城崎温泉ステキ体験旅行博開催
ステキガイドツアー
カニの茹で方講座
温泉ピラティス
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/286078/LL_img_286078_1.jpg
城崎温泉ステキ体験旅行博開催
城崎温泉は、温泉寺の開祖である僧・道智上人の1,000日間の修行によって、奈良時代に開湯したと伝えられます。昨年~今年は、その縁起由来の年から、1300年の記念すべき年にあたりました。
JR城崎温泉駅前に、まちのご案内と旅館の案内をトータルに行える「城崎温泉観光センター」を設置。併せて、城崎温泉をより深く知っていただき、まちのファンづくりにつなげようと、参加型のローカル体験プロブラムを常時受付・開催できる取り組み「城崎温泉ステキ旅」を2020年3月からスタートさせました。
しかし、コロナ禍で、実質的に観光がストップ。城崎温泉でも、2020年5月の全館一斉休業やカニシーズン・夏休みなどのハイシーズンにおける緊急事態宣言発動で大打撃を受け、プログラムのほとんどは一時休止せざるを得なくなりました。そんな状況下でも感染対策を取り、少人数で信頼関係をベースに実施できる体験プログラムを断続的に実施。伝統工芸「麦わら細工体験」や写経等の「お寺体験」が人気となりつつあります。
このたび、期間限定で参加型のローカル体験プログラムを集中的に企画。温泉街の新しい魅力をアピールする「城崎温泉ステキ体験旅行博2021-2022」を11月19日(金)より、約2ヶ月間開催します。地元女性が中心の「城崎温泉ステキ体験旅行博・実行委員会」が、城崎温泉周辺の兵庫県北部(但馬地方)の地域資源・魅力を活かしたプログラム実施者を募集。新型コロナ流行の中で苦慮しながらも企画づくりを行い、6つのジャンルで45のプログラム(予定では、期間限定37プログラム、常時開催8プログラム)が集まりました。期間中、プログラム毎に少なくとも2回以上の開催が予定され、期間中は観光客を中心に約1,000人のプログラム参加者を見込んでいます。
期間限定体験プログラムの例としては、但馬地方の冬の風物詩である【地ガニの食べ比べ体験】や【プロが教える、カニ茹で体験講座】といったグルメな企画は大人気を予想。温泉地の強みを生かして地元住民も観光客も楽しめる【極上の頭ほぐし体験】や【温泉ピラティス】は定番化を見据えます。城崎温泉から一足伸ばし、農家で体験できる【野菜の収穫体験】や、ガイドと目指す【ラクラクEVカー・玄武洞コース】といった企画にも注目です。そして、宿泊しながら2日間参加する【麦わら細工の宝箱づくり】や【一枚革でつくるオリジナルトートバッグづくり】などの“尖った”企画も。
さらには、ガイド制服を新調し、英語ガイドにもチャレンジする「城崎温泉ステキツアー」や「麦わら細工アクセサリーづくり」「サイクリングガイド」など定番企画もグレードアップ。全プログラム、地元事業者・市民自らが体験ガイド役を担い、楽しいおもてなしが行われます。
「城崎温泉ステキ体験旅行博」は、「城崎温泉ステキ体験旅行社」公式サイトと観光センターカウンターにて予約できます。なお、2月以降は、常時プログラム体験企画「城崎温泉ステキ旅」に一部プログラムを加えつつ、継続して展開し、城崎温泉での新しい旅のスタイルの定着化を目指す予定です。
◯城崎温泉について
兵庫県豊岡市にある、1300年の歴史を誇り、有馬・白浜と並び称される関西有数の温泉地。志賀直哉の小説『城の崎にて』でも有名。日本海に近く、カニなどの海の幸が楽しめ、大阪・京都から約3時間、特急1本で来ることができる距離にある。7つの外湯をはじめ、浴衣でまちをめぐることができ、女性を中心に幅広い年代層に人気。地区の中央を流れる大谿川(おおたにがわ)の両岸に並ぶ枝垂れ柳と木造三階建ての旅館建築物が並ぶ風景は、「日本の温泉街=THE BEST ONSEN TOWN IN JAPAN」として、国内・海外の観光案内に取り上げられている。
◯城崎温泉の観光まちづくりについて
大正14年(1925年)の北但大震災の復興時に、外湯を中心とするまちづくりを行い、現在に至る街並みの基本が成立。まち全体を旅館に見立て、「駅は玄関、道は廊下、宿はお部屋で、外湯がお風呂……」という「共存共栄」を旗印に、地元主導の観光まちづくりを推進。近年は、城崎温泉観光協会による集客・PR事業、城崎温泉旅館協同組合による宿泊キャンペーン事業、まちづくり会社・湯のまち城崎による街並み活用・収益事業等が相乗効果を生んでいる。豊岡市「城崎国際アートセンター」との連携も進めている。
◯本事業の取り組みが目指すところ
世界的なアクティビティ・体験観光の人気拡大と「地域ローカル」が魅力的な観光資源として評価されるなか、城崎温泉の魅力について、地元の「人」を通じて体感・体験できるプログラムを短期間・集中的に開発して実施。実験的な実施から、日常的な体感・体験プログラムの開発にも役立てる。エリアとして取り組むことで、「日本の温泉街・城崎温泉」の魅力と可能性を広く知っていただくとともに、外国人を含むより多くの観光客等が「城崎温泉ファン」となることを目指している。
◯城崎温泉ステキ体験旅行社について
城崎の町衆・観光関連団体でつくる地元活性化会社「株式会社 湯のまち城崎」その旅行部門(地域限定旅行業取得)の愛称です。平成24年5月から、計8回にわたり季節行事として行われてきた「城崎温泉泊覧会(現・ステキ体験旅行博)」の実行委員会を母体としています。当時、20代後半~40代女性の顧客離れに悩んでいた城崎温泉では、顧客目線で地域の魅力を発信・体験できる新しい取り組みとして、年1~2回、2週間~1ヶ月間、50程度のプログラムを各2~10日開催する仕組みを、城崎温泉観光協会等の支援で継続開催してきました。ステキ体験旅行社は、その実行委員会を引き継ぎ、地元女性が中心となって、プログラムを企画相談できる体制となっています。
◯取り組みの特徴、オリジナリティ
《地元ガイドによる案内》
体験プログラムには、それぞれ個性的なガイド役がいます。旅館のオーナー、お寺の住職、伝統工芸の職人、魚屋の女将やプロカメラマンなど、すべて地元で事業を営むプロフェッショナルな方々です。
《女性目線のプログラム企画・運営》
プログラムはすべて、実施する地元パートナーが企画立案します。その内容は、城崎温泉ステキ体験旅行社(実行委員会)において、企画相談会を経てプログラムとして実施される仕組みです。顧客目線でプログラムを立案し、まちの魅力を発信していきます。
《少人数のここだけの体験プログラムが集合》
旅行博で参加しているプログラムは、10名以下で開催される少人数のプログラム。地元ガイドとのコミュニケーションを楽しみつつ、じっくりローカルなかけがえのない体験ができることを重要視しています。また、いつもある商品や体験プログラムではなく、この期間限定のプログラムを多く揃えています。
《起業支援・商品開発支援のマーケティング活動》
プログラムの実施主体(パートナー)は女性が多く、起業や新しいチャレンジを応援し、継続化を模索できる役割を担っています。また、地元企業や事業者にとっては、新しい商品やサービスのテストを兼ねることができる機会として参加できるフレームとなっています。
《常時化「城崎温泉ステキ旅」のプログラム掘り起こし》
海外のお客様を含め、宿泊場所を決めたのちに、地元ならでは、と言えるアクティビティや体験プログラムに参加する、新しい旅のスタイルが定着しつつあります。時代の変化に対応し、ステキな体験と小さな冒険をまちぐるみで提供できる仕組みとして、「城崎温泉ステキ旅」をスタートさせています。「旅行博」での企画参加をきっかけに、新しい常時体験プログラムが生まれることを目指しています。
《インバウンド再開に向けて、英語プログラムを実験実施》
本格的な外国人観光客の来日再開には、まだ1年近くかかると思われます。この機会に、「英語ガイド」のチームづくりを試行。「ステキガイドツアー」から、実験的にスタートし、常時化に向けて1年かけてプログラム開発も行っていく予定。
◯公式サイト
城崎温泉ステキ体験旅行社
https://kinosaki-onpaku.jp