びわ湖マラソン、6232人が完走 男子Vは中国のインフルエンサー

　びわ湖毎日マラソンの伝統を受け継ぐ市民マラソン大会「びわ湖マラソン2024」（県、滋賀陸協など主催）が10日、大津、草津、守山3市の琵琶湖岸コース（42・195キロ）で開催された。男子は中国のインフルエンサーのグアン・ユーシェン選手（30）＝貴州省＝が2時間14分58秒で初優勝し、女子は太田美紀子選手（48）＝京都府＝が2時間50分44秒で、連覇を果たした。

　皇子山陸上競技場（大津市御陵町）をスタートし、烏丸半島（草津市下物町）をフィニッシュとする日本陸連公認コース。今回は6628人（男子5674人、女子954人）が出走し、6232人（男子5366人、女子866人）が完走した。

　スタート会場では、大会会長の三日月大造知事が「琵琶湖の景色を見ながら楽しんで走ってください」と激励し、選手らを送り出した。大会後のインタビューで、グアン選手は「琵琶湖の美しい景色を眺めながらすがすがしい気持ちで走ることができた。琵琶湖の良さをSNS（ネット交流サービス）で伝えていきたい」と話し、太田選手は「昨年よりも寒くて風も強く、体が固まったが、多くの声援のおかげで最後まで走りきることができた」と笑顔で語った。【菊池真由】