《ナノ・ユニバース》で春を着る

ウールやダウン、レザーといったアウターの重みから解放され、軽快な気分&着こなしが楽しめる。でも、寒い時期には考えている余裕がなく、ぼんやりしていたらうっかり通り過ぎてしまうことも。そんな、一年を通してもっとも待ち望まれる季節、春はもうすぐそこ。”春はすぐ終わるから”なんて無粋なことは言いっこなし。短いからこそ華があるし、やっぱり四季に合わせた身嗜みができることも、ある種大人のステータスなのだ。

では、その季節感を演出するための指標とは?その最たる例の1つが素材なのだと思う。そこで今回紹介したいのが、絹のようなツヤを持ち、滑らかでいて柔らかな肌触りを持つ《ナノ・ユニバース》オリジナルのブルゾン。テンセル生地を使用した、いかにも涼しげな質感は、一目で春の訪れを感じさせてくれる。また吸湿・速乾性もあり、着心地が抜群にいいのも嬉しいポイント。定番のブラックやネイビーに加え、ピンクやカーキなどの”かゆいところに手が届く”カラーリングがラインナップされているのも魅力となっている。たった一着羽織るだけで、手軽に季節感を纏うことができる。そんな信頼のパートナーとともに、来る春日和を迎えたい。

テンセル素材を使用した涼しげなルックスはもちろん、着心地もライトなブルゾンを羽織った春の着こなし。ピンクと好相性なホワイトを随所に挿すことで、より身軽な印象に。リラックス感は残しつつ、全体がカジュアルになりすぎないようにネイビーのスラックスで程よく引き締める。そのバランスも絶妙だ。

nano・universeのブルゾン¥9200、ベルト¥5500、nano LIBRARYのカットソー¥5500、PT01のパンツ¥30000、SPINGLE MOVE W × nano・universeのシューズ¥24000(すべてナノ・ユニバース カスタマーサービス)、ソックススタイリスト私物

ペールトーンカラーの雰囲気を十分に活かすのなら、ダークトーンをインナーに合わせるのはご法度。やっぱり真っ白なTシャツで爽やかにまとめるのがしっくりくる。また、今季はVネック人気に返り咲きの兆しも。あくまでも浅めの襟元で嫌味なく着こなしたい。

 

時には上品に、また時にはカジュアルに着こなせる万能カラーのネイビーを纏ったブルゾンが主役。子供っぽくなるのは嫌だけど、おじさんっぽくなるのは避けたい。そんな時は、こんな風にイージースラックスにロゴTシャツをタックインするのも1つの”こなし方”。きちんと感とリラックス感が50:50にミックスされた、イマドキのムードにまとまるのは見ての通り。

nano・universeのブルゾン¥9200、ÉtudeのTシャツ¥8000、Giab’s ARCHIVIOのパンツ¥28000(すべてナノ・ユニバース カスタマーサービス)

インナーに原色をさらりと合わせるだけで、季節感が装えるという一例。この色使いは、ほんのりと光沢のあるテンセルの素材感を引き立てるという意味でも効果的。さり気なくロゴ入りのTシャツを取り入れて、力の抜けた雰囲気にまとめているのもポイントだ。

 

春ニットやリジットデニムで春日和を演出したシンプルスタイル。ミリタリーライクなカーキを落とし込んでも無骨な印象にならないのは、品のいい質感のおかげ。こんなブルゾンは、ややゆったりめのサイジングを選んで、ヨーロピアンベーシックなVラインコーデで楽しみたいところ。キャップでちょっとやんちゃな ニュアンスを加えてみてもデイリー感があっていい。

nano・universeのブルゾン¥9200、MAISON FLANEURのニット¥39000、Lee×nano・universeのデニムパンツ¥11800、MAISON Birth×nano・universeのキャップ¥7000(すべてナノ・ユニバース カスタマーサービス)

しっとりとしたカーキのブルゾンに柔らかなベージュの春ニット。この”重み”を排除した大人っぽいカラーバランスが◎ 。コーディネートの合わせ方そのものはカジュアルなのに、どこか品がある。程よいギャップ を生み出すこのテクニックは、ぜひ覚えておきたい。

photo:Daisuke Taniguchi styling:Kiichiro Aoki hair&make:Akihito Hayami mode:l Bart design:CIRCLEGRAPH