本記事では、使わなくなったTシャツでの「布ぞうり」の作り方を紹介します。
小さいサイズで作れば、餅踏みのぞうりとしても使うことができます。
初めてでも簡単に作れるので最後まで作り方をよく読み、布ぞうり作りに挑戦してみてくださいね。
布ぞうりの材料を用意しよう
材料
- 使わなくなったTシャツや肌着など
- 紐用の布:5cm×30cm 2枚(ベビー用)
- ボンド
- 紐を固定する布:4cm×20cm 2枚(ベビー用)
- 荷造りロープ:大人用は太さ1cm、ベビー用は太さ5mm
- ハサミ
- 手芸かんし(あると便利)
ぞうりのベースの生地ですが、使わなくなったTシャツなどがおすすめです。今回は餅踏み用で使いたかったため、子どものロンパースを使って作りました。
赤ちゃん用はロンパースや肌着であれば2枚あれば足ります。大人用であればTシャツ1枚~1枚半あると作れます。数色組み合わせたい場合はその分生地を用意しましょう。
おすすめのアイテムは手芸かんしです。なくても作ることはできますが、あると便利です。
制作時間
1時間〜
大きさによっても変わりますが、今回作ったベビー用は1時間程度で作ることができました。大きくなるほど時間は増えますが、その分完成したときの達成感も大きいですね。
レベル
★☆☆
初心者でも簡単に作ることができました。作り方を覚えれば簡単に作れるので、シーズンごとに作って様々なカラーで楽しむのも良さそうです。
布ぞうりの良いところ
サステナブル
着なくなったTシャツたちをリメイクできるので地球に優しくエコです!スリッパ代わりに自宅で使うとスリッパ代も浮きますね♪
気軽に作れる
ほぼ自宅にあるもので作ることができるので、思い立ったときに制作できます。制作時間もそれほどかからないのでスキマ時間に作ることができます。
健康的
布ぞうりは足裏の筋肉を効果的に使うことができるといわれています。姿勢も良くなるということで履くだけで健康になれるアイテムです。
自分のサイズに合わせることができる
自分で作るからこそ横幅や大きさを調節できます。初めて作る際はサイズや横幅など合わないこともありますが、何度か作っていくうちに自分にあった大きさのぞうりを作ることができます。是非自分にあった布ぞうりで心地のよい生活を送ってみるのはいかがでしょうか。
オリジナル布ぞうりを作ろう
布をカットする
今回私は餅踏みという行事で息子のぞうりを作ろうと思ったので、息子が実際に着用していたロンパースを使用して生地をカットしていきました。ロンパースは使用できる部分が少ないので今回はなるべくつながるように工夫してカットしました。幅は2cm程度でしたが3〜4cmあるとよりふっくら仕上がって良さそうです。
大人用のものであれば、Tシャツのちょうどお腹部分のものを5cm幅にカットして使うと良いでしょう。カットしたあとは生地を引っ張り伸ばしてください。
このロンパースの生地はあまり伸びませんでした。これを2等分して両足用に分けましょう。
ロープの土台作り
ロープの長さは作る大きさによっても変わってきます。180cm程度あれば大人のサイズも作ることができますので、調整してカットしてください。
カットしたら軽く結んでおきます。
あとでほどくので、軽く結んでおくことがポイントです。
ハンガーに紐をかける
まずは、結び目ではない方を写真のようにかけます。このハンガーは滑り止めが付いているものです。付いていない場合はハンガーの左右を曲げて紐が外れないようにしましょう。
結び目がない紐を下に持ってきます。
その後、結び目がある方の紐をクロスさせて洗濯ばさみやクリップで留めます。
紐に布を編む
まず紐に写真のように布をくくり付けます。左側が短い布、右側が長い布になるようにしましょう。
右側の布を右の紐に一度くくりつけます。そのあと紐に上下交互に布を通します。
何度か編んだら写真のようになります。
手で布を押し当てて密になるようにします。このとき紐の部分を広げて横幅を広くしましょう。
ぞうりの幅をここで調整するので、あまり狭まってしまうと仕上がりも幅の狭い布ぞうりになってしまいます。
ある程度長さが編めました。ちょうど良い長さになったら幅を狭めながらさらに編んでいきます。
やや糸を引きながら狭めることできれいに仕上がります。最後の布は中央にくるように計算して編みます。
ハンガーから紐を外して、結んでおいた紐を外します。
はずしたら紐を1本づつ引っ張ります。
引っ張ったひもはぞうりから10cmほど残しカットします。
カットした紐はぞうりの紐の部分に使用します。
鼻緒の部分を作る
ぞうりの紐の部分を作っていきます。5cm×30cmの布を2枚カットします。
この布の長さはベビー用の紐の長さなので大きさによって変える必要があります。
紐を半分に折り、縫い代0.5cmで端を縫っていきます。
縫い終えたら、裏返して先程カットした紐を裏返した布の内側に入れてください。
前坪を作る
ベビー用であれば布4cm×20cm程度を2枚準備してください。
大人であれば5cm×30cm程度準備してください。
今回は前坪の部分を作るのが大変だったので紐で代用しました。問題なく使用できます。
前坪と鼻緒を結びその後ぞうりに結びつける
指で隙間を作りそこに前坪を通します。
通したらロープを下にして前坪は写真のように結びます。そしたら 固結びをしましょう。
鼻緒の付けたい位置に2箇所指で穴を開けて紐を通します。
紐が通ったら外布だけ写真のように縮めて紐を斜めにカットしてください。
カットできたら外布を伸ばします。
ぞうりを表側にし、鼻緒を通した部分にもう一度布を通してください。
通したら裏返して、固結びまたは縫い付けましょう。
今回は縫い付けました。最後に紐や布の後始末を行いきます。
布紐の後始末はかんしを使って行いました。ない場合は、ピンセットやかぎ針などを使ってある程度きれいになるまで調整してください。
裏の後始末の際、ロープの紐や前坪は切りっぱなしでも良いですが、裏まできれいに仕上げたかったので今回は丁寧に処理しました。
布ぞうり完成
簡単に布ぞうりが完成しました。今回は自宅にあった子供の服をリメイクしてぞうりに変身させました。
お気に入りの生地や思い出のある洋服を布ぞうりにリメイクしてみませんか。
布ぞうりを作ってサステナブルな生活を意識しよう!
家にあるもので簡単に作れてしまう布ぞうり。お気に入りの生地で作ることで更に活用できエコですね。
便利な世の中だからこそ、古着をリメイクしてサステナブルでオリジナルな布ぞうりを作ってみませんか。
Lilly
余暇プランナー
福岡在住の2児のママです。子供の頃からハンドメイドに興味を持ち、ハンドメイドショップにて副店長を経験。現在はwebショップでドールチャームを販売しています。ハンドメイドはアレンジ次第で可愛く特別なものになります♪簡単だけど作ってみたくなるアレンジ可能なハンドメイドのコンテンツをお届けしていきます!