新しくなった「ユースキン」「ユースキン シソラ」
左:柴田文江氏、中央:野渡和義社長、右:西澤明洋
新しい3色のカラーシステム
おもわず触りたくなる容器デザイン
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/231541/LL_img_231541_1.jpg
新しくなった「ユースキン」「ユースキン シソラ」
【リブランディングの背景】
ユースキン製薬株式会社の「ユースキンA」は、1957年の発売から60年以上が経過し、家族で使えるスキンケアブランドとして長年親しまれてきました。近年の少子高齢化や人口減少など、市場環境が激変している中でも、末長くご愛用いただけるブランドにすべく、リブランディングプロジェクトがスタートしました。
~スタートからローンチまで、ユースキンの未来づくりを伴走~
製品には既に多くのファンがついているなか、何を残し、何を変えるのか。野渡社長の熱い思いを軸に、社名の由来である「あなた(You)の肌(Skin)のために」をコーポレートブランドのコンセプトに設定し、各製品ブランドのリブランディングも進行。コンセプト開発や、ネーミング、ロゴ、パッケージに至るまで一貫したデザインに落とし込むことで、ブランドの強みが伝わることを目指しました。ローンチ後は「ユースキン」がグッドデザイン賞を受賞するなどの評価もいただいています。
<ユースキン製薬に届いたお客様の声>
・心地よく手になじむ容器は思わず手にとってしまいます。
・目立つところに置くアイテムだから可愛くなって嬉しい。
・10年くらい愛用しています。ポンプタイプが最後まで使えるようになって使うのが楽しみです。
<グッドデザイン賞2020受賞>
審査委員の評価:感染予防のために手洗いの重要性が高まっている中で、手荒れの悩みを持つ人も少なくない。リニューアルし、ワンプッシュで適量が出るように改良されたポンプ型をはじめ、最後まで中身を使い切りやすくするなど、全ラインナップの容器がユーザーにとって使いやすくなるよう、細部まで工夫がされている。形状やグラフィックデザインも柔らかく守ってくれそうな優しさがあり、とても好印象だった。
受賞ページ: https://www.g-mark.org/award/describe/50150/
「私の選んだ一品」選出:岡本健 委員コメント
乾燥肌の私が幼少期から使い続け、いつかデザイナーになったらリニューアルに携わりたいと願っていたユースキンが遂にリニューアルされた。学生の頃から頭の中で密かにリニューアルのイメージを繰り返していたが、そのイメージを遥かに上回る見事なリニューアルは、悔しさを超えて清々しい喜びを与えてくれた。
岡本健委員について: https://www.g-mark.org/activity/2020/judpro.html
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/231541/LL_img_231541_2.jpg
左:柴田文江氏、中央:野渡和義社長、右:西澤明洋
【「今のお客様を1番に考える」変わるけど変わらない、ユースキンの新しいカタチ。】
コンセプトやネーミングの決定後、第一線で活躍するプロダクトデザイナー柴田文江氏が参加。「今のお客様と共に歩んでいきたい。」という野渡社長の想いを受け、次世代へも受け継がれるブランドの世界観をつくり上げていきました。
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新しい3色のカラーシステム
●ユースキンらしさを失わないカラーシステム
ブランドにおいて認知訴求力の高いカラーでは、既に商品アイコンとなっているユースキン(旧:ユースキンA)、シソラ(旧:ユースキンS)の主要カラーを継承しながらも、新しいオレンジ・ディープベージュ・ベージュの3色のデザインシステムを採用。さらに、容器と外箱も全ラインナップに共通の色構成にすることでブランドイメージを強化しています。
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/231541/LL_img_231541_4.jpg
おもわず触りたくなる容器デザイン
●ユースキンのメッセージが具現化された新しいカタチ
「ぱっと見の感じは変わらないですけど、買ったお客様が変わったことを実感してもらえると嬉しいです。」と語る野渡社長。リニューアル前の印象はそのままに、ユースキンの優しさを柔らかなフォルムで表現し、手馴染みのよい形となった新しい容器デザインは、体感値としてもブランドの価値を高めています。
画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/231541/LL_img_231541_5.jpg
野渡和義社長
・ユースキン製薬株式会社 社長 野渡和義氏からのコメント
『ユースキン』の開発のきっかけは、お客様の「手荒れの悩み」を聴き逃さず、創業者自ら課題解決に乗り出したことでした。その答えとして発売された『ユースキン』は、幸いにもお客様の支持を得てこれまで順調に成長し、高い評価をいただくまでになりました。近年、日本では少子高齢化、人口減少など、市場環境が激変しています。また、深刻さを増す環境問題への配慮も忘れてはなりません。そうした中で、我々は創業時の原点に立ち返り、お客様に寄り添うことを改めて考えた結果、今回のデザインリニューアルに至りました。昨今では、感染症対策による手洗い・消毒の影響から、多くの方が手荒れに悩み、手荒れが重症化する傾向にあります。新しい時代の手肌を守るクリームとして、市場を牽引していきたいと考えます。
・プロダクトデザイナー 柴田文江氏からのコメント
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柴田文江氏
子供の頃から愛用しているユースキンのリニューアルに関わることができ大変光栄でした。ブランドをこれからの未来にも力強く発信するために、ユースキンのアイデンティティーとは何かを考え、手に馴染むカタチと信頼性を表現したシャープなトップのコンビネーションというデザインに至りました。
[プロフィール]
武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒業後、大手家電メーカーを経てDesign Studio S設立。エレクトロニクス商品から日用雑貨、医療機器、ホテルのトータルディレクションなど、国内外のメーカーとのプロジェクトを進行中。iF金賞(ドイツ)、red dot design award、毎日デザイン賞、Gマーク金賞、アジアデザイン賞大賞・文化特別賞・金賞などの受賞歴がある。武蔵野美術大学教授、2018-2019年度グッドデザイン賞審査委員長を務める。著書『あるカタチの内側にある、もうひとつのカタチ』。
・エイトブランディングデザイン代表/ブランディングデザイナー 西澤明洋からのコメント
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西澤明洋
創業の想いを表した「あなたの肌のために。」というコンセプトをユーザーの皆様へお伝えするために、ユースキンの根底にあるやさしさをロゴデザインに込めました。どの時代でも変わらない、そっとお客様に寄り添うユースキンブランドのあり方を、未来へつなげていくデザインです。
[プロフィール]
1976年滋賀県生まれ。独自のデザイン開発手法「フォーカスRPCD(R)」により、リサーチからプランニング、コンセプト開発まで含めた、一貫性のあるブランディングデザインを100案件以上手がける。主な仕事にクラフトビール「COEDO」、抹茶カフェ「nana's green tea」、ヤマサ醤油「鮮度生活」、博多「警固神社」など。グッドデザイン賞をはじめ、国内外100以上の賞を受賞。BBTオンライン講座「ブランディングデザイン」講師。著書に『ブランドをデザインする!』など。NHKworld『great gear』出演
【商品ブランド・リニューアル概要】
コーポレートブランドコンセプト「あなたの肌のために。」を軸に、製品ブランドもコンセプトを設定。ネーミングやロゴ、パッケージを刷新しました。
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リニューアル前後のロゴデザイン・パッケージデザイン
・ユースキン(yuskin)
コンセプト:「治す!みんなの手荒れ。」
市場において、手荒れに困っている多くの方に手に取っていただけるよう、治療(治す)効果をしっかり伝えることを狙いとした。
ロゴデザイン:旧ロゴの骨格は活かしながら、現代的なやさしい印象を持つようにブラッシュアップ。
・ユースキン シソラ(yuskin sisora)
コンセプト:「シソのチカラで、負けない肌へ。」
製品特徴である「しその葉エキス」が敏感肌を守り、しっかり保湿することで外部刺激にも“負けない肌”へ導くことを表現。
ロゴデザイン:製品特性を印象づける「しそ」マークは、シンプルでやさしい形にし、シソラシリーズの優しい使用感を表現している。
画像9: https://www.atpress.ne.jp/releases/231541/LL_img_231541_9.jpg
リニューアル前後の容器デザイン
・ジャー容器:柔らかいフォルムで、新しいユースキンのアイコンとなるカタチ。プラスチック使用量も8%削減されている。
・チューブ容器:キャップ部分をアール形状にし、ジャーの底面と捉えることで印象を統一。取外し可能にすることで最後まで使い切れるようになった。
・ポンプ容器:ワンプッシュで両手1回分が出るように改良。詰め替え用もボトルからパウチに変更し、最後まで使いきれ、環境にも優しくなった。
【エイトブランディングデザインについて】
エイトブランディングデザインは「ブランディングで日本を元気にする」をコンセプトに、ブランディングデザイン活動のパイオニアとして、企業のブランド開発、商品開発、店舗開発など幅広いジャンルでのデザイン活動を行っています。
http://www.8brandingdesign.com