トヨタ86の価格高騰はもう終わり！？86の概要と中古車事情を解説

トヨタの人気車種でファンも多いトヨタ86。登場してから2ドアクーペとしては異例の大ヒットを記録しました。そんな86の中古車価格が、ここ最近値上がりしているように感じている方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、86の中古車価格は高騰しているのか、いつまで値上がりするのかについて解説します。 86とは 現行の86は2012年にスバルと共同開発され、エンジンは水平対向エンジン、駆動方式はFRを採用したことで注目を集めました。走る楽しさを追求したライトウェイトスポーツカーで低価格、コンパクトを実現した唯一無二の車です。 86は高騰している？ 86の平均中古車価格は、徐々に高騰しています。2020年の8月が207万円なのに対し、2022年2月時点では214万円です。国内での受注生産が2020年に事実上終了していることを考えると、平均中古車価格は今後も上がっていくと予想されます。 86はもう値上がりしない？ 所謂「旧車バブル」で86の価格は高騰していました。しかし、そのバブルが崩壊するのも間もなくと言われています。新型コロナウイルスの蔓延による外出の自粛で、旧車や腕時計、骨董品など、目で見るだけでも楽しめるものにお金をつかう方が増えました。この消費行動の変化が、旧車の価格高騰にも大きな影響を与えたと言われています。しかし、昨今では外出の自粛要請も緩和されて人々の生活は元に戻りつつあり、コロナ禍で価格が高騰したものがどんどん値下がる可能性があります。事実、アメリカの中古車販売大手の「カーバナ（Carvana）」の株価は、新型コロナウイルス流行初期に比べて99％も下落しました。（※2022年12月時点）日本にとっても決して対岸の火事とは言えません。今後、86の中古車価格は下降へと向かうことが予想されるでしょう。売却をご検討されているのであれば、値下がり前の今がチャンスです。 価格が高くなりやすい86の特徴 どのような86の価格が高くなりやすいのでしょうか。高くなりやすい86の特徴について解説します。 こまめにメンテナンスをしている こまめにメンテナンスしている86は価格が高くなりやすいです。大手中古車サイトの相場表によると86は2012年度の中古車在庫が最も多く、10年以上前なのでメンテナンスをしているか否かで差が大きいです。中古車として売ることを考えている場合はメンテナンスをこまめに行いましょう。 事故車・水没車ではない 事故車・水没車ではない場合は価格が高くなりやすいです。86に限らず、車は一度壊したら完全に修理することができないため事故車・水没車の価格は大きく下がります。したがって事故車・水没車でない86は高く売れるでしょう。 ディーラーオプションのカスタム装着車 86はスポーツカーという特性上、カスタムパーツが高査定につながります。特にディーラーオプションと呼ばれるトヨタ系メーカー、TOM'S、TRD、モデリスタなどのパーツをつけている車は高査定につながりやすいです。   ...続きを読む