バルト三国のエストニアは、世界の中でもIT先進国だと言われています。
その首都・タリンの街にはIT技術が駆使されていながらも、中世のおとぎ話のような雰囲気が漂う旧市街もあり、新旧の共存が興味深いですよ。
そんなエストニア・タリンで訪ねたいスポット5選&グルメ3選を紹介していきます。
エストニア・タリンの基本情報
基本情報を知っておくと、旅行計画を立てやすくなるでしょう。
ぜひエストニア・タリン旅行を充実させてくださいね。
直行便の有無
現時点では日本からエストニア・タリンへの直行便はなく、ほとんどの路線がトランジット(経由)のある便となっています。
所要時間
日本からエストニア・タリンへは乗り継ぎ便となり、乗り継ぎ地点にもよりますが、16時間から20時間前後かかります。
長時間のフライトの際は、水分補給をこまめにして、ストレッチなど手軽にできる運動で体調を整えましょう。
どんなことを体験できる?
エストニア・タリンでは、「中世を感じられる街並み」「IT先進国のライフスタイル」「開放的な海辺」を体験できます。
どんな人におすすめ?
中世の雰囲気を楽しみたい方、最新のITサービスを体験したい方、バルト海を眺めながら散策したい方におすすめします。
タリンのおすすめスポット5選
新しいITと中世のロマンチックな建造物が織りなすエストニアの首都・タリン。
旧市街は歴史的建造物が並んで美しいため、旧市街自体が世界遺産に登録されています。
そんなタリンで特に訪ねてみたいスポットを5つピックアップしました。
アレクサンドル・ネフスキー大聖堂
アレクサンドル・ネフスキー大聖堂は、タリンの旧市街のトームペアの丘にある玉ねぎ型ドームが特徴的な正教会です。
19世紀末に建てられ、 タリンで最大かつ最も高い正教会 として知られています。かつてはロシア支配の象徴のため存続が危ぶまれましたが、現在は観光客も地元民も魅了し、愛されています。
周辺は坂が多くて移動が大変ですが、その苦労を乗り越えると内部の豪華な装飾と神秘的な雰囲気に圧倒されるでしょう。内部は撮影禁止ですが、無料(寄付制)で見学可能のため、ぜひその美しさを堪能してみてはいかがでしょうか。
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市議会薬局
市議会薬局は、タリンのラエコヤ広場にある可愛らしい外観を持つ現役の薬局です。
1422年に創業し、 ヨーロッパ最古の薬局 として誇られ、数世紀に渡って人々の健康と暮らしを見守り続けてきました。当時使用されていたと言われる「ユニコーンの角の粉末」「ミイラの破片」といった珍奇な薬品の展示物は興味をそそられること間違いありません。
また、窓からは中世から変わらない旧市庁舎の風景も。観光客にとってはもちろん、地元民にとっても必要不可欠な存在です。そして、ワインなど一般的なものから 「失恋の治療薬」などユニークな薬 も売られていておみやげにもぴったりですよ。
エストニア海洋博物館(太っちょマルガレータ)
エストニア海洋博物館は、かつて海からの攻撃を防ぐ砲塔だった建物を活用している博物館です。
ずんぐりむっくりとしたユニークな形状 から「太っちょマルガレータ」の愛称で地元民からも観光客からも愛されています。また、監獄や倉庫として使われるようになってから囚人の食事係だったふくよかな女性の名前が「マルガレータ」であったことも関係しているとのこと。
現在は、エストニアの航海の歴史に関する展示が行われ、船具や船の模型などを見ることができます。そして、塔の上からは美しいタリンの街並みを一望でき、景色を楽しむ場所としても人気なので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
https://meremuuseum.ee/paksmargareeta/en/
カドリオルグ宮殿
カドリオルグ宮は、18世紀初頭に当時のロシア皇帝だったツァーリ・ピョートル1世によって建設された美しい宮殿です。
オレンジ色と白のコントラストが美しい色使い と、バロック様式の建築美が際立つ外観は、まるで中世にタイムスリップした気分になるでしょう。庭園には色とりどりの花や噴水があり、春夏秋冬の風情を楽しめるのは嬉しいですよね。
現在は美術館として機能し、ヨーロッパやロシアの美術品など、さまざまな展示物が鑑賞できますよ。フォトジェニックな写真を撮りたい方は必見です。
https://kadriorumuuseum.ekm.ee/en/
聖オラフ教会
聖オラフ教会は、ノルウェーの聖人王を祀っている旧市街の教会です。
塔の高さは124メートルとタリンで1番の高さを誇る建物で、 かつては世界一高い塔 だった時期もあるとか。塔の登り口からは258段の石の階段が続きますが、その先には息をのむような絶景を楽しむことができ、リフレッシュできますよ。
伝説によると、巨人オラフが世界一高い塔を建てる約束をしましたが、市民が彼の名前を知って塔から落ちてしまったと言われています。また、塔の外には巨人オラフが石化して横たわっていると言われる石があり、面白いですよね。
実際は、ノルウェー王オラフ2世が名前の由来になっているという説もあります。注意点として、塔に登れるのは4月から10月までなので、旅行計画を立てる際に考慮しましょう。
https://www.google.com/maps/embed?pb=!1m14!1m8!1m3!1d8114.001385342811!2d24.7472677!3d59.4414075!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0x469293638641ed5d%3A0xcdefe30491c94a2!2sSt%20Olaf's%20Church!5e0!3m2!1sja!2sjp!4v1710487949700!5m2!1sja!2sjp
タリンのおすすめグルメ3選
エストニア料理は、ドイツやスウェーデンなどの影響を受けながら独自の食文化を作り上げました。
「スルトゥ」をはじめ、キャベツやニンジン、豆類やカブ、ネギなどの新鮮な野菜を巧みに肉や野菜に組み合わせた料理が多く見られます。
素材の味を引き出すエストニア・タリンのおすすめグルメ3選をピックアップしました。
Restaurant Rataskaevu 16(レストラン ラタスカエフ 16)
Restaurant Rataskaevu 16は、旧市街のラエコヤ広場から徒歩2分のところにあるレストランです。
歴史を感じられる建物をリノベーションした店内は、新旧が織りなすハーモニーがおしゃれ。地元の食材をふんだんに使った伝統的なエストニア料理を楽しめますよ。
特に 最初に提供される黒パンは「ふわふわ&もちもち」 でおいしく、あらゆる料理と相性抜群です。また、料理だけでなく コースターやレシートにメッセージを手書きで書いてくれる ため、心温まる上質なサービスも。
観光客だけでなく地元民にも愛され、常に満席なほど大人気店のため、余裕を持ってTripadvisorから予約することをおすすめします。
https://www.rataskaevu16.ee/en/
▼予約はこちらから
Farm Restaurant(ファーム レストラン)
Farm Restaurantは、旧市街のヴィル門付近にあるレストランです。
店内に足を踏み入れるとおしゃれなシャンデリアやモダンテイストな家具など、洗練された空間が広がります。オープンキッチンもあり、 厳選された地元の食材がショーのように料理され 、こだわりの一品が提供される様子も見られます。
鹿肉のミートボールなど、現代風にアレンジしたエストニア料理を楽しめますよ。地元民からも観光客からも人気があるため、絶対に訪れたい方は公式ホームページから予約していきましょう。
RUKIS Kohvik ja Pagarikoda(ルーキス カフェアンドベーカリー)
RUKIS Kohvik ja Pagarikodaは、旧市街のヴィル門から徒歩1分のところにあるカフェです。
開放感のあるテラス席とウッド調で落ち着いた店内の席があり、それぞれ地元民がおしゃべりしながらスイーツやコーヒーを楽しんでいる様子が伺えます。ショーケースには 可愛らしいケーキやエクレア が並べられていてどれも魅力的。
また、オムレツやエッグベネディクトなど食事系のメニューも充実しているため、朝ごはんやランチにもぴったりですよ。公式ホームページから予約できるので、ぜひ活用してみてくださいね。
タリン観光で素敵な思い出を作ろう!
エストニア・タリンで訪ねたいスポット5選&グルメ3選を紹介しました。
世界最先端のIT国家でありながらも、美しい歴史的建造物を保っているタリンは見どころがたくさんあります。また、魚介類を使った料理が多い点は日本に似ていて親近感が湧くでしょう。
ぜひタリンを観光して、素敵な思い出を作ってくださいね。
https://www.veltra.com/jp/europe/estonia/ctg/168938:Tallinn/?sid=1554
Hikaringo
余暇プランナー
東京都在住で普段はIT業界のSEとして働いているHikaringoです。ヨーロッパを愛してやまず、15ヶ国一人旅経験あり。スウェーデン短期滞在経験もあり。食べることが大好きで、国内外どこに行ってもガイドブックに頼らず現地の人からの情報をもとにグルメ巡りしています。「読んでワクワク」「面白そうだから挑戦してみよう」と思えるような情報を発信していきたいです。