コロナ禍後の料理意欲
メニューの作り方・レシピの情報源
家庭におけるラーメンの実態
出来合い品利用の意識と実態
( https://bit.ly/3kixPdB )
【Summary】
◆コロナ禍を経験して料理意欲が向上したのは20代女性。
料理意欲向上は、主婦全体で37%のところ、主婦20代では55%。単身女性全体で36%のところ、単身女性20代では65%に達した。単身男性20代40%、単身男性30代36%も意欲向上。
◆メニューの情報源、レシピサイトは60代でも首位に、レシピ動画も20代で拡大。
『インターネットのレシピサイト』は19年→20年で7ポイント増加。40代~60代で増加が目立ち、60代でも6割半と首位の情報源に。『レシピ動画』は19年→20年で20代では59%が利用。
◆19年→20年、家庭内で「ラーメン」が伸長。
日常メニューの増加幅1位は「ラーメン等中華めん類」。主婦全体では19年→20年で6ポイント増。主婦40代で77%と最も高く、主婦60代で8ポイント増と最も増加。
◆市販品利用拡大中、19年→20年で冷凍食品・ファーストフードの利用急増。
出来合い品活用意識は29%に増加。19年→20年『素材の冷凍食品』は7ポイント増加、『ファーストフードで昼食』は6ポイント増加。『下味が付いた肉』『コンビニ弁当で昼食』等も増加。
◆19年→20年で食シーンでの健康意識が復活の兆し。
食事での健康配慮意識は19年→20年で5ポイント増加。『摂り過ぎ注意』7ポイント増、『ボリューム』4ポイント増。『メニューのバランス』『健康に良い食材』『盛りつけ・彩り』も増加。
【調査概要《主婦調査》】
・調査対象 :首都圏・中部圏・近畿圏に居住する、
20代~60代の主婦(既婚女性)
・調査方法 :日本能率協会総合研究所「モニターリサーチ・システム」
利用によるFAX調査
・有効回収数:1,076人(発送数1,500人・有効回収率71.7%)
・調査実施日:2020年7月15日(水)~7月22日(水)
※母集団人口の地域構成比・地域ごとの年代構成比に基づきウエイトバック集計を行いました。
【調査概要《単身世帯調査》】
・調査対象 :首都圏・中部圏・近畿圏に居住する、
20代~60代の単身世帯(一人暮らし)の男女
・調査方法 :日本能率協会総合研究所「モニターリサーチ・システム」
利用によるインターネット調査
・有効回収数:600人 ※人口構成比に合わせて割付
・調査実施日:2020年7月21日(火)~7月27日(月)
【Point!:コロナ禍を経験して料理意欲が向上したのは20代女性。】
◆『はい』+『どちらかといえば、はい』の料理意欲向上は、主婦全体で37%のところ、主婦20代では55%。単身女性全体で36%のところ、単身女性20代では65%に達した。
◆『いいえ』+『どちらかといえば、いいえ』の料理意欲低下は、主婦50代で67%、単身女性50代で8割を超えた。
◆単身男性全体では向上3割に対し、低下6割。単身男性20代40%、単身男性30代36%で比較的意欲向上がみられた。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/231855/LL_img_231855_1.png
コロナ禍後の料理意欲
【Point!:レシピサイトは60代でも首位に、レシピ動画も20代で拡大。】
◆『インターネットのレシピサイト』は09年3.5割→20年8割弱まで大きく増加し14年から首位を継続。20代から60代の順に利用が拡大、60代でも6割半と首位の情報源に。
◆19年→20年で7ポイント増加。40代~60代で増加が目立ち、50代では11ポイント増加。
◆『レシピ動画』は17年→20年で拡大目立つ新情報源。19年→20年で20代では11ポイント増加し59%が利用。
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/231855/LL_img_231855_2.png
メニューの作り方・レシピの情報源
【Point!:19年→20年、家庭内で「ラーメン」が伸長。】
◆日常メニューの増加幅1位は「ラーメン等中華めん類」。主婦全体では19年→20年で6ポイント増。主婦40代で77%と最も高く、主婦60代で8ポイント増と最も増加。
◆主婦は「袋めん」に「野菜」「卵」を加えて作る。「袋めん」は主婦30代、「カップめん」は主婦50代で最も利用。
◆単身男女も3割以上が家で「ラーメン」。単身男性は「袋めん」より「カップめん」、単身女性は「袋めん」に「野菜」追加。
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/231855/LL_img_231855_3.png
家庭におけるラーメンの実態
【Point!:市販品利用拡大中、19年→20年で冷食・FFの利用急増。】
◆出来合い品を上手に活用する意識は増加を続け29%に。
◆市販品の利用も08年→20年で年々増加の項目が多数。19年→20年、『素材の冷凍食品』の利用は7ポイント増加、『ファーストフードで昼食』は6ポイント増加。『下味が付いた肉』『コンビニ弁当で昼食』等も増加した。
◆『レトルトのルーやソース』は12年ピークからの減少傾向が増加に転じ52%。『調理済み冷凍食品』は16年がピーク。
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/231855/LL_img_231855_4.png
出来合い品利用の意識と実態
【Point!:19年→20年で食シーンでの健康意識が復活の兆し。】
◆食事での健康配慮意識は19年→20年で5ポイント増加。
◆『メニューのバランス』『健康に良い食材』『摂り過ぎ注意』等の健康意識や、『盛りつけ・彩り』は調査開始時08年以降低迷基調だったのが20年では増加に転じ復活。19年→20年で『摂り過ぎ注意』7ポイント増、『ボリューム』4ポイント増。
◆『免疫力』への関心は46%、料理で『衛生面』を気にする人は28%。いずれも60代が最も高い。
画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/231855/LL_img_231855_5.png
健康に関連する2020年に目立った意識
「メニューからみた食卓調査2020」は、20代~60代の主婦を対象に、毎年、調理に関する手作り志向やこだわり意識、加工食品・中食の利用実態など、その変化を検証するために実施しているものです。2020年は20代~60代の単身世帯(一人暮らし)男女を対象にした同様の調査を行ないました。
1) 料理・食に対する意識・行動
料理や食事作りの心がけ :(1)料理好き (2)素材から手作り
(3)出来合い品活用
(4)食費切り詰め (5)時短志向
(6)安心・安全志向 (7)減ゴミ志向
(8)健康志向 (9)コロナ禍後の料理意欲
料理や食についての考え方・行動:(1)意欲・心配・省力化(2)こだわり・食習慣
(3)コロナ禍による働き方の変化
2) 日常メニューのポジショニング
メニュー65品目:(1)定番メニュー (2)手作りメニュー (3)中食利用メニュー (4)デリバリー・テイクアウトメニュー (5)夫が作ることができるメニュー (6)夫に作って欲しいメニュー
3) 代表メニューの作り方(調理実態):
(1)チャーハン・炒めご飯 (2)ラーメン (3)パスタ・スパゲッティ (4)お好み焼き (5)餃子
4) 夕食・昼食・朝食・夫の料理について
メニューの作り方・レシピの情報源
夕食シーン:(1)家庭での夕食頻度 (2)夕食メニューの決め方
昼食シーン:(1)普段の昼食スタイル (2)自宅での昼食メニュー
朝食シーン:(1)家庭での朝食頻度 (2)朝食準備 (3)平日の朝食メニュー
夫の料理 :(1)夫が料理をする頻度 (2)作るメニュー (3)作って欲しいメニュー
5) 中食利用と買い物行動
ストック・買い置きしておく食品:(1)常備 (2)コロナ禍をきっかけの使用意向
中食・外食の利用 :(1)よく行なう (2)抵抗感
買い物行動 :(1)購入重視点 (2)食品購入時の心がけ
本調査は、食卓とメニューの生活者データベースとして、食生活のマーケティング戦略に必要不可欠な基礎調査データです。今回はその中から、「コロナ禍後の料理意欲」「メニューの作り方・レシピの情報源」「家庭におけるラーメンの実態」「出来合い品利用の意識と実態」「健康に関連する2020年に目立った意識」に焦点を当てて調査の結果を報告しています。
( https://bit.ly/3kixPdB )
【調査購入のご案内】
本調査は、弊社自主企画による調査に複数企業がご参加いただく方式で実施し、以下のアウトプット一式を提供いたします。
[1] 調査のアウトプット
(1)調査報告書:《主婦調査》A4判・55頁・9月発行《単身世帯調査》A4判・64頁・10月発行
(2)集計結果表:《主婦調査》A4判・610頁・8月発行《単身世帯調査》A4判・437頁・9月発行
(3)集計データ(CD-ROM):クロス集計、ローデータ、他
[2] 購入費用:《主婦調査》定価450,000円(税別)/MDBメンバー価格400,000円(税別)
《単身世帯調査》定価300,000円(税別)/MDBメンバー価格275,000円(税別)
セット価格 定価690,000円(税別)/MDBメンバー価格620,000円(税別)
※本調査の成果物の著作権は株式会社日本能率協会総合研究所が保有します。
※弊社は、本調査にご参加・購入いただいた企業(法人・個人)以外には、成果物を提供いたしません。ただし、本調査を告知するための限定的な利用、及び発刊から一定期間経過後はこの限りではありません。
※本調査の成果物のご利用はご参加・購入いただいた企業(法人・個人)の内部でのご利用のみに限らせていただきます。
《本件についてのお問い合わせ先》
株式会社 日本能率協会総合研究所 経営・マーケティング研究部
〒105-0011 東京都港区芝公園3-1-22
担当 : 土井・山口・荒木
TEL : 03-3578-7607
FAX : 03-3578-7614
E-mail: info_mlmc@jmar.co.jp
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