採れたてのいちご
販売中のいちご
川内いちごプラントの外観
イチゴの品種は紅ほっぺ
https://camp-fire.jp/projects/view/567730
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/305609/LL_img_305609_1.jpg
採れたてのいちご
■はじめに・ご挨拶
初めまして、福島県川内村でイチゴの生産販売を行っている遠藤 元一です。
川内村は、震災、原発事故の影響を受けていた地域です。もともと過疎化が進んでいたのですが、事故によって、村外への人の流出が加速し、今後の村の存続が危ぶまれる状況です。
私は川内村で生まれ、育ちました。村が好きで、ここで育ったことに愛着と誇りも感じています。今は、事故からの復興と、振興のために、2年前より川内村内で、「かわうちベリー」の商品名でイチゴの栽培と販売を行っています。
■このプロジェクトで実現したいこと
かわうち発となる「イチゴ新品種」を栽培し、全国に向けて販売するなかで、川内村の魅力を発信し、また、新品種の栽培者を受け入れていくことで、村の産業を活性化させてい行きたいと考えています。
当面は、現在の慣行品種のイチゴ栽培に取り組み、5~7年後を目標に、新品種の登録と、普及を図りたいと考えております。
成果が出るのは5年後以降と、非常に気の長いプロジェクトになりますが、皆様のお力をお貸しください。
■私たちの地域のご紹介
川内村は福島県の阿武隈高地にある、大滝根山などの山岳に囲まれた高原に位置します。夏の気温も冷涼で、積雪量も多くはないことから、過ごしやすい気候になります。
そのため、いわゆる昼夜の気温差が激しく、美味しい高原野菜が作られています。
自然も豊かで、四季折々の風景が楽しめます。山々から流れる水も豊富で、世帯のほとんどが地下水を利用していることからもそれが分かります。景色を楽しみながら、清涼な水が育てたイワナ、やそばを食べながら、帰る際には温泉が楽しめます。今後は、川内村で育ったブドウを使ったワインも味わえる予定です。
村のマスコットになっている、木に泡状の卵を産むモリアオガエルや、そのカエルを題材にしていた詩人、草野 心平さんの文芸に触れるのも、楽しみの一つです。
もちろん、私たちのイチゴ栽培施設でいちご狩りも楽しめます!
■プロジェクトを立ち上げた背景
川内村は震災、原発事故の影響を色濃く受けた地域です。村内には、若い働き手が少なく、小中学校は統合され、全校生徒は令和2年度時点で小学校44人、中学校で27名と、少子化が進んでいます。このまま何もしなければ、そう長くない未来には、村の存続が危ぶまれます。
そういった中で、村の一つの産業である、農業を発展させることは、村民の働く場所を作ることになり、人の流出を食い止めることにつながると考えています。そのために、イチゴ栽培を今後、より大きく発展させていくことが、私にできる村の振興のため、今まで育ててくれた恩返しの手段であると考えています。
そのために、既存の品種を栽培することから、さらに一歩進んで、川内村独自の品種を要することが、必要であると考え、このプロジェクトを立ち上げました。
■これまでの活動
イチゴ栽培に関しては、震災後3、4年後から、試験的に行われてきました。そうして、2020年より、本格的にイチゴ栽培を開始し、震災後10年目に当たる2021年には、多くの方に美味しいイチゴを届けることができるようになりました。ひとえに、村民の皆様のご協力と、震災時、多くの励ましの言葉や、応援をしてくださった、方々のご協力のおかげであります。
私自身、震災時はまだ学生で、震災地となった村の行方に深い不安を感じていました。しかし、村民の努力と色々な方からの応援もあり、原発にほど近い川内村には、企業が参画していたり、イチゴ栽培をはじめとし、ワインブドウの栽培など、以前には考えられないほど、村が生き生きとしてきたようにも感じます。それも、多くの応援とつながりがあったからこそだと思います。
まだまだ、過疎化の進む村において、人手が不足する中で、川内村を振興することは私だけではできることが限られます。一緒に働いてくれる人や、応援してくれる方々のお力を借りて、今後は、より積極的に村の発展に尽力していきたく思います。
皆さんの負担にならない形で、ご協力いただけると幸いです。
■資金の使い道・実施スケジュール
資金の用途についてはこのようになります。
<1年目> 親株の購入
交配する親株、培地、肥料、農薬の購入(約10万円)
<2年目> 選抜する実生の育成にかかる資材の購入
培地、肥料、農薬の購入(約30万円)
CAMPFIRE手数料総額の12%(6万円)
決済手数料が5%(2.5万円)
合計48.5万円
残り1.5万円分は資材価格が高騰した際や、3年目以降はさらに多くの資金を要しますので、以降の資材などに使用したいと思います。
<3年目> さらに実生株を選抜。
<4年目> 規模を大きくし、仮の名前とも呼ばれる系統番号が付けられます。
<5,6年目> 実際に試験栽培を行います。早ければ、品種登録を行うことも考えられます。
<7年目> 優れた品種特性が獲得できていれば、品種登録を行います。ここで、受理されれば、新品種が完成します!
■リターンのご紹介
1. ホームページへの「名前掲載権」
2. 当プロジェクトで完成予定のイチゴへの「新品種名称応募権」
3. プロジェクトの進捗などをメールでお送りする、「お礼と経過観察メール」
4. 現在栽培している紅ほっぺ「イチゴ4パック」をお送りします。
名前掲載権では、ニックネームや社名などもご利用できます。掲載期間は、当ホームページが閉鎖するまで記載予定です。また、新品種名応募権では、必ずしも選ばれるとは限りませんので、予めご容赦ください。
詳しい内容はリターン詳細をご覧ください。
■最後に
私はふるさとである川内村が大好きです。そのふるさとの農業を盛り上げることが私にできる恩返しであると考えています。しかしながら、川内村でイチゴ栽培を始めて5年以上の時がたちますが、地域振興のためには、まだまだ力が足りないことを痛感しております。
こういった、このプロジェクトを通して、一緒に川内村のイチゴ品種をつくり、福島県川内村を皆さんに知ってもらい、川内村のファンになって頂ければ嬉しく思います。ぜひ、皆さんのご協力をいただければ幸いです。
https://camp-fire.jp/projects/view/567730