2023年、新型コロナウイルス感染症も徐々に収束の兆しが見られ、外出中のマスクが任意となるなど、生活が「本来の姿」に戻りつつあります。この好転の気配により、スポーツやハロウィンなどのイベントも再び盛り上がりを見せ、数年ぶりに街並みは賑わいを取り戻しました。
私たちは制限された生活から解放され、再び友人や家族との交流を楽しんでいます。この変化が街全体に新たな活気をもたらし、マスクが任意となることで顔を見せ合うことが容易になり、人々のコミュニケーションがより自由なものになりました。
しかしながら、感染症対策への“気の緩み”も見られているのも事実です。この現状を踏まえ、今日は「感染症対策意識調査」の結果をレポートします。
主にPVPI(ポビドンヨード)を有効成分とした製品ブランド「イソジン®」を含む、医薬品の研究・開発および製造・販売を行うムンディファーマ株式会社は、新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後(以後、「5類移行後」とする)初となる年末年始を前に、昨年と比較して、外出する人が増え、帰省や国内旅行、海外旅行など多様な過ごし方、楽しみ方が広がる中、全国の20歳~59歳、男女300名を対象に「年末年始の過ごし方に関する感染症意識調査」を実施いたしました。
調査は、楽しみなイベントに向けて体調管理はどうしているか、年末年始の過ごし方別に「感染症対策意識」の違いについて探ることを目的として実施したものです。
※日帰り旅行予定者を「近場派」、1泊2日以上の国内旅行予定者を「帰省&国内派」、海外旅行予定者を「海外派」と表現しています。
調査結果 昨年同時期より「感染症対策意識が弱くなっている」が43%
約4年ぶりの外出・旅行機会の増加を受け、昨年以上に年末年始の予定を楽しみたい一方、予定に向けた体調管理は“気の緩み”が見られる結果に。
Q.年末年始の予定をどれくらい楽しみにしていますか。
Q. 2022年10月~11月頃と比べて、現在の感染症対策意識は変わりましたか。
今年は新型コロナウイルス感染症5類移行後初めての年末年始。外出や旅行の機会が増え、59%の人が「昨年以上に」楽しみにしていると回答しました。特に「海外派」は79%で、4年ぶりの海外旅行を待ち望んでいることが伺えます。楽しみにしている年末年始を健康な体調で迎えたいところですが、感染症対策に関する調査では、昨年同時期と比較して「感染症対策意識が弱くなっている」と回答した人が43%と半数弱に。新型コロナウイルス感染症が5類に移行したことで、生活習慣やマスクの使用などが変わり、感染症対策に対する“気の緩み”も見受けられます。 年末の過ごし方別で比較すると、「帰省&国内派」が最も感染症対策意識が低い結果となり、53%が“気の緩み”を感じています。これは「近場派(40%)」や「海外派(36%)」よりも10ポイント以上高い結果です。久しぶりに気兼ねなく楽しめる年末年始、旅行や帰省などのイベントへの期待感が、感染症対策の緩みを生む可能性があります。
体調万全で年末年始を迎えるため、見直したい感染症対策行動は「うがいの頻度を増やす46%」「手洗いの頻度を増やす44%」が2大トップ
Q今年の年末年始に向けて見直したい感染症対策行動があれば教えてください。
年末を健康に迎えるため、見直したい感染症対策行動に関する調査結果として最も多かったのは「うがいの頻度を増やす(水・お湯・うがい薬利用計)」で、46%の人がこの対策に注力しています。これに続いて、「手洗いの頻度を増やす」が44%でした。年末年始の過ごし方別で比較すると「手洗いの頻度を増やす」には大きな違いが見られませんが、「うがいの頻度を増やす」では「近場派」が51%と最も高く、「帰省&国内派(45%)」に対して+6ポイント、「海外派(42%)」に対して+9ポイントの結果となりました。
交通手段や状況により人混みに触れる時間が長くなる「帰省&国内派」「海外派」に比べ、「近場派」では感染リスク慎重層が5類移行後の年末レジャーの第一歩として、近場での活動に転じている可能性が考えられます。 外出をしたいけれども「人ごみを避ける」は近場派が34%と最も高く、また「マスク着用時間を増やす」も近場派が47%と高い傾向が見られました。感染症対策において細やかな注意が払われつつ、年末の楽しいひと時を迎えるための心構えが広がっていることがうかがえます。
年末の感染症対策行動において、「うがいの頻度を増やす(水・お湯・うがい薬利用)」の中でも、「うがい薬を使ったうがいの頻度を増やす」念入りな対策行動をとる人たちに焦点を当ててみましょう。うがい薬を使ったうがいの頻度を増やしたいと回答した人の中で最も多いのは「近場派(24%)」で、次いで「帰省&国内派(17%)」、「海外派(16%)」という結果が出ました。ここでも、「近場派」が最も入念な対策をとっていることが浮かび上がります。ただし、2023年のインフルエンザが特に早い流行が予想されるなか、「海外派」では25%と9ポイント上昇し「近場派(20%)」を抜いて最も高くなりました。これは、約4年ぶりに行動制限のない年末年始を迎え、海外旅行を実現させたいという強い願望が表れている結果と言えるでしょう。感染症への警戒心と年末年始の楽しみへの期待が入り混じった状況がうかがえます。
「のどの殺菌・消毒やケア」に利用しているのは「うがい薬」「のど飴・トローチ」が2大トップ
旅行を実現させたい「帰省&国内派」「海外派」のうがい薬利用理由は「しっかり殺菌・消毒したいから」が87%。
Q現在、うがいやその他「のどの殺菌・消毒やケア」のために利用しているものを教えてください。
Qうがい薬を利用している理由について教えてください。
年末年始に向けた感染症対策では、特に「のど」のケアが焦点となっています。うがいの頻度を増やす中で、「のどの殺菌・消毒やケア」においては、「のど飴・トローチ(37%)」と「うがい薬(33%)」が多く利用されています。さらに、うがい薬の利用理由については、年末年始の過ごし方による意識の差が見られます。「帰省&国内派」と「海外派」では「しっかり殺菌・消毒したいから」が87%以上と高い割合で挙げられています。特に、インフルエンザ早期流行の事実を知ることで、意識が引き締まり、感染症対策をしっかり行うことが求められています。 これらの結果からは、約4年ぶりに行動制限のない年末年始を迎える中で、旅行機会を大切にする気持ちが表れています。感染症への警戒と同時に、心地よい休暇を過ごすための慎重な準備が行われていることがうかがえます。
今後利用したいうがい薬は「イソジン®うがい薬」と答えた方が全体の約8割と多数
Q今後利用したいうがい薬を教えてください。
今後利用したいうがい薬について尋ねたところ、「近場派」「帰省&国内派」「海外派」のどのグループでも、約8割が「イソジン®うがい薬」を選んでいます。特に年末年始の過ごし方に注目すると、「帰省&国内派」では82.9%、「海外派」では78%が「イソジン®うがい薬」を利用したいと考えており、他のうがい薬に比べて高い支持を得ています。感染症対策の一環として、「イソジン®うがい薬」などを用いた「のど」の殺菌・消毒が再び注目されていることが明らかです。
今回の調査では、感染症対策意識が昨年に比べて43%も低下し、特に「帰省&国内派」では気の緩みが53%に達している事がわかり、久しぶりのイベントへの参加が感染症対策の緩みに影響を与えていることが明らかになりました。筆者も緊急事態宣言の頃に比べ、感染症対策意識が明らかに低くなっていたことを再認識いたしました。
また、体調管理のために見直された対策行動では、「うがいの頻度を増やす」と「手洗いの頻度を増やす」が主な対応とされている結果となりました。年末年始を安全かつ楽しく過ごすためには、引き続き感染症対策への意識を高め、予防策を徹底することが重要ですね。皆様も感染症対策への“気の緩み”に注意し、健康と安全を守りながら、素敵な年末をお過ごしください。
ブランド・製品概要
<イソジン®について>
イソジン®とは、感染症の原因となるウイルスや細菌、真菌などに対して殺菌効果がある有効成分を配合したうがい薬ブランドです。開発から60年以上経過しており、今では殺菌・消毒剤の世界的ブランド(海外では主にBETADINE®)へと成長し、世界各国で使用されています。
🄬:イソジン、ISODINEおよびBETADINEはムンディファーマの登録商標です。
イソジン®ブランドサイト:https://www.isodine.jp/
ムンディファーマ株式会社:https://jp.mundipharma.com/
【調査概要】
調査時期:2023年10月17日~10月19日
調査対象:全国の20歳~59歳男女300名
調査手法:インターネットによるアンケート調査
※調査の条件に該当する対象者を無作為に抽出し、アンケートを実施しています。
※小数点第2位を四捨五入しています。そのため、数字の合計が100%とならない場合があります。