スマートシティリファレンスアーキテクチャ「都市OSの全体像」
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オプティムは「OPTiM Cloud IoT OS」を2016年に発表、リリースして以降、「◯◯×IT」を農業、土木・土木建築、医療など、さまざまな産業向けにプラットフォームとして、「OPTiM Cloud IoT OS」を提供し、それらのプラットフォームの上でそれぞれの産業向けに特化したアプリケーションを開発・提供してまいりました。そしてこのたび、国が打ち出している「デジタル田園都市国家構想」※3を先導する「スーパーシティ構想」を支える「都市OS」を構成する要件を確認した結果、「OPTiM Cloud IoT OS」およびそれぞれの産業向けのアプリケーションが、スマートシティ向けソリューションとして合致することが判明したため、パッケージ化を実施し、「OPTiM City OS」を提供することとしました。
■「OPTiM City OS」の主な特長
1. スマートシティリファレンスアーキテクチャへの準拠
内閣府が発表したスマートシティリファレンスアーキテクチャ※4では、「都市OS」の構成要素を「サービス連携」「認証」「サービスマネジメント」「データマネジメント」「アセットマネジメント」「外部データ連携」「セキュリティ」「運用」の8つに分類し、それぞれに必要となる個別機能の要件が定義されています。「OPTiM City OS」の各機能はこれらの構成要素の要件に準拠したものとなっており、「都市OS」として活用することが可能です。
2. ビルディングブロック方式※5な設計(アーキテクチャ)
「OPTiM City OS」の各機能群は、クラウドサービスの各種機能、スケーラビリティ、レジリエンス※6を徹底的に活用する、いわゆるクラウドネイティブなマイクロサービスアーキテクチャで設計されています。マイクロサービスアーキテクチャとは、変化するニーズに合わせて機能の追加や組替えを容易にするため、ひとまとまりのシステムを独立した複数のサービスで構成する設計手法であり、システムの柔軟性と拡張性を高い水準で実現することができます。この柔軟性と拡張性により、FIWARE※7のようなオープンソースソフトウェア(OSS)※8の「都市OS」の機能を、必要に応じて組み込むようなカスタマイズも可能になります。
3. 高度なID管理など、高いセキュリティ機能を搭載
「OPTiM City OS」の専用ID管理機能はマルチテナント※9な設計になっており、個人利用、組織利用の両方のユースケースでご利用いただけます。組織利用では企業での利用、家庭内での利用をカバーすることができ、テナント内での権限制御、テナント間の権限制御、ロールによる権限制御、個別のアクセス制御など、柔軟なアクセス制御が可能となっております。また、MDM・PC管理サービス「Optimal Biz」と連携したシングルサインオンサービス「OPTiM ID+」により、セキュリティをより高めることも可能です。
4. 国産ソリューション
「OPTiM City OS」の企画、設計、実装はオプティムにより行っております。FIWAREなどの既存のオープンソースソフトウェア(OSS)な都市OSをベースとするのではなく、一から開発をしたもの(スクラッチ開発)となっております。
5. 「都市OS」向きのアプリを提供可能
オプティムは「OPTiM Cloud IoT OS」と連携するアプリケーションを多数展開しております。それらのうち、都市OSでのユースケースに適合しうるアプリケーションを「OPTiM City OS」としてセットで提供することが可能です。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/332455/LL_img_332455_1.png
スマートシティリファレンスアーキテクチャ「都市OSの全体像」
オプティムは、「OPTiM City OS」の提供を通して、高い利便性と豊かな暮らしを提供するスーパーシティ構想の実現に向け、政府・自治体の皆様、それぞれの都市にお住まいの住民の皆様のさまざまな課題の解決を支援いたします。
■「スマートシティ/スーパーシティ/都市OS」とは
昨今、スマートシティと呼ぶ取り組みが世界各地で活発化しています。私達の生活は、医療、交通、教育、建築、環境など多くの要素が、人やものに紐付いて複雑に交差しています。スマートシティとは、私たちが住んでいる都市を、テクノロジーでスマート化し、住民の暮らしや企業活動をより便利にする取り組みの総称です。日本国内では、内閣府が「スーパーシティ構想」や「デジタル田園都市国家構想」として主導しています。
また、「都市OS」とはスーパーシティの中核たるデータ連携基盤です。都市ごとに構築され、共通する機能や各種データはデータ連携機能を通して分野横断で利活用され、さらに「都市OS」間も必要に応じて相互にデータのやり取りを行います。やり取りされるデータとは、例えば統計データ、分析データ、履歴データ、文章データのような静的データのほか、センサーデータ、ログデータ、人流データなどの動的データ、地形図、空中写真、衛星画像などの地理空間データなど、多岐にわたります。これらのデータを一元的に扱えるようにし、より高度な連携、利活用ができるようになることで、現場管理や動態把握、リスク評価、予測、最適化などのより高度なサービスを実現できるようになります。
■「OPTiM Cloud IoT OS」とは
「OPTiM Cloud IoT OS」とは、AIとIoTを繋ぐプラットフォームサービスです。「OPTiM Cloud IoT OS」はIoT端末をセキュアに管理・制御し、IoT端末より取得したデータの蓄積や分析、各種AIの活用、さまざまなクラウドサービスとの連携を可能とします。さらに、専用ID管理、複数企業での協働を支えるアクセス制御機構、アプリケーション販売機能により、オープンプラットフォームのビジネス基盤としても利用いただけるだけでなく、新規プラットフォームの立上げ(OEM提供を含む)やアプリケーション開発・販売の効率的な運用支援も提供いたします。
「OPTiM Cloud IoT OS」についての詳細は、以下のWebサイトをご確認ください。
https://www.optim.cloud/platform/
◆「OPTiM Cloud IoT OS」の一部提供事例
1. 株式会社EARTHBRAIN※10:建設向けオープンプラットフォーム「LANDLOG」
2. 株式会社メディカロイド※11:手術支援ロボットシステム「hinotori(TM)サージカルロボットシステム」のネットワークサポートシステムプラットフォーム「Medicaroid Intelligent Network System」(MINS(TM))
◆「OPTiM Cloud IoT OS」上で提供中の、「都市OS」向きソリューション(一部)
・シングルサインオンによるセキュリティの強化:「OPTiM ID+」
・IoTデバイスの管理・運用、デジタルツイン:「OPTiM IoT」
・IoTデバイスの遠隔操作・遠隔制御:「Optimal Remote IoT」
・現場データ管理:「Smart Field」
・圃場管理・スマート農業:「OPTiM Agri Field Manager」
・AI画像解析による人流解析・混雑対策:「OPTiM AI Camera」
・3次元測量:「OPTiM Geo Scan」
・オンライン診療・遠隔医療:「オンライン診療プラットフォーム」
●IoTデバイスの管理・運用、デジタルツイン イメージ
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/332455/LL_img_332455_2.png
IoTデバイスの管理・運用、デジタルツイン イメージ
●IoTデバイスの遠隔操作・遠隔制御 イメージ
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IoTデバイスの遠隔操作・遠隔制御 イメージ
●現場データ管理 イメージ
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●圃場管理・スマート農業 イメージ
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圃場管理・スマート農業 イメージ
●AI画像解析による人流解析・混雑対策 イメージ
画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/332455/LL_img_332455_6.png
AI画像解析による人流解析・混雑対策 イメージ
●3次元測量 イメージ
画像7: https://www.atpress.ne.jp/releases/332455/LL_img_332455_7.png
3次元測量 イメージ
●オンライン診療・遠隔医療 イメージ
画像8: https://www.atpress.ne.jp/releases/332455/LL_img_332455_8.png
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※1 内閣府 地方創生 国家戦略特区 スーパーシティ・デジタルガーデン
https://www.chisou.go.jp/tiiki/kokusentoc/supercity/openlabo/supercitycontents.html
※2 都市OS:都市や地域、エリアに関するさまざまなデータを集約して分析し、展開するための基盤。
※3 デジタル技術の活用により、地域の個性を活かしながら、地方の社会課題の解決、魅力向上のブレイクスルーを実現し、地方活性化する取り組み。詳しくは以下のWebサイトをご覧ください。
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digitaldenen/
※4 内閣府 SIPサイバー/アーキテクチャ構築及び実証研究の最終成果報告会 スマートシティアーキテクチャ
https://www8.cao.go.jp/cstp/stmain/20200318siparchitecture.html
※5 ビルディングブロック方式:機能群の中から必要な機能を取捨選択し積み重ねることで、疎結合なシステム構築を行う方式のこと。他のビルディングブロックやサービスへの影響を最小限とした更新が可能となり、保守性が向上する。
※6 レジリエンス:情報システムの障害時などに、正常な状態に復旧・復元する機能や能力のこと。
※7 EU(欧州連合)が官民連携で開発している、自治体や企業などの業種を超えたデータ利活用やサービス連携を促すためのソフトウェア群。OSSとして開発されている。
https://www.fiware.org
※8 無償で誰でも自由に改変、再配布が可能な形でソースコードが公開されているソフトウェアのこと。改変したソフトウェアを配布する際には、ライセンスの内容に従う必要があります。
※9 複数のユーザーや組織が、同じサーバーやアプリケーション、データベースなどのシステムを共有して利用する方式のこと。
※10 所在地:東京都港区、代表取締役社長:小野寺 昭則
※11 所在地:兵庫県神戸市、代表取締役 社長執行役員 CEO:浅野 薫
【オプティムの目指す、オプティマル事業とは】
~Optimal【形】最適な、最善の、最も有利な~
急速なインターネット普及に伴い、これまでネットを利用したことのないユーザーがネットを利用する機会が増えており、このユーザー層にとって現状のネットは必ずしも使いやすいものではありません。このような状況にあって、ネットを空気のように快適で、息をするように無意識に使えるサービス・インフラに変えていく。オプティマル事業とは、そのためのオプティム独自の最適化技術によるサービス事業の総称です。
製品情報 : https://www.optim.co.jp/services
Facebookページ: https://www.facebook.com/optimjpn
Twitterページ : https://twitter.com/optim_jpn
【株式会社オプティムについて】
商号 : 株式会社オプティム
上場市場 : 東京証券取引所プライム市場
証券コード : 3694
URL : https://www.optim.co.jp/
OPTiM SAGA(佐賀本店) : 佐賀県佐賀市本庄町1 オプティム・ヘッドクォータービル
OPTiM TOKYO(東京本社): 東京都港区海岸1丁目2番20号 汐留ビルディング 18階
OPTiM KOBE : 兵庫県神戸市中央区小野柄通7丁目1番1号 日本生命三宮駅前ビル11階
代表者 : 菅谷 俊二
主要株主 : 菅谷 俊二
東日本電信電話株式会社
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
設立 : 2000年6月
資本金 : 444百万円
主要取引先:
NTTコミュニケーションズ株式会社、株式会社NTTドコモ、株式会社大塚商会、キヤノンマーケティングジャパン株式会社、KDDI株式会社、株式会社小松製作所、ソフトバンク株式会社、西日本電信電話株式会社、パナソニック ソリューションテクノロジー株式会社、東日本電信電話株式会社、富士フイルムビジネスイノベーション株式会社、リコージャパン株式会社など(五十音順)
事業内容:
ライセンス販売・保守サポートサービス(オプティマル)事業
(IoTプラットフォームサービス、リモートマネジメントサービス、サポートサービス、その他サービス)
【Copyright・商標】
※ 記載の会社名および製品名は、各社の登録商標および商標です。
※ 本プレスリリースに記載された情報は、発表日現在のものです。商品・サービスの料金、サービス内容・仕様、お問い合わせ先などの情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。