神奈川県民ホール(指定管理者:公益財団法人神奈川芸術文化財団)主催、神奈川県民ホール開館50周年記念オペラシリーズVol.2 サルヴァトーレ・シャリーノ作曲『ローエングリン』が2024年10月5日(土)~10月6日(日)に神奈川県民ホール 大ホール(横浜市中区山下町3-1)にて上演されます。
チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて6月16日(日)10:00より抽選先行受付開始です。
カンフェティにて6月16日(日)10:00よりチケット抽選先行受付開始
https://www.confetti-web.com/events/2025
特設WEBサイト
https://www.kanagawa-kenminhall.com/lohengrin/
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音響の魔術師と呼ばれ、イタリアを代表する作曲家サルヴァトーレ・シャリーノが40年前に作曲した本作。唯一の配役であるエルザ役を、映画やドラマ等で高い評価を得ている橋本が務めます。
本編の前には、同じくシャリーノ作曲「瓦礫のある風景」(日本初演)の演奏も。
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「ローエングリン」について
グリム兄弟が「ドイツ伝説集」でローエングリンの伝説※ を語ったのは1816年頃、それをもとにして作られたワーグナーの1850年の名作を経て、フランスの詩人ジュール・ラフォルグは1880年代にこの物語のパロディを創作しました。"狂気の処女・地獄の夫"との副題をもつランボーの引用が冒頭に置かれたラフォルグの「ローエングリン」は、その後さらに、“沈黙と異音の魔術師” サルヴァトーレ・シャリーノ作曲の作品となります。
ものがたりの時代からは200年近くが経ち、シャリーノが「ローエングリン」を発表してからも40年が経とうとしています。ワーグナーの「ローエングリン」は神話や伝説を背景に陰謀や策略がうごめく壮麗で長大な作品ですが、シャリーノは一人の人物エルザを取り出して本作を創作しました。日本のお能には狂女物や夢幻能と呼ばれるジャンルがありますが、それを彷彿とさせるような<夢と現実>あるいは<正気と夢>のあわいをさまようエルザは、誰なのでしょうか。
※高貴な女性がブラバントという国を統治していたが、彼女は多くの求婚者の申し出を拒んでいた。神が送ってくれる者の到来を望んでいたのだ。そのとき、白鳥の曳く小舟に乗ってローエングリンがアントウェルペンに上陸し、女王はこの勇士を丁重に迎えた。勇士が「私をここのあるじと望まれるなら、・・・私が誰であるかを決して問うてはなりません」と言うと、女王はそれを守ると誓い、二人は結婚した。そして子供も二人生まれた。しかし、彼女は後に約束を破り、ローエングリンは形見に剣一振り、角笛一本、指輪一個を残して聖杯城へと去って行った。
プロフィール
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【指揮】杉山 洋一
1969 年東京生まれ。作曲を三善晃、フランコ・ドナトーニ、サンドロ・ゴルリに、指揮をエミリオ・ポマリコ、岡部守弘に師事。作曲家としてミラノ・ムジカ、ヴェネツィア・ビエンナーレをはじめ、国内外より多くの委嘱を受ける。指揮者として NHK 交響楽団、東京都交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、ヴェローナ野外劇場管弦楽団など日欧で活躍している。
オーガナイザー、プロデューサーとしての実績も豊富で、高橋悠治作品演奏会 I「歌垣」(2018)、同 II「般若波羅蜜多」(2019)、同 III「フォノジェーヌ」(2021)、松平賴暁のオペラ《The Provocators~挑発者たち》(2018)、フェニーチェ堺のオープニングシリーズ「武満徹ミニフェスティヴァル」(2019)などの企画に携わり、いずれも指揮も担当した。
精力的な作曲、指揮活動が総合的に評価され、第 68 回(2017 年度)芸術選奨文部科学大臣新人賞、第 74 回(2023 年度)同大臣賞受賞。作曲家として第 13 回(2013 年度)佐治敬三賞、第 2 回(2016)一柳慧コンテンポラリー賞を受賞。指揮者として第 22 回(2023 年度)齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞。2010 年サンマリノ共和国聖アガタ騎士勲章受勲。
1995 年よりミラノ在住。現在、ミラノ市立クラウディオ・アバド音楽院で教鞭をとる。
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【出演:エルザ役】橋本 愛
1996 年 1 月 12 日生まれ 熊本県出身
2010 年「Give and Go」で映画初出演初主演。同年映画「告白」に出演し注目を浴びる。
2013 年に映画「桐島、部活やめるってよ」などで数々の映画賞を受賞。同年 NHK 連続テレビ小説「あまちゃん」に出演し幅広い年齢から認知された。
その後、NHK 大河ドラマ「西郷どん」(2018)、「いだてん~東京オリムピック噺~」(2019)と 2年連続大河ドラマ出演を果たし、2021 年度「青天を衝け」では大河ドラマ初のヒロイン役を務める。
近年の主な出演作は、「家庭教師のトラコ」(2022/NTV)、Netflix シリーズ「舞妓さんちのまかないさん」(2023)、「アナウンサーたちの戦争」「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」(2023/NHK)、映画『熱のあとに』『ハピネス』(2024)など。
また、歌手としての活動も行なっており、『THE FIRST TAKE』にて『木綿のハンカチーフ』を歌唱し話題になり、『筒美京平トリビュート』に参加した。
独自の感性を生かし、ファッション、写真、コラムなどの連載を持ち幅広く活躍中。
公演概要
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神奈川県民ホール開館50周年記念オペラシリーズVol.2
サルヴァトーレ・シャリーノ作曲
『ローエングリン』
【日時】
2024年10月5日(土) 17:00開演(16:30開場)
2024年10月6日(日) 14:00開演(13:30開場)
【会場】
神奈川県民ホール 大ホール(横浜市中区山下町3-1)
【プログラム】
◆「瓦礫のある風景」(2022年)[日本初演]<約20分>
作曲:サルヴァトーレ・シャリーノ
指揮:杉山 洋一
― 休憩20分(予定)―
●「ローエングリン」(1982-84年)[日本初演/日本語訳上演 *一部原語上演]<約45分>
原作:ジュール・ラフォルグ、音楽・台本:サルヴァトーレ・シャリーノ
指揮:杉山 洋一、演出:吉開 菜央・山崎 阿弥、 修辞:大崎 清夏
出演 エルザ役:橋本 愛
【演奏】(●ローエングリン演奏 ◆瓦礫のある風景演奏)
成田 達輝 ●◆(ヴァイオリン/コンサートマスター)、百留 敬雄 ●(ヴァイオリン)
東条 慧 ●(ヴィオラ)、笹沼 樹 ●◆(チェロ)、加藤 雄太 ●◆(コントラバス)
齋藤 志野 ●◆(フルート)、山本 英 ●(フルート)、鷹栖 美恵子 ●◆(オーボエ)
田中 香織 ●◆(クラリネット)、マルコス・ペレス・ミランダ ●(クラリネット)
鈴木 一成 ●(ファゴット)、岡野 公孝 ●(ファゴット)、福川 伸陽 ●(ホルン)
守岡 未央 ●(トランペット)、古賀 光 ●(トロンボーン)、新野 将之 ●◆(打楽器)
金沢 青児 ●(テノール)、松平 敬 ●(バリトン)、新見 準平 ●(バス)
山田 剛史 ◆(ピアノ)、藤元 高輝 ◆(ギター)
■チケット情報
【料金】全席指定(税込)
開館50周年記念割引チケット5,000円
(S席エリア/1階前方、お取り扱いはチケットかながわのみ・枚数限定)
SS席:10,000円、S席:8,000円、A席:6,500円
学生席:4,000円(24歳以下)
【発売日】
KAme(かながわメンバーズ)先行発売:6月8日(土)
一般発売:7月7日(日)
[注意事項]
※やむを得ない事情により演奏曲、出演者等が変更になる場合があります。
※就学前のお子様はご入場いただけません。
※車イス・補助犬をお連れでご来場の方は、事前にチケットかながわまでお問合せ・ご予約ください。
※演奏中はご入場いただけません。開演時間に遅れた場合は、案内係の指示に従ってください。
主催:神奈川県民ホール(指定管理者:公益財団法人神奈川芸術文化財団)
後援:イタリア文化会館
助成:
文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|
独立行政法人 日本芸術文化振興会
公益財団法人 ローム ミュージック ファンデーション
公益財団法人 朝日新聞文化財団
協力:株式会社 東京コンサーツ、合同会社 オフィス山根
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#シャリーノ