キャンプ場や自宅の庭でBBQする方も多くなってきました。BBQ自体は楽しいものですが、正直火の管理など面倒なこともあります。
この記事では、面倒くさいことを少なくして、もっと楽しみたい!といった方向けに、BBQスマート化のポイントをまとめてみました。
BBQは火の管理が命
火を管理できなければ、BBQを成功することなど到底できません。BBQ中は終始、炭との格闘です。ポイントを紹介していきます。
炭熾しにはチムニースターターを使おう
まずは炭に火をおこさなければ、BBQは始まりません。ぜひ チムニースターター(火おこし器) を使ってみてください。
今までの苦労はなんだったのか!?という気分になるでしょう・・・。 なんと、チムニースターターに着火剤と 炭を投入して放置するだけ で、簡単に炭が熾きた状態になるのです。
これを使わない手はありません。その間に他の準備ができるので超スマート。
なお、火おこし器を使わない場合、15分から30分は火が熾きるまで炭にべったり張り付いて、緻密に炭を組み上げたり、息を吹いて空気を投入したりしなければいけません。
炭の量は多すぎても少なすぎてもダメ
多すぎると、火が強すぎたり、終了後の処理が大変だったりします。逆に少なすぎると、火力が足りず生焼けになったり、継ぎ足すのも面倒だったりします。
炭の量を見定めるのは経験によるところが大いにあるでしょう。まだまだ慣れない方は 家族4人の3時間位で2.5から3kgあればいい ので、目安にして調整してみてください。
はじめに炭の量を意識しても、どうしても途中で火力が足りなくて炭を継ぎ足す必要がでてくるときがあります。
そんなときは、コンロに並んでいる、できるだけ勢いのある 炭の下に新しい炭を入れてください 。これは、爆ぜ(バチバチと火の粉が飛ぶこと)防止と火力の減少を抑えるため。継ぎ足すときはお早めに。
「水鉄砲」で火力をコントロールしよう
火をおこせばBBQがはじまります。しかし、炭との格闘はここからが本番かもしれません。
料理の成功のカギは、 炭の火力をコントロールする ことです。炭は着火した状態ではなく、熾きた状態になってから、調理を開始します。熾きた状態とは、炭の内側から燃えていて赤い状態ですね。
着火した状態では、一部分のみ火力が強くなってしまい、焦げたり。炭が熾きた状態の赤外線効果でじっくり焼くことで、料理が美味しく仕上がります。
炭のメリットを活かしましょう。 炭が着火したら「水鉄砲」で消化 しましょう。 ガチです 。消化には水鉄砲が一番。BBQ会では常識らしいです。
食材から油が落ちて炭に当たれば着火することがあるので、常に打てるよう水鉄砲を準備しておきましょう。
火の強弱をエリア分けする
難しいことではありません。 強火エリアであるコンロの半分に、ほぼすべての炭を置けばOKです。 これで一方が強火エリア、一方が弱火エリア、中間が中火エリアになります。
しっかり焼きたい食材を強火エリアなどにおき、仕上がった料理やじっくり時間をかけて仕上げる料理は、弱火エリアに置いておくといったことが可能になります。
炭の後処理には、火消し壺を使うのがスマート
放置して燃え尽きるまで待つのも一つの手ですが、時間がかかりすぎます。水の張ったバケツに炭を投入するのも早くていいのですが、水から炭を取り除くのに結構手間がかかるものです。
火消し壺の中に燃えたままの炭を投入し蓋をすれば、酸素が供給されず、自動的に消化されます。 30分から1時間程度放置すれば、炭も冷めるため、 手軽で安全性も高い方法 です。
そして、なんと消化した炭は再利用できます。うれしいですよね。
なお、自宅に持ち帰って処理する場合は、可燃ゴミとしましょう(自治体によって異なる場合があるので要確認です)。
スマートなBBQ食材の準備と調理
準備ができる男。スマートですね。BBQ食材の調理はもちろん、下準備も大切です。
BBQ野菜編
BBQで食べる野菜、めちゃくちゃおいしいです。 しかも野菜はあまり準備が必要ありません。コスパ最高です。
野菜は基本的に切らない! ワイルドにそのまま焼きましょう。切ってから焼くと、水分が逃げてジューシーさが逃げるのか、おいしさが減ってしまいます。
ピーマンやパプリカ、トマト、ナス、ズッキーニなどは、「 オリーブオイル 」を塗って表面をコーティングすれば、さらにジューシーに仕上がります。
イモ類や玉ねぎ、にんにくは「 アルミホイル 」を使うと、火が通りやすく美味しく仕上がります。
ジャガイモや玉ねぎは最後に十字に切れ目を入れて、バターを加える一手間もいいですね。
「とうもろこしは 皮付きのまま 焼く」と、インスタ映えするうえに、ふっくらジューシーに仕上がるのでオススメですよ。
BBQ肉編
お肉はキャンプ場に着く前に準備 しておくのがいいですね。ゴミが減ったり、カットする作業が減ったり、お肉が柔らかくなったりします。
たとえば、以下の作業をするだけで、BBQがよりスマートになります。漬け込む材料はいろいろあるので、ぜひネットで調べてみてください。肉の臭みを消したり、柔らかくなったりするので、おすすめです。
- パックからお肉を取り出して当日のゴミを減らす
- 筋切りをして食べやすくする
- ジップロックなどに入れて冷蔵保存しておく
- 焼く1,2時間前に「焼肉のたれ」などを入れて漬け込む※漬け込む時間は肉の厚さによります
- 熾火でじっくりと焼く
BBQ焼きそば編
焼きそばは、BBQの定番の〆メニュー。 私は下記の目安で材料を用意します。
- 0.5×人数=麺の玉の量
- 自分が食べたい量×人数=具材の量
- 野菜はもやしorカットしたキャベツだけ
- 豚バラ肉は焼く直前にめんつゆに漬ける
焼き始めるとき、 火加減に注意 してください。焼きそばを作るころは大体終盤になっていて、炭の火力が落ちている場合があるからです。
油を多めにいれて 揚げ焼き のようにします。麺の片面だけに焦げ目を付けると香ばしさともっちり感を共存できて、オススメです。
スマートBBQで頼れる男に
今回、紹介した技を活用すれば、BBQがよりスマートになると思います。時間が削減できれば、その分ゆとりをもってBBQを楽しめるので、ぜひ試してみてください。
fudo2020
余暇プランナー
元々都会育ちですが、登山にハマったのを機に長野県に移住しました。里山暮らしを家族4人で楽しんでます!登山やキャンプが趣味。テントを張って自然の中でダラダラするのが好きです。森の中で昼間から飲むお酒とか最高ですよね。旅も好きで、独身時代にはカナディアンロッキーをバンで寝泊りしながら、山を巡る旅をしたりしました。