カズレーザーもマインドコントロールの影響が？ 「同じ生活が本当に幸せ」

『カズレーザーと学ぶ。』が13日に放送され、『心の支配』についてカズレーザーは「自分もマインドコントロールされているかも？」と語った。

番組は、“なぜ人は心を支配されてしまうのか”をテーマに、『カルト宗教の新たな手口 あなたの心に忍び寄る“いいね”人間』『日常に潜む心の支配者 いま急増するマニピュレーター』『場所細胞で脳をリセット 脳科学者が語る支配された脳内』の3つの観点から学んだ。

脳科学者の西剛志氏は、マインドコントロールは『認知バイアス』が深く係わっているという。バイアスというのは偏り、ゆがみという意味で先入観や思い込みで合理的な思考ができなくなる。「脳は処理能力を上げるため、いちいち考えるよりも信じて行動する方が早いので、脳にとっては省エネになりバイアスがかかってしまう」と複数のバイアスが絡むことで、脳はマインドコントロール状態になると解説。

カズレーザーは、「人間が進化していく過程で、この方が楽だなと残っていったものなんですね、バイアスというのは。余計な事には（脳を）使いたくないと。それが悪用されちゃうということなんですね」と発言。

しかし、脳を活性化させるには、『オーバービューエフェクト』という“物事と距離を取る”という方法があると西氏が説明。「脳には『場所細胞』というものがあり、同じ場所にずっといると脳が記憶しようとする。するとだんだん慣れてくる。場所を変えると気分が変わり、リフレッシュする」と客観的に物事が見られる状態になるという。

西氏は「うまくいかない人ほど、同じ人と付き合い、同じ食事をし、帰り道が同じ、毎日同じことを繰り返している」とカルト集団は社会的遮断によって客観視できなくしていると解説し、カズレーザーは、「めっちゃ当てはまる。完全に当てはまる。同じ場所の方が安心する」と納得。

 

脳科学者・西剛志

さらに西氏の解説が続き、カズレーザーは「ずっと同じところだと脳が活性化されなく、バイアスがかかり易くなる」と言いながらうなずくも「あぁ～、でも同じような生活をしている方が本当に幸せなんですよね。何の変化もない」としみじみと語った。

すると、出演者のジャングルポケット・斉藤慎二から「一回、（トレンディエンジェルの）たかしから離れた方がいいって。おれは、たかしといて何かプラスになったことがないかな」とカズレーザーに忠告。すると、「ちょっと待ってください、ボクだってないんですよ。それは分かってください」とカズレーザーが反論。
＊カズレーザーはトレンディエンジェルのたかしらと同居している。

しかし、「それでもそうか、良くないのかな？ それがいいって、誰かにマインドコントロールされているかもしれないですね。このままでいいって」とカズレーザーも悩む様子を見せた。

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写真提供：（C）日テレ

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