第540回日経ミューズサロン『フィルハーモニックトリオ・ウィーン with 三輪 郁』が2023年11月21日(火)に日経ホール(東京都千代田区大手町1-3-7)にて開催されます。
チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。
カンフェティにてチケット発売中
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公式ホームページ
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ウィーン・フィル・コンサートマスターのシュトイデとカルテットで共に活動していた仲間、ランダラーとヘルテルがトリオでアンサンブル活動を始めた。それぞれのソロ演奏と、すでに家族のような信頼関係のアンサンブルはウィーン・フィル・メンバーならではのサウンドを聴かせてくれる。ピアノの三輪 郁はウィーン在住時からシュトイデの伴奏者として活動を共にしている。
【プログラム】
ヴァイオリン・ソロ
R.シュトラウス/「ばらの騎士」より ほか
ヴィオラ・ソロ
フォーレ/子守唄 作品16
ドヴォルザーク/4つのロマンティックな小品 作品75 B.150より第1番
チェロ・ソロ
シューマン/アダージョとアレグロ
トリオ
シューベルト/弦楽三重奏曲 第1番 変ロ長調 D471
カルテット
モーツァルト/ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 K478
プロフィール
フィルハーモニックトリオ・ウィーン Philharmonic Trio Vienna(弦楽三重奏)
シュトイデ弦楽四重奏団として 2002年結成時からのメンバーでのトリオ。 今ではすっかりウィーンフィルの中堅、要のメンバー。コロナ禍でのさまざま経験から、世界中のアーティストとのコラボレーションや音楽を届けることにより一層思いが深まり、今回はトリオで来日が決定した。
フォルクハルト・シュトイデ Volkhard Steude(ヴァイオリン)
1971年生まれ。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(以下ウィーン・フィル)のコンサート・マスター。ベルリンにてヴェルナー・ショルツに、ウィーンでアルフレート・シュタールにそれぞれ師事する。オーストリア内外で室内楽及びソロ活動を活発に行っており、ウィーン・フィルのメンバーにより結成されたウィーン・ヴィルトゥオーゼンのリーダーを2001年より2012年まで務めた。
エルマー・ランダラー Elmar Landerer(ヴィオラ)
1974年生まれ。ウィーン・フィルのヴィオラ奏者。ウィーンにて、ミヒャエル・シュニッツラーとペーター・オクセンホーファーに師事。様々な室内楽活動を行っており、ベルヴェデーレ三重奏団、ウィーン・ヴィルトゥオーゼンのメンバーでもある
ヴォルフガング・ヘルテル Wolfgang Haertel(チェロ)
1975年生まれ。ウィーン・フィルのチェロ奏者。グラーツでヒルドグント・ポッシュに、ウィーンでヴォルフガング・ヘルツァーにそれぞれ師事し、優秀な成績で卒業。2000年まで、ウィーン・フォルクスオーパーの首席チェロ奏者を務めた。
三輪 郁 Iku Miwa(ピアノ)
今、もっともウィーンの薫りを伝え得ると思われる日本人ピアニスト 三輪 郁はウィーン・フィルの首席奏者たちから大きな信頼を得ており、コンサートマスターのライナー・キュッヒル、ライナー・ホーネック、フォルクハルト・シュトイデ、首席フルーティストのヴォルフガング・シュルツ、更にホーネックと首席チェリストのフランツ・バルトロメイ、首席クラリネットのエルンスト・オッテンザマーによる“ウィーン・ゾリステン・トリオ”等と度々共演。 さらにエマニュエル・パユ(フルート)、ラデク・バボラク(ホルン)、オーボエ奏者で指揮者でもあるハンスイョルク・シェレンベルガー、プラジャーク・クヮルテット、ミハル・カニュカ(チェロ)、セバスティアン・マンツ(クラリネット)などと共演している。
代々音楽家の家系に生まれ、優れた音楽環境の中で育った三輪 郁は、幼少期からピアノに親しみ、三浦みどり、大島久子、ハンス・グラーフ、ヴォルフガング・ヴァッツィンガー、ハインツ・メディモレックらに師事している。桐朋女子高等学校を経て、ウィーン国立音楽大学及び大学院に学んだ三輪 郁は満場一致の最優秀で修了し、オーストリア政府から表彰された。
その後はイタリアのフィナーレ・リグレにおける“パルマ・ドーロ”国際コンクールにおいて審査員全員一致で第一位に選ばれたほか、ドイツ・ドルトムント国際シューベルトコンクールや浜松国際ピアノコンクールなどでも入賞している。
これを契機にウィーンを拠点とした演奏活動が本格化する。ウィーン楽友協会・ブラームスザールやウィーン・コンツェルトハウスでのコンサートのほか、ドルトムント・フィル、メクレンベルク・シュターツカペレ・シュヴェーリン、ドイツ・ハレ歌劇場管弦楽団、ノルウェー放送交響楽団、オールボー交響楽団、セヴィリア王立交響楽団、ニース交響楽団、ソフィア・フィル、北京交響楽団、広州交響楽団などと共演しており、日本でも新日本フィル、東京フィル、東京シティフィル、東京都交響楽団、大阪センチュリー交響楽団、大阪交響楽団、関西フィル、札幌交響楽団、群馬交響楽団、名古屋フィル、セントラル愛知交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、紀尾井シンフォニエッタ東京などと、ソリストとして共演する他、NHK交響楽団や新日本フィルなど日本のオーケストラのコンサートマスター、首席奏者たちとの室内楽コンサートでの数多くの共演を通じての音楽的信頼も厚い。
特にウィーンフィル第一コンサートマスター フォルクハルト・シュトイデとは長年デュオを組んでおり、2021年広島交響楽団定期演奏会にも招かれて共演した。
東京においては2003年から2006年まで、ウィーン時代のモーツァルトに焦点をあてたコンサートシリーズ『4254日の奇蹟~ウィーンのモーツァルト』を企画開催し、大きな注目を集めた。ピアノのためのソロ作品のみならず、オペラや管弦楽作品のピアノ版演奏、更にピアノ協奏曲を含む5公演はウィーンの空気をふんだんに吹き込むような演奏で魅了して高い評価を得た。その一方で、テレビ番組化されたドラマ『のだめカンタービレ』(フジテレビ)をはじめ『のだめ』関連のピアノ音楽監修や落語家 春風亭小朝とのコラボレーション、さらにエッセイを出版するなどその活動は多彩を極めている。
三輪 郁の演奏は放送、CDなどでも聴くことができるが、最近では特に『バルトーク:ピアノ作品集』《Miwa Iku-Schubert》(販売元:キング・インターナショナル、発売元:風樂)《Mozartiana/Iku Miwa》(制作:オクタヴィア・レコード)がシリーズ化されており、それぞれ『レコード芸術』誌『特選盤』『準特選盤』に選ばれるなど好評を博している。
ソリストとして、室内楽奏者として、ウィーンの演奏様式を伝承する魅力溢れる音楽家 三輪 郁は古典から現代における幅広いレパートリーを持つピアニストとして、今後一層の活躍が多いに期待されている。
現在、山形大学教授、桐朋学園大学講師。
公演概要
第540回日経ミューズサロン『フィルハーモニックトリオ・ウィーン with 三輪 郁』
公演日時:2023年11月21日(火)18:00開場/18:30開演
会場:日経ホール(東京都千代田区大手町1-3-7)
■出演者
フォルクハルト・シュトイデ(ヴァイオリン/ウィーン・フィル・コンサートマスター)、エルマー・ランダラー(ヴィオラ/同フィル)、ヴォルフガング・ヘルテル(チェロ/同フィル)、三輪 郁(ピアノ)
■チケット料金
全席指定:4,000円(税込)
主催:日本経済新聞社/協賛:ファンケル