眠る前の5分でOK。理想の自分に近づく“イメージング

今年も残り3か月を切りました。皆さんは年の初めに描いていた夢や目標＝“なりたい自分”に近づくことはできていますか？達成に向けて努力をすることはとても重要ですが、それと同じくらい大切なのは、理想を心の中に繰り返し描くこと。心の奥深くまで働きかけ、無意識レベル（潜在意識）で意識化できるようイメージし続けることが大切なのだそう。今回は、潜在意識に働きかける絶好のタイミングといわれる睡眠前に実践したい5分間のイメージング法についてご紹介します。

潜在意識とは？

潜在意識は“無意識”とも呼ばれる、自覚されることなく行動や考え方に影響を与える心の奥深い層に潜んだ意識のこと。

一方で、普段私たちが目覚めている時に思考したり、物事を判断したり、五感で感じたりする時などさまざまな精神活動を行う際に働くのが顕在意識。

実際、顕在意識は心の中の3～10％の表層部分でしかないといわれていて、潜在意識に効果的に働きかけることで無意識の状態下の心境や行動に大きな変化をもたらすことができるのだそう。

眠りの前は潜在意識と繋がるチャンス

眠りの前の時間帯は潜在意識と繋がるゴールデンタイムといわれています。それは睡眠前にα波が出て、脳が深いリラックス状態になることで潜在意識に働きかけやすくなるためなのだとか。

その状態下で実現したい夢や願望を描いたり、なりたい自分をイメージしたりしていくことで、潜在意識の中に擦り込まれやすくなるというわけです。

5分で実践！眠りの前の“イメージング”

潜在意識に働きかけるためにはどのようなプロセスでイメージングを行えばよいかみていきましょう。

1min…呼吸を整えてリラックス

まず、目を閉じて深い呼吸を意識的に行うことで心身をリラックス状態に導きましょう。

吸う：吐くを1：2のリズムでゆっくりと行う呼吸法は、副交感神経を働かせるために最も簡単で効果的。リラックスすることでα波が出やすくなります。

2min…心地よいものを思い浮かべる

自然界の景色やお気に入りの場所など、あなたが居心地よいと感じるものを頭の中に描きましょう。

おすすめの一つは「光」をイメージすること。温かく眩しい光の中に包まれている感覚に浸ってみることで、幸福感や希望を感じることができるはず。

3～4min…イメージング

ここから2分間、イメージングを行います。方法としては、自分がやりたいことや達成したい夢などを具体的に浮かべながら“なりたい自分”をできるだけ詳細にイメージすること。

そして、その想いに対して「私ならきっとできる」と繰り返し強く唱えることが大切です。

例えば・・・

「理想の人と巡り合いたい！」→自分の描く理想像を詳細に描き「必ず出会える日が来る！」と自分に何度も言い聞かせる

「ハワイに住みたい！」→ハワイの景色とそこで暮らす自分を繰り返し具体的に想像する

5min…自分自身と周りの人に感謝する

最後は、いつも支えてくれる周りの人の顔を思い浮かべる、そして自分自身に「今日もよく頑張った。ありがとう！」と労わる心で締めくくります。

ヨガの八支則「サントーシャ（知足）」の教えにもありますが、今あるすべての事象は当たり前ではなく、ここに存在していること、今日一日を無事に終えられたことに感謝の気持ちを持つことが大切です。

そうすることで一日の終わりを心穏やかに迎え、翌朝もきっと幸せな気分でスタートすることができるはず。

※大切なのは毎日繰り返し続けることです。最初は上手くイメージすることができなくても、繰り返していくうちにだんだんスムーズに想いを描写できるようになります。

毎日5分の積み重ねがあなたの心と行動を今よりきっとプラスの方向に導いていくイメージング。今日の夜からスタートしてみませんか？