つるし飾りづくりの様子
つるし飾り作家 齋藤 美智子氏
雛壇の横に装飾されるつるし飾り
さまざまなモチーフの人形が連なる
静岡・伊東にある全館源泉かけ流しの温泉旅館「界 伊東」では2023年3月1日から2024年2月29日までの平日に、「伊豆に伝わる『つるし飾り』づくり体験」を開催します。「鶴」「猿」「うさぎ」など、愛らしい人形が連なるつるし飾り。その一つ一つには「長寿」や「魔除け」などの意味合いがあります。つるし飾りを伝承、製作する作家・齋藤美智子氏から、人形に込められた意味合いを教わり、つるし飾りを作る体験です。本取り組みは2021年より界全施設で開催している、職人・生産者と行うご当地文化体験「手業のひととき」の一環で、今年3年目を迎えます。
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つるし飾りづくりの様子
「手業のひととき」とは
「手業のひととき」とは、地域の文化を継承する職人や作家、生産者の方々に出会い、お客様がその希少な技を間近で見たり、舞台裏を知ったりできるご当地文化体験です。「界」では、ブランド発足以来、「その地域、その季節ならではのおもてなし」を提供しています。界のスタッフは職人や作家、生産者の方々から、ご当地の文化や手仕事を教わり、その地域に一層愛着を感じるという経験を重ねてきました。その経験を元に、お客様にも、ぜひ地域の文化を継承する職人や作家、生産者の手業に触れて欲しい、という思いで「手業のひととき」を2021年より開催しています。これまでに界全体で700名を超える利用がありました。
詳細URL:[https://www.hoshinoresorts.com/sp/tewaza/]{https://www.hoshinoresorts.com/sp/tewaza/}
「手業のひととき」を担当する作家 製作体験工房「ニコニコ会」代表 齋藤 美智子氏
<プロフィール>
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つるし飾り作家 齋藤 美智子氏
静岡県東伊豆町稲取発祥の伝統工芸「雛のつるし飾り」製作グループ「ニコニコ会」代表。1993年より、伊豆稲取に伝わるつるし飾りの製作、作り方の伝承、文化の普及を行っている工房。界 伊東のロビーや客室「伊豆花暦の間 特別和室」のつるし飾りの製作も手掛ける。
<コメント>
稲取のつるし飾りは、日本三大つるし飾りの一つとして知られています。私たちがつるし飾りを通して伝えたい想い。それは、子どもの健やかな成長や家族の長寿を願う気持ちはいつの時代でも変わらないということ。つるし飾りを見たときにふと感じる心の温もりこそ、文化の灯火が消えずにここまで続いてきた背景にあると考えています。人の優しさという心の糸が途切れることなく、末永く繋がり紡がれてゆくために、つるし飾りに興味関心を寄せて下さった皆様に、つるし飾りの作り方を、人形に込められた想いと共にお伝えしています。もちろん、ご自身への旅のお土産としてでも大変結構ですが、お子様やご家族、お友達など、大切な誰かのためを想ってひと針ひと針縫い上げていくのもまた、つるし飾りを作る醍醐味です。不器用な方でもしっかりサポートしますので、お気軽にご参加ください。皆様と楽しいひとときをご一緒できますことを、心から楽しみにしています。
「つるし飾り」とは
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雛壇の横に装飾されるつるし飾り
伊豆稲取地区に伝わる伝統工芸。江戸時代後期より子どもの成長を願って、母や祖母が手作りしたつるし飾りを桃の節句の雛壇の左右につるす風習があります。戦後、一時廃れていたこの文化を地元婦人会(*1)が復活させ、1998年より春に「雛のつるし飾りまつり」を毎年開催。会場には100対を超えるつるし飾りが並び、その華やかな風景を目当てに、遠方から毎年多くの観光客が訪れます。
(*1)齋藤氏が代表を務める「ニコニコ会」の前身
体験内容1:つるし飾りの人形に込められた意味合いを知る
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さまざまなモチーフの人形が連なる
つるし飾りには「鶴」「猿」「うさぎ」など、さまざまなモチーフの人形が連なります。「猿」は「去る」にかけて、「病や災いが去る」という意味が、「鶴」は「千年長生きする」と伝えられていることから、「長寿や健康」への願いが込められているとも。齋藤氏から人形に込められた意味合いを一つ一つ教わり、いつの時代も変わらない親から子への温かな心を知ることができます。
体験内容2:作家の手ほどきを受けながらつるし飾りを製作
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椿の飾りを製作
伊東市の花木である「椿」の飾りを齋藤氏の指導を受けながら製作します。花びらに使う布は絹100%の生地。好きな色を選び、裁断したら、針と糸を使って縫い合わせていきます。そのほか、葉などの細かい部分を仕上げて綿を入れ、立体的に仕立てて完成です。齋藤氏がデザインした他のモチーフを4つ自由に選択し、5つの飾りが連なるつるし飾りを完成させます。
「伊豆に伝わる『つるし飾り』づくり体験」概要
期間:2023年3月1日~2024年2月29日の平日
時間:チェックイン翌日9:30~11:30
場所:界 伊東 ご当地楽ルーム
料金:1名 11,000円(税込、宿泊費別)
定員:1日1回開催 2名以上で実施、最大8名まで
予約:[公式サイト]{https://www.hoshinoresorts.com/sp/tewaza/}にて7日前までに要予約
モデルスケジュール
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ご当地部屋「伊豆花暦の間」の例
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露天風呂
<1日目>
15:00 ご当地部屋「伊豆花暦の間」にチェックイン
15:30 ご当地楽「椿油づくり体験」
16:00 温泉入浴
17:30 会席料理を味わう
<2日目>
8:00 朝食
9:30 手業のひととき「つるし飾り」づくり体験
11:30 終了
12:00 チェックアウト
「界」とは
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「界」は星野リゾートが全国に展開する温泉旅館ブランドです。「王道なのに、あたらしい。」をテーマに、季節の移ろいや和の趣、伝統を生かしながら現代のニーズに合わせたおもてなしを追求しています。また、その地域の伝統文化や工芸を体験する「ご当地楽」や、地域の文化に触れる客室「ご当地部屋」が特徴です。2022年11月には、21施設目となる「界 出雲」が島根県・出雲ひのみさき温泉に、22施設目となる「界 雲仙」が長崎県・雲仙温泉に新規開業しました。
URL:[https://hoshinoresorts.com/ja/brands/kai/]{https://hoshinoresorts.com/ja/brands/kai/}
界 伊東
豊富な湯量と泉質を誇る伊東温泉に位置し、湯殿やプール、足湯など存分に温泉を楽しめる宿です。伊勢海老、鮑など伊豆の豊かな海の幸を味わう会席料理や四季折々の花を愛でることができる日本庭園が特徴的です。
〒414-0016 静岡県伊東市岡広町 2-21/客室数:30 室
[https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaiito/]{https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaiito/}