最近はDIYなどが流行っているので、自分自身でお部屋をリフォームや模様替えなどが簡単にできる時代になりました。
インテリアデザインの参考にSNSを利用することで、自分の好きなテイストにお部屋を彩ることも簡単にできます。
自分のお部屋や空間をおしゃれに居心地よくする工夫をすることは、日々の生活がより豊かになるということ。
そんな自分が住む家を居心地のいいもの、おしゃれな空間にするために、最近流行っているインテリア雑貨のひとつとしてあげられるのが「マクラメタペストリー」です。
マクラメとは?
糸や紐で編み模様を作る技法のことで、マクラメと言う言葉はその総称です。世界各国で伝統的に受け継がれている技法で、さまざまな編み模様があります。そう言ったマクラメで作ったタペストリー(壁掛け飾り)がここ最近トレンドになっているんですよ。
そんなおしゃれで可愛いマクラメタペストリーを簡単に、そしてお手軽にできるハンドメイド術をお伝えします。
今回ご紹介するのは、ハンドメイド初心者や、お子様でもできる簡単な編み模様のタペストリーになります。
小ぶりサイズなので、ぜひお部屋のちょっとしたスペースに飾ってみてくださいね。
では、スタート!!
準備するもの
- マクラメ紐( マクラメ紐が用意できない方は100円ショップの園芸用ロープなどで代用できます)
- 直径1.2cm幅の円柱の木材20cm(ホームセンターの木材売り場に売ってます。木材は20cmに切ってもらってください。 ほとんどのホームセンターで木材カットサービスがあるので利用してくださいね )
- ハサミ
- メジャー
- くし
マクラメ紐が用意できない方は100ショップの園芸用ロープなどで代用できます。
ホームセンターの木材売り場に売ってます。木材は20cmに切ってもらってください。
作り方
使う紐の長さに切る
まず、マクラメ紐を使う長さに切って用意しておきます。
今回用意するのは 2m×8本 です。
(園芸用ロープを使う方は、 1本を解いて3本に分けてください。 ちょうど解いた1本が、実際のマクラメ紐の太さと同じになるので、見た目はそっくりです)
円柱の木材に紐をかける
円柱の木材に先程切った紐を 2本取り にして、写真の手順のように掛けていきます。
ここからは編んでいき模様を作っていきます。このように3パターンに分けて解説していきます。↓
上段の模様を編む
これから編み始めるためにやり易くするのに、写真のように 適当なテープで木材を固定下ください。
まず平編みの手順です。↓
上段は 平編み模様を5段作ります 。
写真のように交差していくのが特徴です。
写真の手順で確認してください。 山のように中心を空けるかたちになります。
中段の模様を編む
ダブルハーフヒッチ という編み方をひし形のかたちに沿って編みます。
編むというよりも、巻き付けるようなイメージです。1本の紐に対して2回巻き付け結びを行います。
1本の紐を軸にして、本数分結び目を作っていきます。
反対側も↓
左右繰り返し、斜めの線を作ります。 軸になる紐は斜めに固定して持つのが綺麗に仕上がるポイントです。
次は、ダブルハーフヒッチの下に 大きな平編みをひとつ作ります 。
写真の手順で進めてください。
最後にひし形の下部分をダブルハーフヒッチで作ります。
【ひし形】のモチーフが完成です。
下段の模様を編む
大きなひし形のモチーフができたら、最後はまた「 平編み」 で終わります。 上段の模様と反転したものを編んでいきます。
編み終えたら長さ30cm で切ってください。
かたちを整える
マクラメの良さを出す為のポイントが、垂れ下がる紐のフリンジ感です。 切った紐の端を くしで解かしてくださいね 。
全ての長さを解かしてボサボサのフリンジにしても可愛いです。
私は1/3だけ解かして、さりげないボサボサ感のフリンジにしてみました。ここは個性ですので、長さやフリンジのデザインはご自身で調節してください。
くしで解かすと長さが乱れるので、最後にもう一度綺麗に切り揃えてくださいね。
引っ掛ける紐を取りつける
壁に掛ける為に、 適当な長さに切った紐を円柱の端に巻きつけて結んでください。 写真のようにできたら壁などに引っ掛けられます。
紐の長さは短めの方がおすすめです。 長めにすると揺れてしまうので、安定させる為にも短めにしてください。
マクラメタペストリーのおすすめの飾り方
マクラメタペストリーはシンプルなデザインなのでお部屋の雰囲気を壊さず色んな所に飾れます。今回ご紹介したものは、小ぶりサイズなので玄関やトイレなどの狭いスペースにおすすめです。
マクラメタペストリーは、ナチュラルな雰囲気を演出してくれるインテリア雑貨です。観葉植物や貝殻やストーンなど、天然な造形物との相性がぴったりですよ。
今回ご紹介したマクラメタペストリーは、ホームセンターで売っている円柱の木材を使いましたが、本来なら流木を使用するのがGOODです!
流木に結びつけてマクラメ編みを施すと、さらにナチュラルな一点物になります。
ここで、ワンランク上のおしゃれな飾り方をご紹介します。
写真を網目にクリップなどに留めて飾るアートタペストリー♪
ピアスやイヤリングなどのアクセサリーを留めれば見せる収納に早変わり♡
さらに、おしゃれなインテリアに変身しますよ。
様々なマクラメタペストリーの魅力
今回ご紹介したような、模様を結び目で表現していく技法の他にも様々なタイプのマクラメタペストリーがありますので、ご紹介します。
こちらはイラストを投影したかのようなグラフィックなタペストリー。 絵をモチーフにしたデザインが作れるので、まるで絵画やポスターを飾ってるようなタペストリーが作れるんです。
様々な色のマクラメ紐を使うのですが、編み方自体は一種類の結び方を繰り返す作業なので単純な技法です。好きな柄や絵を投影できるので、自分の好みなデザインを忠実に再現できます。好きなキャラクターや好きな文字などを施したタペストリーがお部屋に飾れるんですよ。
2種類のまったく違う雰囲気を楽しめるマクラメ。マクラメハンドメイドは1本の紐を駆使して模様が編めたり、どこにどう編むかで形が変わったりして、とても奥が深いです。
マクラメ紐は白1色だけと思われがちですが、今は種類豊富に様々な色があるのですよ。お店にないものはネット通販でお手軽に購入することができます。
紐だけでなく、パーツにこだわることでさらにデザインが広がります。マクラメ紐にウッドビーズを通したり、天然石を巻きつけたり…♡
色んなパーツを組み合わせることができるので、世界にひとつだけの「一点物」を作ることができます。
お部屋の主役になれる存在感のあるインテリアになるので、お客様が来た時にはぜひ自慢できること間違いなしです! 魅力的なマクラメの世界に足を踏み入れて、ぜひおうちを充実させてくださいね♡
nahono
余暇プランナー
マクラメ雑貨を作っている作家のnahono...です。4歳、2歳の姉妹を育ててるママです。作ることが大好きで、子供の頃から編み物が趣味でした。結婚し、子供を産んでから『マクラメ』という手法に出会い、魅力に目覚めてしまいました。前職はファッションデザイナーをしていました。洋服もデザインも大好きです。キラキラした世界に見えますが、実は裏方はコツコツの積み重ねで出来てる世界。そんな裏側の仕事が大好き。コツコツ、細々、同じ作業を繰り返すのってすごくストレス発散、精神統一、になりますよ。そんなハンドメイドの魅力を伝えられたら嬉しいです。