内臓脂肪は落とし方が簡単だからこそ危ない

内臓脂肪は落とし方が簡単といわれています。それは内臓脂肪が血液中に溶け出しやすいという特徴があるからです。しかし、内臓脂肪が溶け出しやすいということはそれだけ体に悪影響も及ぼすということ。内臓脂肪は落とし方が簡単だからこそ、溜めると危ないのでした。

内臓脂肪は普通預金で落とし方が簡単

体脂肪とは内臓脂肪と皮下脂肪の2種類です。内臓脂肪は文字どおり、内臓の周りについてお腹をぽっこりさせるもの。いわゆるリンゴ型肥満になります。一方の皮下脂肪は下半身に多く付くため、洋ナシ型肥満となるのです。

男性には内臓脂肪が付きやすく、女性には皮下脂肪が付きやすいといわれています。そして、生活習慣病を引き起こすリスクが高いのは内臓脂肪です。このため、同じ肥満でも女性より男性のほうが生活習慣病のリスクが高くなります。

よく「内臓脂肪は普通預金で、皮下脂肪は定期預金」と例えられます。それだけ内臓脂肪は出し入れが簡単ということを意味しています。これは内臓脂肪が皮下脂肪に比べて、血液中に溶け出しやすいという特徴があるからです。

内装脂肪の落とし方が簡単だから問題

ただし、内臓脂肪は溶け出しやすいということは、それだけ体のさまざまな器官に悪影響を及ぼすということ。血液中に流れ込んだ脂肪は、血管や体のさまざまな場所に悪さをしたり、健康システムを狂わせます。溶け出しやすい性質に問題があるのです。

これが内臓脂肪が生活習慣病を引き起こすリスクが高い理由。脂質異常症や高血圧、高血糖症を引き起こして、はては糖尿病や心筋梗塞、脳梗塞など命にかかわる疾患につながっていきます。

内臓脂肪の落とし方が簡単という性質は、それだけ体に悪影響を及ぼすということ。すぐ落ちるからと内臓脂肪を溜めることなく、スリムな体型を維持することに越したことはありません。

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