最優秀賞に鳥取の小学生ら＝新聞コンクールの入選作決定

　日本新聞協会は１２日、家族や友達と新聞記事を読み、感想などを書いて応募する第１３回「いっしょに読もう！新聞コンクール」の入選作を発表した。小・中・高校各部門の最優秀賞にそれぞれ鳥取、徳島、広島各県の児童・生徒の作品を選んだ。 　鳥取県岩美町立岩美北小６年、森川遙人さんは化学物質過敏症についての記事を読み、「知らないうちに人に迷惑をかけていたかもしれない。そのことにハッと気づいた」と記した。 　鳴門教育大付属中３年、河野地里子さんは高齢者の安全運転に関する記事について祖父と話した際、免許返納を拒む祖父が本当は悩んでいたことを知ったエピソードを紹介。広島大付属高１年、神尾惺那さんは深海のプラスチックごみの記事に触れ、「私たちは新聞などのメディアを通じて『知る』努力をすべきだ」とつづった。　 　国内外から５万６９９８編が寄せられ、優秀賞に３０編、奨励賞に１１８編が選ばれた。団体応募は４７５校で、優秀学校賞に１５校、学校奨励賞に１８１校を選んだ。第１４回は今月１２日から募集を開始し、締め切りは来年９月８日。（了）【時事通信社】