100円ショップにある紙コップはデザインやサイズが豊富で、見ているだけで楽しくなりますね。最近では、紙コップを本来使う使い方ではなく、工作などで用いることが多くなったのではないでしょうか?特に子どもの工作には必需品と言っていいでしょう。
今回はその紙コップを使って、子どもでも作れる工作おもちゃを紹介します。はさみの練習になるような工作から、アレンジして作る工作など紙コップならではのおもちゃが満載です。親子の休日時間や自由研究などでぜひ挑戦してみて下さい!
紙コップでとことこペンギン
材料
紙コップ
折り紙(お腹・手・くちばし用)
電池
輪ゴム
Photo by sorayou
材料は、家にあるもので用意できます。
電池は使用済みのもの
を使いましょう。折り紙はペンギンを作るために用意しますが、折り紙を使わずイラストのように紙コップに書き込んでも問題ありません。今回は、水色の紙コップを用意したので、水色のペンギンを作りました。
使用する道具
はさみ
のり
油性ペン
セロハンテープ
セロハンテープの代用としてマスキングテープでも問題ありません。一部セロハンテープが見える箇所があるので、できるだけ
透明か透ける素材のテープだときれいに仕上がり
ます。のりがなかったら、すべてセロハンテープで作ることも可能です。
作り方
Photo by sorayou
① 紙コップにペンギンのパーツを接着する
あらかじめ切っておいたペンギンのパーツをのりで接着します。ペンギンのパーツやイラストは自由ですが、子どもと一緒に作業したので、
かわいいペンギンにするために折り紙でパーツ
を切りました。
サイドの手は、そのままつけないで、鉛筆を使って折り紙にカーブをつけました。そうすると、
手を挙げて歩くようなそぶり
に見えます。後ろにしっぽもつけると、さらに可愛さ感が増しますよ。
Photo by sorayou
② 紙コップに切り込みを入れ、電池を設置して完成
紙コップのサイド、ペンギンの手あたりに約1cmの切り込みをいれます。輪ゴムをひっかけるだけなので、あまり
長くは切らない
ようにしましょう。そして、輪ゴムを電池に接着します。その際、電池と輪ゴムがはずれないようにしっかり接着してください。
次に切り込みの部分に輪ゴムをはさみます。この部分が
遊んでいる最中一番外れやすい
ので、こちらにもテープでしっかりと補強してください。ここでテープが見えてしまうので、透明か白色に近いテープをおすすめします。
Photo by sorayou
遊び方は、底に設置した電池を10回ほど回し、ねじれた輪ゴムの反動で前へ動く仕組みになっています。
回す方向を間違えると逆走する
ので注意してください。
また、ペンギンが簡単に作れたので、もうひとつウサギも作ってみました。作業工程は一緒ですが、ピンクの紙コップを使ったので、
ウサギの耳を折り紙でつけ、表情などは油性ペン
で描きました。複数作れば、誰が早いか競争するのもいいですね。
紙コップでコマ回し
材料・使用する道具
紙コップ
はさみ
装飾するパーツ
油性ペン
※ ペットボトルキャップ
※ セロハンテープ
※ つまようじ・キリ
※ 木工用ボンド
一番用意する材料が少ない作品です
。※がついている材料はコマの作り方によって発生する道具
です。コマの場合は過剰な装飾をすると、うまく回らない可能性があります。
どうしてもデコレーションしたいときは、
大きなパーツやシールを最小限使う
ようにしましょう。それよりも、カラーペンなどでイラストや模様を書くのをおすすめします。
作り方
Photo by sorayou
① ペットボトルを使う場合
紙コップを8等分に切ります。
全部切らないように1cm位残す感覚
で切ってください。次に裏面にペットボトルキャップをセロハンテープで貼りつけます。ボンドや瞬間接着剤だと紙コップに接着されない場合があります。
紙コップの内側には濡れないようにコーティングが施しており、ツルツルしています。その部分にペットボトルキャップを接着するにはセロハンテープが一番効果的です。あと、
コマの羽の部分は少し上向きにカーブ
をつけてあげると地面との接着を防ぎます。
Photo by sorayou
② 紙コップを2個使う場合
紙コップを2個重ねて8等分に切ります。次にできたコマの羽を外側に伸ばし、2個をまた重ね合わせます。最後に、羽の先端をセロハンテープで接着します。そうすると、立体的なコマになり見た目がタコのようなフォルムになります。裏表を違うデザインにすると、かなりオリジナル感がでますね。
Photo by sorayou
③ つまようじを使った場合
最後に紹介するコマが、一番本来のコマに近い動きをします。他と同様紙コップを8等分に切った後、先端を花のように見せるため丸く切り離します。装飾などをした後、
真ん中をキリなどで穴を開け、つまようじを差し込み
ます。
つまようじの高さは自由です。
つまようじの真ん中あたりが一番無難な高さ
でしょう。最後に裏面のつまようじが刺さった周りを木工用ボンドで埋めるように接着します。グルーガンでも問題ありません。動かなくなるよう、できるだけ強力な接着剤が望ましいです。
紙コップでけん玉
材料・使用する道具
紙コップ2個
アルミホイル
麻ひもやタコ糸
はさみ
セロハンテープ
Photo by sorayou
アルミホイルはティッシュペーパーで代用できますが、アルミホイルより軽いので、少し大きくした方が安定性がでますよ。また、アルミホイルはボンドやのりでは接着しないので、セロハンテープで麻ひもを接着します。
作り方
Photo by sorayou
① 紙コップの底とアルミホイルに麻ひもをくっつける
1個の紙コップの裏に先端が玉結びにした麻ひもを接着します。玉結びにするのは、
紐がセロハンテープから逃げ出さないようにするため
の処置です。またアルミホイルも同様接着してください。
麻ひもの長さは、約30cmあります。少し長めに切ったので、難しいけん玉を作ることになります。
子どもが遊ぶ場合は20cm位
でも問題ありません。
最後にもう1個の紙コップと底を合わせ、マスキングテープで止めて装飾すれば完成です。
Photo by sorayou
けん玉も2種類作ってみました。もう一つのけん玉は、紙コップ1個でつくります。紙コップの底にキリなどで穴を開け、紐を通します。この時も
玉結びをして紐を逃げ出さないよう
にしましょう。玉の作り方は一緒です。
子どもは早速2種類のけん玉で遊んでくれましたが、紙コップ2個使うけん玉の方が持ちやすくやりやすいと言っていました。
紙コップで子どもと一緒にたくさん工作しよう
Photo by sorayou
今回紹介した紙コップを使った工作は、ほんの一部です。なぜなら、調べると何十種類もの作品がヒットするはずだからです。その中でも厳選して、
あまり失敗しない紙コップ工作を紹介
しました。また、作業時間も1時間かからずできるので、隙間時間の子どもと遊ぶことができますね。
子どもの自由研究としてもおすすめです。複雑な製作工程がないので、
作るだけではなく製作工程をノートに書いて発表
もできるかもしれません。いつでも紙コップ工作ができるように、ぜひ家で在庫しておきましょう!
sorayou
余暇プランナー
フリーランスWebライターのsorayouです。カフェや雑貨店を渡り歩き、気になったハンドメイド作品があれば自分流で日々挑戦しています。最近は、プチプラだけど高見えするハンドメイドを模索中。休みの日には、子供たちと家にある素材をひっくり返して工作しています。色々な作品に触れていく中、新しい発見があれば、ぜひみなさんと共有していきたいです!