佳子さま、２８歳に＝地方訪問再開、公的活動広がる

　秋篠宮家の次女佳子さまは２９日、２８歳の誕生日を迎えられた。コロナ禍で活動が制限されていたが、今夏に地方訪問を再開。姉の小室眞子さんから団体の総裁職などを引き継ぎ、公的活動の場を増やしている。 　宮内庁によると、昨年は式典へのビデオメッセージなどに限られたが、今年は現地に赴く活動が東京都内で１７件、地方で７件（うち１件は奈良県への私的訪問）あった。 　７月に北海道で全国都市緑化祭に参加し、首都圏以外の行事に約３年ぶりに臨んだ。以降、長野や鳥取、栃木各県などを訪問。各地で温かく迎えられたことを、ありがたいと思っている。 　９月に都内であった高校生の手話スピーチコンテストや、鳥取県での全国高校生手話パフォーマンス甲子園では、手話であいさつした。本番に向け、工夫しながら練習を重ねて臨んだ。 　活動に当たり、誰もが安心して暮らせ、幅広い人生の選択肢を持てる社会になるよう願っているという。 　６月には、眞子さんが務めていた日本工芸会総裁に就任。全日本ろうあ連盟で週３日程度、非常勤嘱託職員として働いている。　（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕２８歳の誕生日を前に、赤坂御用地を散策される秋篠宮家の次女佳子さま＝２日午前、東京都港区（宮内庁提供） 〔写真説明〕２８歳の誕生日を前に、赤坂御用地を散策される秋篠宮家の次女佳子さま＝２日午前、東京都港区（宮内庁提供） 〔写真説明〕２８歳の誕生日を前に、赤坂御用地を散策される秋篠宮家の次女佳子さま＝２日午前、東京都港区（宮内庁提供）