『ガラスペンでなぞる 文学の小道 ――花ある君に、想いの雨が降り続く。』(絵:シンジ カトウ)
▲日本語の美しさが心に響く、島崎藤村の「初恋」。貴方は何色でなぞりますか?
▲ほんとにオオカミがやってきた! イソップ寓話「オオカミ少年」は英文をなぞりましょう。
▲イソップ寓話の「猫と鳥たち」。こちらはちょっと筆記体っぽい書体です。
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『ガラスペンでなぞる 文学の小道 ――花ある君に、想いの雨が降り続く。』(絵:シンジ カトウ)
日本と海外の名作文学(40作品)の一節を、ガラスペンでなぞります。なぞるのは一節なので、ちょっとの時間でもガラスペンとインクを楽しめます。なぞる作品はどれもどこかで読んだことのあるものばかり。名作の一節を鑑賞しながらゆっくりなぞって、あなただけの時間をお楽しみください。イソップ寓話はすべて英文。日本語をなぞるのとはまた違ったペンの動きを楽しめます。文学と文具が好きなあなたのための1冊です。
■文具好きのあいだで密かなブームだったガラスペンがいよいよ本格的に流行の兆し!
これまで「ガラスペン」と言えば、ガラスペン作家が制作する一点ものが主流でしたが、最近では初心者向けの「ガラスペンとインク」がセットになった手頃な価格なものがネットショップや書店で数多く流通され、購入しやすくなりました。
インクはより個性と彩りが多彩になり、特にキラキラ光るラメ入りインクは、ガラスペンを使う一つの楽しみにもなっています。また、時間の経過で色が変化するゆらぎインクも注目度が高く、ガラスペン人気にともない新しいインクがどんどん発売されています。
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▲日本語の美しさが心に響く、島崎藤村の「初恋」。貴方は何色でなぞりますか?
■ガラスペンで、書き味の違いがわかる紙をセレクト
本書は7種類の紙の書き味の違いを楽しむことができます。ノート用のツルツルした用紙、塗り絵用のサラサラとした用紙、書籍用のザラザラした用紙などそれぞれの紙の個性を感じることができます。使用している用紙は、コスモエアライト、スライト ホワイト、iroful(イロフル)、淡クリームラフ書籍、ソリスト、b7バルキー、HSライトフォースです。
注目は、書いても、描いても、美しく発色する紙「iroful(イロフル)」です。今回、書籍用紙に初めて採用されました。“しっとり”とした書き心地で、インクの色・濃淡をくっきり鮮やかに表現するのが特徴です。
■日本や海外の名作をなぞって味わう
第1章「文学を歩く」では、「初恋」(島崎藤村)、「吾輩は猫である」(夏目漱石)、「賢者の贈りもの」(オー・ヘンリー)などの日本と海外の名作文学20作品をなぞります。第2章「童話の宝石」では、「北風と太陽」「金の斧 銀の斧」などイソップの10の寓話(英文)をなぞります。第3章「星ピエロ」では、「サーカス」「汚れつちまつた悲しみに……」など中原中也の10篇の詩をなぞります。
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▲ほんとにオオカミがやってきた! イソップ寓話「オオカミ少年」は英文をなぞりましょう。
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▲イソップ寓話の「猫と鳥たち」。こちらはちょっと筆記体っぽい書体です。
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▲舞い降りてくる言葉は宝石のよう…。中原中也の「ピチベの哲学」。この詩に似合うのは何色でしょう?
■目次
本書の基本的な使い方・自由な愉しみ方
ガラスペンとインクと紙の話
第一章 文学を歩く
初恋(島崎藤村)/みだれ髪(與謝野晶子)/私と小鳥と鈴と(金子みすゞ)/蜘蛛の糸(芥川龍之介)/舞姫(森鴎外)/老人と海(アーネスト・ヘミングウェイ)/賢者の贈りもの(オー・ヘンリー)/少年の日の思い出(ヘルマン・ヘッセ)/黒猫(エドガー・アラン・ポー)/雪女(小泉八雲)/檸檬(梶井基次郎)/桜の森の満開の下(坂口安吾)/一握の砂(石川啄木)/吾輩は猫である(夏目漱石)/たけくらべ(樋口一葉)/柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺(正岡子規)/走れメロス(太宰治)/河童(芥川龍之介)/ごん狐(新美南吉)/細雪(谷崎潤一郎)
第二章 童話の宝石(イソップ寓話)
いなかのネズミとまちのネズミ/狐と葡萄/北風と太陽/うさぎとかめ/カエルとウシ/ガチョウと金の卵/オオカミ少年/金の斧 銀の斧/オンドリと宝石/猫と鳥たち
第三章 星ピエロ 中原中也
サーカス/ピチベの哲学/一つのメルヘン/北の海/湖上/また来ん春……/夏の日の歌/月夜の浜辺/骨/汚れつちまつた悲しみに……
■書籍詳細
タイトル: ガラスペンでなぞる 文学の小道
――花ある君に、想いの雨が降り続く。
絵 : シンジ カトウ
定価 : 1,760円(税込)
発行日 : 2022年12月28日(水)
ページ数: 96ページ
サイズ : 210×182×9(mm) ソフトカバー・オールカラー
ISBN : 978-4-8069-1798-4
発行元 : 株式会社つちや書店
URL : http://tsuchiyashoten.co.jp
■絵 シンジ カトウ
雑貨デザイナー・絵本作家。熊本県出身。雑貨、靴、服、絵本、ジュエリーなど15,000点以上の様々なプロダクト・デザインを国内外へ送りだしている。ディズニー、ポケモン、ウルトラ怪獣、鉄腕アトムなど有名キャラクターとのコラボレーション作品も多数。地球環境の変化に翻弄される北極熊の兄弟をキャラクターにした「そらべあ」を制作し、その活動が2010年、環境大臣賞を受賞。2014年からは展覧会「Shinzi Katoh World ~夢の世界のデザイナー~」が全国の美術館などで巡回。2016年、2017年には台湾の台北、高雄で初の海外展覧会も開催。ロンドンのHarrodsやパリのcoletteでのイベントに加え、香港&台湾セブンイレブンでのノベルティ採用等、その活動は世界に広がっている。2018年、休暇村「旅する絵本」&ピンズコレクションを制作。
2020年、TOYOTA2021壁掛けカレンダーの制作のほか、イトーヨーカドー100周年を記念してコラボルームウェアや雑貨アイテムが多数展開される。2021年、銀座に本店があるブールミッシュとコラボした様々なシェリの洋菓子コレクションが2年目を迎えた他、香港life@KCCにてモールをデコレーションするMERRY GIFT-MASを開催。これまでに25冊以上の絵本のほか、『ガラスペンでなぞる宮沢賢治幻燈館』(2022年、つちや書店)を出版。
■会社概要
商号 : 株式会社つちや書店
代表者: 代表取締役 佐藤秀
所在地: 〒113-0023 東京都文京区向丘1-8-13
URL : http://tsuchiyashoten.co.jp