serendix50(フジツボモデル)
9本の鉄骨を使用
施工の様子1
施工の様子2
セレンディクスでは2022年3月にserendix10(スフィアモデル)を23時間で完成以降、10月に初回販売6棟を即完売。2023年5月には一般販売棟初の竣工であると同時に商用初の3Dプリンター施設となる佐久棟を完成させました。
今回のserendix50(フジツボモデル)はserendix10の発表後、60代以上の夫婦世帯から終の棲家として一般住宅仕様の3Dプリンター住宅を熱望する声が多く寄せられたことを受け、慶應義塾大学KGRI環デザイン&デジタルマニュファクチャリング創造センター(代表:田中 浩也、慶應義塾大学SFC教授)と共同プロジェクトとして始動。株式会社KAPが構造設計を担当し、施工は立尾電設株式会社(本社:熊本県)、百年住宅株式会社(本社:静岡県)、株式会社ナベジュウ(本社:群馬県)によるオープンイノベーションで行い、開始からわずか44時間30分で作り上げました。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/364097/LL_img_364097_1.jpg
serendix50(フジツボモデル)
■serendix50(フジツボモデル)詳細
構造 :鉄骨造+鉄筋コンクリート造 平屋
住宅開発主体 :セレンディクス
概要設計・コンセプト:慶應義塾大学KGRI環デザイン&
デジタルマニュファクチャリング創造センター
実施設計・デザイン :益山 詠夢
(宮城大学准教授、慶應義塾大学SFC研究所上席所員)
構造設計 :株式会社KAP
延べ床面積 :50m2
最大高さ :4m
設置箇所 :愛知県小牧市内 百年住宅工場内
販売予定価格 550万円
■serendix50(フジツボモデル)が取り組む3つの住宅課題
セレンディクスは「世界最先端の家で人類を豊かにする」というビジョンのもと、ロボット施工により、“車を買う値段で家を買える”家の開発を進めています。住宅ローンから解放された自由な人生の実現を目指し、205社を超えたオープンコンソーシアム各社と共に、技術・居住・価格の3つの面で住宅課題解決に取り組んでいます。今回のserendix50は快適性能と安全性能を検証されたデジタルデータにより、躯体を3Dプリンターで出力、屋根はデジタルデータを元にCNCカッターで造形するという2つの新しいデジタルファブリケーションの技術を融合させました。さらに、48時間以内に竣工を完成させることを目指し、実現しました。今後、安全性試験を実施した後、限定6棟の先行販売も開始する予定です。
1. 技術面
・日本の建築基準法に準拠
・48時間以内に施工完了
・人の作業を大幅に削減し、ほとんどの部材について単一素材で複合機能を持たせた3Dプリンター住宅を実現
2. 居住面
・50平米の広さ
・1階建て平屋 高い天井のある快適な室内
・構造強度・耐火性・耐水性・断熱性の担保
3. 価格面
・販売価格を一般的な住宅価格の1/10、車が買える500万円を目指す
■施工協力社コメント
百年住宅株式会社 代表取締役 中嶋 雄(本社:静岡県静岡市)
「2人で暮らす事が出来る平屋50m2の3Dプリンター住宅の実現は住宅業界を変革させます。今までの常識にとらわれず、より多くの人により良い住まいを提供すべく全力で取り組んでまいります。」
株式会社ナベジュウ 代表取締役 渡辺 謙一郎(本社・群馬県太田市)
「いよいよ3Dプリンターでつくる家50m2のフジツボが施工出来ました。仕上がりも上出来であり、これで世の中が変わると実感しています。」
立尾電設株式会社 代表取締役 永田 士朗(本社:熊本県水俣市)
「未知の領域に踏み込んだ3Dプリンター住宅への情熱は計り知れません。課題に立ち向かい、持続可能な未来のために全力を尽くします。」
■Sphere事業部責任者COO飯田コメント
「住宅産業の完全ロボット化」
今までの家はオートクチュール(職人依存)であり、数千万円とコストが高いのは当たり前でした。
自動車産業では40年前にロボットを使った「製造工程の革新」による商品の低価格化が始まっていました。3Dプリンター住宅は「住宅産業の完全ロボット化」の始まりであると考えています。
スタートアップの存在価値は「課題解決」であり、平均完済期限が73歳となる30年もの住宅ローンや、日本人の40%が一生住宅を持てない現在の環境を打破したいと考えます。
我々は、既存事業者ができない革新的な取り組みを機動力の高いスタートアップだからこそ出来ていると自負しています。「ゼロ」ベースで破壊的イノベーションとなる開発を賛同いただいている多くの企業とのコンソーシアムにて実現してまいります。
■車を買える価格で家を買う~セレンディクスの目指す未来
セレンディクスは2018年に“世界最先端の家で人類を豊かにする”を理念に掲げ創業。ファーストミッションとして、住宅ローンに縛られることなく、高性能かつ安全・安価な家を誰もが手に入れられる社会の実現を目指しています。2022年3月には愛知県小牧市において国内初となる3Dプリンター住宅であるserendix10(スフィア10m2モデル)の施工を23時間12分で成功、世界26ヶ国59媒体で報道されるなど話題となりました。
以降、3Dプリンター住宅の予約・問い合わせは日本・海外の相談を含むと既に3,000件を超えており、今後の開発及び普及のスピード化を図るため、2022年12月には一般住宅100m2までの出力が可能な大型3Dプリンターも導入しています。
昨今はその先進的な事業内容から万博プロジェクト創出サポートプログラムに選出、さらには日本の次世代レースを描く近未来アニメの作中応援企業に選定されました。
https://highspeed-etoile.com/
3月には経済産業省による日本からのユニコーン企業創出を目的として設立したスタートアップ支援事業「J-Startup」に選出され、現実世界でも事業を加速しております。
https://www.meti.go.jp/press/2023/04/20230411005/20230411005.html
■セレンディクス株式会社 https://serendix.com
代表取締役 : 小間 裕康
設立年月 : 2018年8月3日
資本金 : 256,400,000円(資本準備金含む)
本社所在地 : 〒662-0011 兵庫県西宮市甲陽園目神山町1番1号
Sphere研究所: 〒877-0113 大分県日田市天瀬町塚田749
管理部 : 〒657-0836 兵庫県神戸市灘区城内通2-1-26
事業内容 : 世界最先端のNext House 3Dプリンター施工による
住宅の設計・販売