鉄道のマナー改善に寄与：2024年度 鉄道内マナーアンケート結果発表

一般社団法人 日本民営鉄道協会が、2024年10月から11月までの2カ月間にかけて実施した「駅と電車内のマナーに関するアンケート」の結果が発表され、5,314人からの回答が寄せられました。

概要

事務局：東京都千代田区
会長：原田一之
調査期間：2024年10月1日(火)～11月30日(土)
調査内容：駅と電車内のマナーに関する調査
調査方法：WEBアンケートによる実施(複数選択式)
回答総数：5,314人

鉄道内マナーアンケートの総合結果

今年度のアンケート結果では、「周囲に配慮せずに咳やくしゃみをする」が最も不快と感じる行為として1位にランクインしました。これは、新型コロナウィルスの感染防止への意識が高まった結果と考えられます。
また、「強い香り(香水・洗剤・柔軟剤・化粧品等)」が昨年の7位から4位に上昇しました。この項目の上昇は、満員電車などで他人との距離が近くなる場面に対する懸念の表れと見られています。
その他、座席の座り方や会話の音量等についても引き続き高順位を維持しており、それらの注意喚起が引き続き必要であることが分かりました。

訪日外国人旅行者の鉄道マナーについて

訪日外国人旅行者の迷惑行為についてのアンケートでは、「騒々しい会話・はしゃぎまわり」が1位となりました。また、荷物の持ち方や駅での通行の仕方についても不快感を示す声が寄せられました。

鉄道マナーの広報活動へ

日本民営鉄道協会では、こうしたアンケート結果を踏まえ、より快適な鉄道利用環境の実現に向けて、引き続きマナー啓発活動を行い、乗客の理解と協力を呼びかけていきます。

まとめ

このアンケート結果を通じて、鉄道内のマナー問題についての認識が一層高まり、全ての利用者が気持ちよく鉄道を利用できる環境が整うことを期待します。
さらなるマナーの改善活動の推進と、その結果の評価のためにも、定期的なアンケート調査が引き続き実施されることを期待します。