若田さん、初の船外活動＝ＩＳＳの太陽電池設置準備

　国際宇宙ステーション（ＩＳＳ）に長期滞在中の宇宙飛行士若田光一さん（５９）が２０日午後１０時１５分（日本時間）ごろ、船外活動を始めた。若田さんは５回目の飛行だが、船外での活動は初めて。日本人飛行士の船外活動は２０２１年９月の星出彰彦さん（５４）以来で５人目。日本人最高齢となる。 　船外活動は約６時間半の予定。米国人女性飛行士のニコール・マンさん（４５）とペアを組み、ＩＳＳの新型太陽電池パネルの設置に向けた準備作業などを行う。　 　建設開始から２０年以上が経過したＩＳＳでは、太陽電池パネルの発電能力が低下。米国と日本、欧州が同意している３０年までの運用延長に向け、小型で高性能のパネルの追加設置が進められており、野口聡一さん（５７）と星出さんも同様の作業を行った。（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕初の船外活動に向け、国際宇宙ステーション内で宇宙服を着てチェックする若田光一さん（ＮＡＳＡ提供）