紺碧の海を優雅に進んで行くクルーズ船。カリビアンブルーの海での海水浴。
ただ、クルーズ船と聞くとなんだか敷居が高そうで、よく分からないという方も多いのでは…。
今回は実際にセレブリティ・シルエットに乗船した体験を基に、船内の雰囲気や過ごし方などを紹介します。
カリブ海クルーズに参加するには?
クルーズに行く場合、どこに相談、予約するのが良いか?
旅行会社の窓口、クルーズ旅行専門の旅行会社、公式サイト の3つがメインになると思います。
一番身近で馴染みがあるのが大手旅行会社で、各社にはクルーズのパンフレットも置いてあるので気軽に立ち寄ることができます。
ただ、一般の旅行会社ではクルーズを熟知しているスタッフはまだあまり多くない印象があります。
初めて行かれる方やより細かな情報を入手したい方は クルーズ専門旅行会社 や、旅行会社でも クルーズ専門のセクションがある会社 に行かれると、より安心できると思います。
日本からクルーズの発着地までの航空券や送迎込みのパッケージツアーとして販売されているので手続きも簡単です。
一方、英語に慣れている方、航空券は自分で手配したい場合やクルーズ前後に現地での旅行を希望の場合、色々とアレンジを加えたい方は、より自由度が高い公式サイトから現地発着ツアーへの申し込みをおすすめします。
船会社にもよりますが、カリブ海クルーズは アメリカのマイアミ、マイアミ近郊のフォートローダデール辺りからの発着が多い です。
https://www.veltra.com/jp/latin_america/mexico/ctg/185400:Caribbean_Sea/?sid=1554
クルーズ会社・船の決め方は?
さて、クルーズに参加すると決めても、次にどの船が良いかと迷うことになると思います。
ぜひ次のポイントを参考にしてみて下さい。
寄港地から選ぶ
クルーズと言ってもずっと船に乗ったまま下船できないわけではありません。
途中、寄港地といって半日から1泊程、停泊する街が何か所かあり、 停泊中には自由に船外で過ごすことができます 。
ツアーによって寄港地が異なるので、 どこの街に行きたいか が決め手になってきます。寄港地では別途料金はかかりますが、船会社主催の観光ツアーに参加することも可能です。
客層、船内施設、船のサイズから選ぶ
船の大きさも 小型船から超大型船 まであり、グレードも カジュアルからプレミアム、ラグジュアリーまで様々 で、 船によって客層や雰囲気がガラリと変わります 。
大型船は数多くのエンターテイメントやショー、巨大なウォーターパーク、スポーツコートなど様々な施設が設置されており、まるで動くテーマパーク船のようです。
アクティビティや遊べる施設が多いほど、子供連れでの参加率が高く、船内はカジュアルで賑やかな雰囲気です。
一方、プレミアム、ラグジュアリーになると船も小型化されていき、内装も豪華になり、より食事やサービス重視の内容に。落ち着いて過ごしたい方向けになっていきます。
船内はどんな感じ?何をして過ごす?
クルーズ中、多くの時間を過ごすことになる船内にはホテルの様に必要なものは全て揃っています。
それ以上に船の中とは思えないほど、みなさんの想像よりもきっとたくさんの飲食店や娯楽施設などが揃っており、その広さや豪華絢爛な内装に驚くことと思います。
下の写真はガラス張りのエレベーターの中から撮った写真で、各階の様子が伺えます。
食事は好みに合わせて自由に選べる
レストランやカフェ、バーなどが何か所もあり、営業時間も時間差になっていて、どこかしらは開いているので、いつでも食事ができます。
ビュッフェ形式のカジュアルなところもあれば、事前予約が必要な本格的なコース料理のレストランもあり、メニューも豊富なので滞在中飽きることなく楽しめます。
基本となる代金に宿泊費の他に、食事・ドリンク代のほか、エンターテイメントや施設利用料金なども含まれている オールインクルーシブ と呼ばれる形式をとっている船が多く、滞在中に金額を気にすることなく過ごせるのが魅力です。
しかし、オールインクルーシブと言っても実際はすべてが無料なのではなく、 アルコール類は種類によっては追加料金のかかる場合 や(追加代金でオープンバーにできる場合もあります)、店舗によっては 別途料金がかかるところもある ので事前に確認が必要です。
また、サービス料、チップなどはツアーの申し込み先によって異なります。
数々の娯楽施設、イベントは盛りだくさん
図書館、シアター、カジノやプール、スパ、ジム など様々な娯楽施設が揃っています。また 免税店 もあるので、船内でショッピングを楽しむこともできます。
日中の航海中は、船上のデッキで寝そべり、輝くカリブ海を眺めながらのんびりと過ごしている人が多いです。
日差しは強いので日焼け止め、帽子、サングラスなどお忘れなく!チェアーやタオルなどは無料で借りられます。
船内の各所ではピアノやバンドの生演奏のほか、様々な ショーやイベントも毎日行われており、退屈になることはありません。 むしろどこに行こうか迷うほどです。
各スケジュールはフロント前などに掲示され、毎日部屋に配られる船内新聞でも確認できます。
私が参加した時には、プールサイドで行われるダンスエクササイズやシアターでのショーなどが人気で、船内は夜遅くまで賑わっていました。
客室は好みや予算に応じて決められる
スタンダードな部屋は大きく分けて、海の見える海側と窓なしの内側に分かれ、客室にはそれぞれ トイレやシャワーも付いています 。
また、バルコニー付きの部屋などもあるので、好みや予算に応じて決めることとなります。もちろん海の見える部屋の方が解放感がありますが、寝るだけと思えば内側の部屋でも悪くないかもしれません。
クルーズ船は大きいため、 ほぼ揺れを感じることもなく快適 に過ごせます。
インターネットは別途申し込みで使えることが多いようですが、何もない海上を航海していくため、通信速度はあまり期待しない方が良いです。
服装は普段着でもOK(ドレスコードがある場合もあり)
基本は普段着 で大丈夫です。プールなどに行く際には ビーチサンダル、水着 の上にさっと着られるものを着て出かける感じになりますが、レストランやカフェなどでは洋服が必要です。
また、船内は冷房がかなり強めに効いているので長袖や羽織れるものは必須です。
コース料理のレストランや夜のショーなどでは ドレスコードが定められていることもあります ので、数着はよそ行きの服(結婚式の二次会のような)を持参する必要があるかと思います。
特に海外の人のなかにはギラギラするようなド派手な格好をしている方もいますが…昼はカジュアル、夜はスマートにといったイメージでしょうか。
1度体験したらやみつきになるリピーターも多いクルーズの旅
ホテル滞在と違って移動の旅に荷造りをする必要もなく、食事の種類や時間も自由に決められ、乗船中は好きなことをして過ごせるため、自由度が高いのがクルーズ旅行の魅力です。
寄港地での観光はもちろん、船内でのエンターテイメントも存分に楽しめ、非日常を味わえる優雅なクルーズの旅に出かけてみませんか?
yuriname
余暇プランナー
元添乗員、元旅行会社勤務 国内・総合旅行業務取扱管理者 日本47都道府県&海外37か国の渡航経験があります。 バックパッカー、個人旅行、団体旅行、クルーズ旅行、短期語学留学、ホームステイ、ワーキングホリデー、インターンシップなど様々なかたちで海外旅行・海外滞在を経験してきました。 現在はギリシャ在住です。いろんな視点から旅行の楽しさをご紹介します!