世界初*の地域金融機関向け全自動AI「READY AI」を株式会社ailysが提供開始

READY AI操作画面

株式会社ailys(所在地：東京都中央区、代表取締役：藤井 正辰、以下 当社)は地域金融機関等向けに開発した先進的なAI分析システム「READY AI」の提供を10月17日より開始します。READY AIを活用すれば、データ専門家が存在しない地域金融機関でも簡単かつ低コストで、データを元にした営業活動を実現することが可能となります。

*当社調べ


【READY AIとは】

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/370512/LL_img_370512_1.png
READY AI操作画面

データベースから抽出した生データを投入するだけで、特段のデータの前加工等を必要とせず、各種商品に対する潜在的なニーズが高い顧客リスト等をAIで導き出すソリューションです。これまでも手軽に活用できると謡うAIデータ分析ツールは存在していましたが、当社の調べ※1では、約40％の地域金融機関において導入したAI分析ツールをやめる、または別サービスに切り替える等、未だ地域金融機関においてはAIを業務担当レベルで活用しきれていないのが現状です。そこで当社では約50社の地域金融機関に活用にあたっての課題をヒアリングし、このヒアリング結果をもとにREADY AIを設計しました。
※1 当社でヒアリング、アンケート調査を行った約50社における結果です(第一地方銀行、第二地方銀行、信用金庫、信用組合が対象)。


【READY AIで取り組めるAI分析テーマ※2】
■クロスセルターゲティング
預金口座を有する顧客の中で無担保ローン、目的別ローン、資産運用商品等の商品に潜在的なニーズを有する顧客を予測します。これにより、ニーズの高い顧客に対し、商品毎の営業プロモーションを行うことが可能になります。

■アップセルターゲティング
カードローン等の金融商品を利用している顧客のなかから、さらなる借入ニーズがある顧客を予測します。 利用促進のキャンペーンの効果をさらに高めることができます。

■離反防止
カードローン等の商品に加入している顧客のうち、離反(休眠)可能性が高い顧客を予測します。これにより、離反予備軍が実際に離反してしまう前に、先手を打った防止施策を行うことが可能になります。

■法人融資のニーズ予測
資金需要が見込まれる法人取引先がどこかを予測します。法人営業の優先順位をつけることで、効率的な営業を行うことが可能となります。

■マーケティング施策への反応率予測
営業やマーケティング施策に応答する可能性の高い顧客を予測します。これによって、反応率の低い顧客へのアプローチを削減することができ、マーケティング施策のROIを向上することができます。

■法人営業の成約率予測
融資の営業を行った際に、その後成約に至りそうな法人取引先を予測します。融資ニーズの予測と組み合わせることで、ニーズと成約可能性の二軸で法人営業の効率をさらに高めることができます。

※2 一部、準備中のテーマもございます。


【READY AIの特長】
■リテールおよび法人分野で求められる6つのAI分析テーマに対応
地方金融機関にてすぐに適用可能なAIトピックを継続的に開発・追加しています。また、これまでのAIサービスでは中々実現が難しかった法人分野に活用できるAIトピックを提供しており、より幅広い領域で活用できます。

■優れたターゲティング精度
当社がこれまで金融機関と蓄積したノウハウをもとに、READY AIでは地域金融機関が有するデータの潜在価値を最大化できる仕組みを開発しました。複数の地域金融機関と実施した先行テストでも、従来のターゲティング手法対比、約3～5倍程度のターゲティング精度を確認しています。

■優れたユーザビリティ
データベースから抽出した生データをそのままアップロードするだけで、営業部門ですぐに活用できるAI分析結果を提供します。これまでのAI分析ツールでは、分析をするためのデータ準備を実施する必要があり、これが大変かつ専門スキルも必要でしたが、READY AIではそのようなステップは一切必要なく、非常に簡単に営業企画・統括部門のご担当者でもご利用いただけます。

■カスタマイズ可能な合理的な価格体系
高い導入費用が導入のハードルとなっていたこれまでのAI分析ツールとは異なり、地域金融機関でより簡単にAIを始められるよう、READY AIは月20万円からスタート可能です。また、各金融機関で必要なAIテーマを選んで利用できることから、柔軟にカスタマイズできる価格体系を提供しています。

■高いセキュリティレベル
セキュリティにおいて大きなリスクとなりうる個人情報について、投入データに含まれる顧客ID等のハッシュ化に加え、個人名等、分析には不必要なセンシティブなデータを金融機関のローカル環境で削除する等の仕組みを整えており、高いセキュリティレベルを実現しています。


【ベータ版による先行利用実験について】
当社ではREADY AIが簡単に使え、かつ効果のあるAIソリューションであることを実証するため、4月より約10の地域金融機関に参加いただき、ベータ版によるテスト運用を実施しました。
結果として、カードローン、教育ローン、クレジットカードの利用促進など様々なモデルを短時間で生成することができ、かつ従来の方法に比べ300％～500％程度高い効果が出たという実績がでています。実証実験に参加した地域金融機関からは「既存の業務を抱えながらも、1か月で5種類のターゲットリストを作成することができました。これまでも様々なAI分析ツールを試してきましたが、どのツールでもこれは難しかったと思います。」という声を頂戴しています。

READY AIの詳細については、株式会社ailysのウェブサイトをご覧ください。
URL： https://www.readyai.ailys.ai/

当社では、このREADY AIの提供を通じて、地域金融機関のAIデータ活用およびデータによる意思決定の最適化を支援してまいります。

【当社概要】
株式会社ailys( https://www.jpn.davincilabs.ai/ )はビジネスの意思決定をAIが支援する「AI Decisioning」を実現する、機械学習のビックデータ分析ツールの販売ならびにコンサルティングをグローバルで展開しています。
日本国内においては、株式会社ゆうちょ銀行、株式会社オリエントコーポレーション、オリックス銀行株式会社など、数多くの大手金融機関での採用実績があります。