AGEs糖化測定セミナー
AGEsがたどる道
AGE Reader測定模様
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/211595/LL_img_211595_1.jpg
AGEs糖化測定セミナー
セリスタ株式会社は設立以来、検査機器類を中心に「生活習慣病予防」をターゲットにした製品に特化して参りました。
生活習慣病は、ある日突然交通事故のように起こるものでは無く、食生活を中心とした毎日の選択的行動によって自ら病気への階段を上って行くようなものです。そして症状が現れてきたら「病名」がつけられ、治療の効果や自己治癒力によって改善することもありますが、多くの場合治療や投薬で症状は抑えられてもなかなか元の身体に戻ることはできません。
健康から病気へ向かう段階を捉え、今身体が抱えている課題や問題を見える化し、修正することで病気を近づけないことを目的に、ミネラル・有害金属、身体構造のバランス、酸化ストレス・抗酸化力、DNA酸化ストレスレベル、AGEs:終末糖化産物等のPoint of Care検査機器を提案して参りました。中でも終末糖化産物を測定する「AGE Reader mu」の測定値は、年齢との相関性と不可逆性が非常に高く、今世界で最も注目されている「老化の指標」として、抗加齢・生活習慣病の予防には欠かせない検査になりつつあります。
今回もAGEs分野の研究や臨床でリードされている素晴らしい先生方に、基礎から臨床応用の最新情報を盛りだくさんでお届け致します。万障お繰り合わせの上、ご来席賜りますようお願い申し上げます。
◇AGEs研究の第一人者が一堂に集結!
今回の『第6回AGEs糖化測定セミナー』ではAGEs研究における世界的権威の山岸 昌一先生をはじめ、各分野の第一線で活躍されている8名の先生方に最新の学術情報をご講演頂きます。
《セミナー概要》
【開催名】 「AGEsのすべてがわかる 第6回AGEs糖化測定セミナー
~from research to clinical science~」
【開催期日】2020年11月29日(日)10:00~17:00(受付開始 9:30より)
【会場】 KDDIホール(東京都千代田区大手町1-8-1 KDDI大手町ビル2F)
【定員】 150名(医師・歯科医師・医療従事者・研究者対象)全席自由席
【参加費】 一般:5,000円(税込)、セリスタ製品ユーザ:4,000円(税込)
※医師監修特製抗糖化弁当、同時通訳付
【主催】 セリスタ株式会社
《講師・プログラム》
10:00 主催者挨拶
「開会のあいさつ」/Opening remarks
伊藤 承正/Mr. Yoshimasa Itoh
セリスタ株式会社/代表取締役/CEO, Selista Inc.
10:15 講演1「ビタミンDとAGEの意外な関係」
Lecture 1 “The fascinating association between vitamin D and AGE”
伊藤 明子先生/Dr. Mitsuko Itoh
赤坂ファミリークリニック/院長、
NPO法人Healthy Children, Healthy Lives/代表理事、
有限会社アクエリアス/代表取締役社長・会議通訳者
東京大学医学部附属病院 小児科/医師MPH(公衆衛生専門職)
東京大学大学院医学系研究科 公衆衛生学 健康医療政策/客員研究員
10:55 講演2「サルコペニアと終末糖化産物」
Lecture 2 “Sarcopenia and Advanced Glycation End-products”
加藤 倫卓先生/Dr. Michitaka Kato
常葉大学 健康科学部 静岡理学療法学科/准教授
11:35 休憩/Break
11:50 講演3「2型糖尿病患者におけるSGLT2阻害薬のAGEsに与える影響」
Lecture 3 “Effects of an inhibitor of sodium-glucose cotransporter-2 on tissue accumulation levels of advanced glycation end products in type 2 diabetic patients”
松本 善太郎先生/Dr. Yoshitaro Matsumoto
松本クリニック/院長
12:30 ランチョン:付録講演「セリスタ製品紹介」
Luncheon Seminar:Introduction of Selista products
伊藤 承正/Mr. Yoshimasa Itoh
セリスタ株式会社/代表取締役/CEO, Selista Inc.
13:15 講演4「AGE Readerを用いた臨床研究のアップデート」
Lecture 4 “Update on clinical studies with the AGE Reader”
Mr. Bart van den Berg
AGE Reader 開発元:Diagnoptics Technologies B.V.(オランダ)/CEO
13:55 講演5「糖化と酸化 -糖化の基礎-」
Lecture 5 “Glycation and Oxidation - Basic mechanism of Glycation”
井上 浩義先生/Dr. Yoshihiro Inoue
慶應義塾大学 医学部 化学教室/教授
14:35 講演6「糖化による悪性サイクル:老化・糖尿病の発症と進展」
Lecture 6 “Vicious cycles by glycative stress:Aging and diabetes.”
米井 嘉一先生/Dr. Yoshikazu Yonei
同志社大学生命医科学部 アンチエイジングリサーチセンター/
糖化ストレス研究センター/教授
15:15 休憩/Break
15:30 講演7「新時代を迎えたGeroscience:AGEsを標的とした包括的老年病の制御」
Lecture 7 “Beginning of a new era for Geroscience:Comprehensive strategy for management of aging- and AGEs-related disorders ”
山岸 昌一 先生/Dr. Shoichi Yamagishi
昭和大学 医学部 内科学講座 糖尿病・代謝・内分泌内科学部門/主任教授
16:15 講演8「AGEsの新局面」
Lecture 8 “New Aspects of AGEs”
久保 明先生/Dr. Akira Kubo
医療法人財団百葉の会 銀座医院/院長補佐・抗加齢センター長、
東海大学医学部東京病院/客員教授、
日本臨床栄養協会/副理事長
17:00 閉会挨拶/Closing remarks
伊藤 承正/Mr. Yoshimasa Itoh
セリスタ株式会社/代表取締役/CEO, Selista Inc.
◇AGEsは世界で最も注目されている老化物質の一つ
終末糖化産物/AGEs(Advanced Glycation End-products)(エージーイー)は、グルコース(ブドウ糖)やフルクトース(果糖)などの単糖がタンパク質・脂質・核酸などのアミノ基と非酵素的に糖化反応を起こし、形成・蓄積される老化物質です。加齢や糖尿病、メタボ、腎障害などの生活習慣病を抱えた患者さんでは、AGEsの形成・蓄積が亢進することが知られています。また、最近になり、AGEsは食事からも体内に取り込まれることがわかってきました。これまでの多くの臨床研究により、AGEsの蓄積が、糖尿病、心血管病、がん、骨粗鬆症、アルツハイマー病、更年期障害、歯周病、脂肪肝、腎障害、筋力の低下、老け顔など実に多岐にわたる生活習慣病や老年兆候と関連することが報告されています。
AGEsは世界で最も注目されている老化物質の一つだと言えます。
◇簡単・短時間にAGEsを測定できる「AGE Reader」
一部のAGEs(ペントシジン、クロスリン、ピロピリジなど)はその構造に由来する特異的な蛍光を発生します。この蛍光は人間の目には見えませんが、特殊な機械で測定することができます。「AGE Reader」は、AGEsが蛍光を発生するという性質を利用して、体内に蓄積されたAGEs量を測定する機械です。実際に、「AGE Reader」により、前腕の皮膚から発せられる自家蛍光量(skin autofluorescence)値を非侵襲的に(つまり、痛みを伴わずに)、短時間で(12秒程度)測定することができます。従来のAGEs測定では、患者さんの皮膚を小手術によって取ってくる必要がありました。ずいぶんとAGEs測定が簡単になったことがお分かりになられると思います。
ちなみに、手術で取ってきた皮膚組織中のAGEs量と「AGE Reader」で測定した自家蛍光値がきれいに相関することも確認されています。現在、「AGE Reader」の国内の納入数は300台を超え、全世界では4,500台を突破しました。今や、「AGE Reader」は、AGEs測定のゴールデンスタンダードになりつつあります。
◇「AGE Reader」による皮膚自家蛍光値の測定で糖尿病・心血管病・死亡リスクを予測できる!!
つい最近、ヨーロッパ糖尿病学会の機関誌『Diabetologia』(2018年11月21日号)に、世界を驚かせる医学論文が掲載されました(著者:Waateringe氏他。論文タイトル:「Skin autofluorescence predicts incident type 2 diabetes, cardiovascular disease and mortality in the general population/皮膚自家蛍光値は一般集団における2型糖尿病、心血管疾患および死亡率を予測する」)。糖尿病や心血管疾患のない一般住民7万2,880人を対象に「AGE Reader」により皮膚自家蛍光値を測定し、その後、中央値で4年間(最長で10年間)にわたって追跡調査したところ、開始時点の皮膚自家蛍光値が1単位上昇するごとに、2型糖尿病または心血管疾患リスクは3倍となり、死亡リスクは5倍に跳ね上がることがわかりました。
また、肥満、高血圧、高コレステロール、血糖コントロール不良といった他の危険因子で調整しても、皮膚自家蛍光値が1単位上昇するごとに、2型糖尿病のリスクは26%、心血管疾患リスクは33%、死亡リスクは2倍近くまで上昇しました。そして、36歳以上の人では、『「AGE Reader」で測定した自家蛍光値が最も強い死亡の予知因子となることが明らかにされました。この研究結果からWolffenbuttel氏らは「「AGE Reader」による皮膚自家蛍光値の測定は、2型糖尿病、心血管疾患、死亡のリスクを予測する有効なスクリーニング方法になりうる」と結論付けています。
↓↓↓Waateringe氏らの論文はこちら↓↓↓
https://link.springer.com/article/10.1007%2Fs00125-018-4769-x
従来の医療は『人々が病気になるのを待つ医療』ともいわれています。これからの医療を『病気にならないための先制的な予防医療』にすることが必要です。そのためのひとつのキーワードが『糖化』と『酸化』であることは間違いありません。今回のセミナーでも、AGEsや糖化に関する最新の知見をこの分野の第一人者の先生方にご発表頂きます。
万障お繰り合わせの上、ご来席賜りますようお願い申し上げます。
■会社概要
社名 : セリスタ株式会社/Selista Inc.
所在地 : 〒101-0032 東京都千代田区岩本町1-5-8 東京雄星ビル4F
URL : https://www.selista.jp/
代表取締役: 伊藤 承正
事業内容 : 医療機器、理化学機器、健康器具の輸入販売
サプリメントの開発・販売
経営コンサルティング