従業員へアンケート調査
当社の運営するアイラッシュサロンは、日々来店されるお客様の目元に対してまつ毛エクステを施術することがメイン業務です。当社サロン内では政府の掲げる3密を守る対策をとり、お客様やスタッフへのコロナ感染拡大を防ぐ企業努力を行っていますが、コロナ感染リスクをゼロにはできないことから今回の措置を決定しまいた。
コロナ感染防止による人との接触を避けるため、在宅やテレワークを行う企業も多い中、職場へ出勤しないと業務が出来ない職種が数多くあります。アイラッシュサロンを運営している当社も例外ではありません。
アンケートの中には、「感染拡大を防止するために、全店舗の休業を検討することができないか」といった声もあり、日々何人ものお客様と接する現場で感じるコロナへの恐怖や不安を汲むことができました。とは言え、会社が全ての営業を停止することは、現在の国の支援施策では到底できません。臨時休業を行ったとしても、家賃や一部の人件費など固定費は掛かってしまい、コロナ収束まで会社や各店舗を維持することは不可能に近いのが現状です。コロナ騒動までしっかりと利益を出していた当社ですらそんな状況ですから、ギリギリで運営されていた他社のことを考えると胸が痛む想いです。
そこで当社ではアンケート結果を踏まえ、一人ひとり置かれている環境(基礎疾患や同居家族構成など)に寄り添い「働ける人・働きたい人」だけでエコ営業をし、会社の生存と従業員の健康、生活の維持を守ろうと一旦5月末まで変則的な働き方を認めました。また期間中に休んだ従業員も復帰できるよう残った従業員で会社を守り、コロナ収束後、再び全従業員で輝ける場所が存続することが、現在我々が目指す所です。
【会社での動き】
4月4日 役員会議開催
4月5日 スタッフ全体へ動画配信「コロナ対策に関するガイドライン」
4月5日 緊急アンケート
4月7日 役員会議開催
4月8日 スタッフ個人面談
4月9日 スタッフ全体へガイドライン更新配布
4月10日 スタッフ全体へ動画配信「コロナ感染における当社の方向性」
4月5日に開催したアンケート調査では「今後コロナの影響が色濃くなった場合、休暇希望や希望はありますか」について従業員54名に回答を求めました。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/210755/LL_img_210755_1.png
従業員へアンケート調査
「長期休暇を希望する」と回答した従業員は57.4%と「長期休暇を希望しない」を上回りました。
<長期休暇を希望する従業員の声>
・家から出ないことが自分にもみんなにも感染しなくて1番いい。お店を閉めない限りお客様は来るので、こちらから行動しないとだめだと思う。
・子どもが感染した場合、母に見てもらうのが厳しい
・家族に移したくないから
・喘息を患っている
・通勤に公共交通機関を利用するため、飛沫感染やクラスター感染が怖い為
・小さい子どもがいるため、保育園に預けるのも不安
<長期希望を希望しない従業員の声>
・国や会社が営業する限りは出勤します
・子どもと二人暮らしなので、働かなければ生活ができないため
更に休業希望の従業員に対し面談を行い、どのくらいの期間について休業を望んでいるかヒアリングしたところ、全休希望と出勤日減らし感染リスクを減らしたいなど休業についても様々な回答を得ることができました。
【会社での決定事項】
アンケートの結果を元に、役員会議にて会社の方向性を以下の通り実施を決定。
1. 自主休暇申請(4月~5月末までの実施)6月以降は毎月アンケートを行いひと月毎の働き方を決める
・通常勤務(通常どおりの出勤)
・縮小勤務(通常公休に加え、休み日数を増やし出勤日数縮小5パターンから選択)
・全休(期間中全て休職)
健康や命に係わるため従業員に出勤を強制せず、一人ひとりの環境や体調などを考慮し希望を聞いてシフトに反映します。また出勤できる残った従業員で店舗を運営していく方向です。
また縮小勤務については、ガイドラインを5パターン設け、希望の休暇数を増やし感染リスクを低減することを目的としています。ただし無給休暇のため、自分のおかれた環境と収入面でのバランスを考えながら個別に対応しています。
2. コロナ支援手当金支給
コロナ感染リスクがあるにも関わらず出勤してくれる従業員に対して、給与の5%を手当として支給することを決定いたしました。こんな時だからこそ給与カットではなく給与増で一体感を目指します。
3. ボーナス支給
5月25日支給のボーナスについては、賞与規則に則り満額支給予定としています。
【代表取締役社長 赤井 友昭の対応】
<従業員への対応>
・積極的に自主休暇を認めて、個人の要望を最優先にし、今後の方向性を決定した
・全従業員に対し手紙(添付)と共に、私財によるスタッフへのコロナ対策支援金の支給(1人1万円)
・役員報酬を全額返納し従業員の給与増(5%)の財源にした
・自社ビルテナントの家賃を無償
<他社への対応>
・自社ビルのテナントを利用されている企業様に家賃を無料にするサポートを行った
日々状況は変わり収束の時期も不透明ですが、当社として今できる最善策を揉み続け未来ある対策をとっていきたいと考えています。通常であれば会社の規則やルールに従った労働を求めますが、有事の際は、従業員ひとりひとりの置かれた環境や心理的な不安、想いを随時吸い上げ従業員が少しでも安心して働ける環境を整えることが大切だと考えています。従業員からの要望には応えられないこともあります。それでも突っぱねることはせず、代替案の提示や違った解決策を提案し、従業員とのコミュニケーションを大切にすることで大きな壁も超えていけると確信しています。赤井はいつもこう言います。
「元の状態に戻って欲しいとは思わない、この苦境を乗り越えることで大きく成長し再び未来を創り出そう」我々はすでに前を向き、会社と従業員が一丸となって乗り越えられると確信しています。
【代表 赤井 友昭(あかいともあき)プロフィール】
【画像挿入予定箇所:代表 赤井 友昭】
1984年広島県出身。整体院で起業した後、アイラッシュサロン事業で展開、現在は広島~関東で直営店11店舗、FC店2店舗の他、グループ会社5社では美容商材の開発や女性就労支援事業、保育園経営、メディア運営など多角的に経営。さらに起業を目指す人たちへ向けて、スモールベンチャーへの投資も精力的に行っている。『最高のサービスは最高の環境から生まれる』を理念として、スタッフの労働環境の整備、研修や教育に力を入れている。現在の従業員数302名(連結)
【会社概要】
会社名 : 株式会社CREATIVELAB
所在地 : 広島県広島市中区三川町5-4 わたりびる2F
代表取締役社長: 赤井 友昭
設立 : 平成24年1月23日
事業内容 : 美容サロンの経営/保育関連施設の運営/
ワーキングスペースの運営/フランチャイズ事業/
コンサルタント事業/講演事業
URL : https://www.creativelab.co.jp/