春夏の外遊びに欠かせないクーラーボックスは、人数や泊数など、時と場合によって最適なサイズや種類はまちまち。どんなものを用意すべきか悩むことってありませんか?
そこで今回は、4月に開催されたGO OUT JAMBOREEにて、おしゃれなテントサイトにお邪魔して上級者たちのクーラーボックスの使用法を拝見してきました。
ソロキャンプなら小さめなハードクーラーが◎!
- ■ハヤブサさんの場合(ソロキャンプ)
- 使用クーラーボックス:YETI/Roadie 20
ドーム型シェルターに居住空間を集約したオールインワンスタイルでソロキャンプを楽しんでいたハヤブサさんのテントサイトでは、イエティの小型ハードクーラー「ローディ 20(容量約19L)」を使用していました。
ウッドスタンドにセットすることで、地面からの熱を処断し、保冷力をフルに発揮できるほか、スタンド下に収納スペースが生まれて一石二鳥。また、高さを出すことで中身が取り出しやすくなるなどいいことづくし!
中身は飲み物とともに冷凍の食材を収納することで、食材が保冷剤の代わりになってくれ、自然に解凍ができるうえ他の飲食物を冷やすことができるので、1泊程度のキャンプには有効です。
イエティのローディは、サイズは高さ36.8cm × 幅50.8cm × 奥行き34.1cmと小型ながら、容量約19Lで350ml缶でおよそ30本入るので、短期間のソロキャンプであれば必要十分。ちなみに、オーナーのハヤブサさんは、1泊ならこれ一つ、2泊以上であれば容量約20Lソフトクーラー(シアトルスポーツ 23QT)も持っていくそう。
ハードクーラーなら冷蔵庫としてだけでなく、タフなボディを生かして、ちょっとしたテーブルやイスとしても活用できるため、オートキャンプであればメインクーラーにはハードタイプが◎です!
ソロキャンプで“映える”、容量20L以下のハードクーラー3選。
■ORCA Coolers(オルカクーラー)/モッシーオーク ブレイズ
20 Quart -MOSSY OAK BLADES Tan-(約19L) ¥64800
2018年に日本上陸を果たした、テネシー発のブランド「ORCA Coolers(オルカクーラー)」。ロトモールド(回転成形)構造による優れた耐久性と、高い保冷力を兼ね備えているほか、ポーチやドリンクホルダーなどが外付けできる拡張性が特徴。2019年春よりモッシーオーク柄を採用した新色がラインナップした。
(問)デイトナ・インターナショナル AME Div tel:03-3565-6914 http://orcacoolers.jp
■PELICAN(ペリカン)/エリート クーラー
Elite Cooler 20QT(約19L) ¥31320
米軍からカメラマンまで、プロに支持されるアメリカ発「PELICAN(ペリカン)」のハードクーラー。約19Lと小柄ながら、2インチポリウレタンの断熱材によって最大5日間の保冷効果があり、食品の匂いが漏れずにクマとの接触を減らすベアコンテナとしても機能するタフ仕様。
(問)オートバックスお客様相談センター tel:0120-454-771 https://www.procase.jp/pelican-cooler
■STANLEY(スタンレー)/クーラーボックス
Cooler Box 15.1L ¥12744
STANLEY(スタンレー)の定番モデル「クーラーボックス15.1L」。2018年より新色のレッドやホワイトが仲間入りし、カラバリも豊富に。ボディだけでなく上蓋にも断熱材を施して冷気を逃さず、上部のゴムロープにボトルなどが挟めるように。ペットボトルの500mlが縦に、2Lが横にそのまま入る。
(問)ビッグウィング tel:06-6167-3005 www.bigwing.co.jp
次ページは、ファミリーキャンプでの使用法とおすすめクーラー5選!
2泊3日のファミリーキャンプも、ハードとソフトの併用で効率化。
- ■西久保さんファミリーの場合(2泊3日 親子3人ファミリーキャンプ)
- 使用クーラーボックス:(写真 左)Coleman/スチールベルトクーラー 54QT、(右)AO Coolers/24パック キャンバス ソフトクーラー
テントinテントのカンガルースタイルにタープも使用した大空間で親子3人のファミリーキャンプをお楽しみの西久保さんのキャンプサイトでは、人気定番のスチールベルトクーラー(容量約51L)と、こちらも大人気のソフトクーラー、AOクーラー(容量約23L)の2つを配置。
スチールベルトクーラーは食材庫として使用。 約51Lと大容量サイズなら、2泊3日のファミリーキャンプでも十分すぎるほど。
ソフトクーラーに比べてより高い保冷力を持つハードクーラーは、痛みやすい食品の保存にもってこい! 衝撃から中身を守ってくれる頑丈なボディも、あらかじめ家で仕込んでおいた食材をキャンプ場まで運ぶ際や食材が余って持ち帰る時に重宝します。
一方、AOクーラーはドリンク庫として使用。厚さ1.9cmの断熱材により保冷力が高く、サイドのバックルを外せば容量がアップし、2Lのペットボトルなどの高さのあるものも縦に収納できるのでドリンク庫として最適!
2泊3日のファミリーキャンプでは飲食物もなかなかの量が必要になってきますが、こちらのサイトでは、使い勝手のいいソフトクーラーをサブクーラーとして追加することでより快適に効率的にキャンプを楽しんでいました。
多くのソフトクーラーは中身を空にしてしまえば、コンパクトに収納できるうえ軽量で携行しやすいため、例えば、食料品の買い出しに持っていき、買ったものをその場で詰められるので、サブクーラーとしてうってつけです。
ファミキャンサイトにアクセントをつける、容量50Lクラスのハードクーラー2選。
■CHUMS(チャムス)/スチールクーラーボックス
Steel Cooler Box 54L ¥25704
ボックスロゴを配置したCHUMS(チャムス)らしいポップなデザインの「スチールクーラーボックス54L」。ファミリーキャンプで使える大容量なサイジングで、ウレタンフォームの注入式で保冷力も申し分なし。フロントにボトルオープナー、サイドに水抜き栓をセット。
(問)チャムス表参道店 tel:03-6418-4834 http://www.chums.jp/
■ORION COOLERS(オリオンクーラー)/オリオン
ORION 55L ¥96120
ある冒険家が理想を追求して開発した「ORION COOLERS(オリオンクーラー)」。厚さ5cmの断熱材を封入することで圧倒的な保冷力を実現しているほか、抜群の機密性と堅牢性により、簡易的なスツールとして座ることもできるハイエンドなハードクーラー。キャンプサイトを彩るタイダイ柄に仕上げたほか、
(問)スター商事 tel:03-3805-2651 www.star-corp.co.jp
軽量で持ち運びラクラクなソフトクーラー3選。
■SEATTLE SPORTS(シアトルスポーツ)/ソフトクーラー
(左)SOFT COOLER 23Qt ¥10044 /(上)40Qt ¥11880 /
(右)12Qt ¥7452/(下) 25QT ¥10260
ソフトクーラーの代名詞といえるほど、キャンパーの間で定番となったSEATTLE SPORTS(シアトルスポーツ)のソフトクーラー。外側は19オンスのビニール、内部にアルミ特殊断熱層を用いることで高い保冷効果を持つ。使用後はコンパクトに畳むことができるので、収納しやすいのもポイント。
(問)エイアンドエフ tel:03-3209-7575 http://www.aandf.co.jp
■COMFY(コムフィ)/フリージー
(写真 左)FREEZY10 ¥20520/(写真 右)FREEZY20 ¥28080
シアトルの老舗ブランド、COMFY OUTDOOR GARMENT(コムフィ アウトドア ガーメンツ)による初のクーラーボックス。超音波を用いた無縫製製法で美しいフォルムが実現し、大きく開口する内部は1気室の同ブランドらしい、ユニークなデザインに。
(問)ロストヒルズ tel:03-6809-5582 http://losthills-store.jp
■YETI(イエティ)/ホッパーフリップ
HOPPER FLIP 18 ¥48384
ハードクーラーにも匹敵する保冷力を誇る、YETI(イエティ)の「ホッパーフリップ 18」。人気のハードクーラーと同様に密閉性が高く、止水ジッパーを採用することで冷気を逃さずに水漏れも防止。熱可塑性ポリウレタンでコーティングされた、非常に丈夫なナイロンを外側に採用。
(問)エイアンドエフ tel:03-3209-7575 http://www.aandf.co.jp/brands/yeti_coolers
快適なキャンプライフは、クーラーボックス選びから!
2日間の取材の中で、ソロキャンプサイト・ファミリーキャンプサイト、各10サイトを見て回ったところ、サイズや形状の違いこそありましたが、おしゃれキャンパーの間では、ハードクーラーとソフトクーラーの2個使いが流行っているよう!
まずは、どんなシチュエーションでキャンプをすることが多いのかを考えて、自分に最適なサイズのクーラーボックスを見つけてみてはいかがでしょう!
クーラーボックス選びなら、最新・定番モデルをまとめたこちらの記事をチェックしてみて!
Photo/Takuma Utoo、メーカー提供