする)として当協会に正式に登録することになります。大会の規模は、段階的に拡大していく予定です。

国際的に日本囲碁界を代表する唯一の団体である全日本囲碁連合(構成団体:日本棋院、関西棋院、日本ペア碁協会)が、公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)の承認団体に認められ、「マインドスポーツ」としての確かな一歩を踏み出しました。一方、日本ペア碁協会が主催するペア碁は、人間とAIが協創する、ユニークな「eスポーツ」としての新機軸を打ち出します。

近々運営委員会を発足し、大会運営方式やプロ登録制度、そして規約の整備などを進めます。そして、楽しいと同時に有益な、革新的「eスポーツ」の誕生を目指すとともに、ペア碁の更なる可能性を模索してまいります。

数千年の歴史を持つ伝統的なゲームと最新のテクノロジーとの共演、是非お愉しみ下さい。

■第1回研究会(2025年11月21日開催)の様子

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/560381/LL_img_560381_1.jpg
第1回研究会(2025年11月21日開催)の様子

■池谷裕二教授からのコメント
本研究会では、ペア碁を通じて人の思考や協調のメカニズムを基礎科学的に探究すると同時に、囲碁の教育的・社会的価値を可視化し、その有益性を広く社会に伝えることで、囲碁文化を豊かにしてゆきたいと考えています。ヒトとAIがともに一局を紡ぐペア碁は、能力競争を超えて、相互補完と共感にもとづく新たな共生様式を試行する場です。本研究会を通じて、 ヒトを補完しヒトに寄り添うAIの形を提示し、人間社会の未来像を創造していきたいと思います。


【ペア碁とは】
1990年に日本で生まれた、男女2組のペアで対局を行うマインドスポーツ。囲碁の実力だけでなくパートナーへの思いやりや、従来の囲碁とは異なる発想や戦略などが求められることが、1対1の囲碁にはない魅力。国や言葉の壁を超えてコミュニケーションを図ることができ、2025年10月現在、世界78カ国・地域で親しまれており、さまざまな国際大会も開催されている。


※本プロジェクトを巡るビジネスモデルおよび商標、特許について出願中です。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/560381/LL_img_560381_2.jpg
ペア碁をプラットフォームとしたAI研究会名簿
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