できるだけ旅費を抑えながら旅行するとなると、日本からも近く、海外独特の雰囲気も楽しめることで人気の東南アジア。
国によって印象が異なるのも魅力で、ビーチリゾートや寺院巡り、雑踏の中での街歩きなど楽しみ方も様々です。地元の人々が通うマーケットや露店などを訪れ、おいしい食事を楽しみながら観光地を巡る旅がおすすめです。
この記事では、私が旅行先として特におすすめする東南アジア4ヶ国をご紹介します。
東南アジアの国々はどんな感じ?基本情報
アクセス
欧米と比べると日本からのフライト時間も短く、時差も少ない東南アジア。 そして時期にもよりますが、航空券代もおよそ半値で購入できるローコストキャリア(LCC)を利用すれば、費用も抑えられます。
また、東南アジアは陸続きの国が多く、長距離移動のバスや現地ツアーなどを利用して 近隣国へ簡単にアクセス、周遊 できるのも魅力です。ビザなど入国条件は国々で異なるので事前に確認が必要です。
気候
熱帯雨林・熱帯モンスーン気候に属している国が大半で、スコールと呼ばれる一時的に雨が激しく降ることがあるのが特徴ですが、 1年中温暖で冬でも温かく過ごせます 。特に夏は蒸し暑さ対策のためにゆったりとした風通しのよい服装での観光をおすすめします。また、 冷房対策や寺院や教会などを訪れる際のマナーとして、何か簡単に羽織れるものなどがあると便利 です。
物価
観光地では日本と変わらないような金額の飲食店なども多くありますが、食品、日用品などは日本に比べると大分安く購入することができます。
現地のタクシーやバスなどの交通費も手頃で、 トゥクトゥクなどの三輪タクシーなど地元の人の足となるものは特に格安で費用を抑えられます。 しかし、値段交渉が必要な乗り物や悪質なタクシーなどは観光客相手には割高で、場合によってはぼったくりのような額を提示されることもあるので注意が必要です。事前に金額など確認してからの乗車をおすすめします。近年ではGrabというUBERのような配車サービスも人気の様です。
クレジットカードが使えるところも増えてきてはいますが、 まだまだ現金のほうが一般的 で、露店や屋台などでは現金が必要となるので、なるべく細かいお金で準備しておくと何かと便利です。
ホテル
旅行の際、航空券の次に大きくかかるのは滞在費です。東南アジアには相部屋利用で破格に費用を抑えられるバックパッカー向けの安宿やビジネスホテル、リゾートホテルまで幅広くありますが、 総じて日本のホテルなどに比べると安く滞在できます 。
格安宿では様々な国から集まる旅行客との交流ができることもあり特に若い人たちに人気ですが、治安やセキュリティー面では不安もあるので十分に注意が必要です。旅行の目的にもよりますが、個人的にはできるだけ中級以上のセキュリティーや衛生面でも安心できるホテルに滞在し、食費や移動費、買い物などで費用を抑えるように工夫しています。
食事
お米が主食で、食事は野菜をたっぷり使った炒め物やスープ、麺類などを使った料理がメインとなっているので、日本人の口にも合いやすい味なのが特徴です。
飲水は水道水ではなく、ミネラルウォーターをおすすめします。 東南アジアでは蒸し暑い気候であり、特に屋台などの衛生状態も影響して体調を崩す人も多いため、特に生ものや生水を使用していそうなジュース、氷などには気を付け、よく選びながら購入することが大切です。またできるだけ火の通った食べ物を選ぶことをおすすめします。念のための常備薬もお忘れなく!
色々旅した中でもおすすめの東南アジア旅行先4選
【ベトナム】ハノイ
旧市街
植民地時代の歴史的建造物も多く残り、昔ながらの街並みが今もなお残るベトナムの首都ハノイ。迷路のような旧市街では露店や屋台が立ち並び、遅くまで賑わっています。週末に開かれているナイトマーケットやドンスアン市場では食料品や衣料品、ばらまき土産に最適なお菓子などを購入できる人気の観光スポットとなっています。
ベトナムコーヒーもぜひ試したい飲み物です。 バターで焙煎されたコーヒー豆を金属フィルターで淹れるのが定番で、強い苦味を持つのが特徴。甘いコンデンスミルクと氷と混ぜて飲むのがベトナム風です。他にもミルクの代わりに卵を利用して作るカフェ・チュンと呼ばれるエッグ・コーヒーや、ヨーグルトを使用するカフェ・スア・チュアなど独特のコーヒー文化が根付いています。
世界遺産ハロン湾
ハノイからツアーなどでも行くことができるハロン湾のツアーも人気です。何千もの奇岩や小島が広がり幻想的で、海の桂林(桂林:中国の景勝地)とも呼ばれており、山水画のような景色を堪能できます。遊覧船から眺めるハロン湾の夕日も絶景です。近くの鍾乳洞見学も併せて楽しめます。
https://www.veltra.com/jp/asia/vietnam/hanoi/?sid=1554
【タイ】バンコク
寺院巡り
バンコクの街にはたくさんの寺院があります。市内には観光に便利なスカイトレイン(BTS)や地下鉄(MRT)が市内を網羅していて、 渋滞もなくスムーズに移動できるので上手く利用しながらお好みの寺院を訪れてみてはいかがでしょうか 。
中でも特にご利益があると言われているワット・フアランポーンや、全長46m高さ15mの巨大な涅槃仏で有名なワット・ポー、タイで一番美しくきらびやかであると評判のワット・プラ・ケオ(エメラルド寺院)などが人気です。
寺院巡りに歩き疲れたら タイ古式マッサージ もおすすめです。値段も手ごろで、歩いているとたくさんのお店を見つけることができます。アクロバティックな技のマッサージは一度体感すると病みつきになります。
カオサンロード
バックパッカーの聖地と呼ばれる、世界各国からの若者が集う場所。
昼間は閑散としていますが、夜になるとネオンがきらめき、たくさんの人で溢れ、屋台、バーやナイトクラブなどが明け方まで賑わっている独特な雰囲気の繁華街です。格安宿やオプショナルツアーのデスクなどもあちこちにあり、東南アジア旅行者の交流の場ともなっています。 タイ料理で有名のパッタイなどを露店で食べると100円くらいの格安価格でまたおいしいです。
https://www.veltra.com/jp/asia/thailand/bangkok/?sid=1554
【カンボジア】世界遺産アンコール遺跡群
アンンコールワット
400㎢という広大な地域に600を超える石造りの遺跡が残されているカンボジアの一大観光地のアンコール遺跡群。
その中でも特に有名な アンコールワット はクメール王朝時代に築かれた世界最大級の石の寺院。広さは東西に1.5km、南北に1.3kmと広大で、回廊の壁面に描かれた緻密なレリーフがとても印象的です。遺跡が朝日や夕日に照らされる光景がとても美しいと人気で、早朝からのツアーもあるほどです。
他にもアンコール・トムやタ・プロームも有名な観光スポットで、1日で回りきるのは大変なほど、たくさんの見どころがあります。
ベンメリア遺跡
「天空の城ラピュタ」のモデルとなったとも噂されている場所 で、崩壊し遺跡全体が木々や植物に飲み込まれるように覆われ、取り残されている寺院は無残ながらも神秘的な姿を残しています。まるでテレビゲームに出てきそうな世界を訪れることができます。
雨が降ったあとは特に滑りやすく、写真のように石が崩れ落ちたりしていて足場が悪いので観光の際はスニーカーで行くと安心です。
https://www.veltra.com/jp/asia/cambodia/siem_reap/?sid=1554
【フィリピン】ボラカイ島
ホワイトビーチ
フィリピン有数のリゾートアイランドである ボラカイ島 は ボートでないと行けない場所 にあるので、 秘境感がある島 です。その中でもホワイトビーチはその名の通り、遠浅の白砂ビーチで海の透明度も抜群、波も少ないのでシュノーケリングに最適です。
約4kmに渡るビーチ沿いにはホテルや飲食店、土産屋が立ち並んでおり、夕日が見える頃にはたくさんの人が集まります。海に沈む夕日と空が色を変えていく様子は幻想的です。
ボラカイ島のエリアは北側からステーション1~3に分けられており、1は静かな高級リゾートが多く、2.3に行くにつれて繁華街となっていく感じですが、どこも歩ける距離にあるため気軽に散策を楽しめます。
プカシェルビーチ
北西に位置しホワイトビーチよりもこじんまりとして落ち着いた静かな雰囲気が魅力のビーチです。観光客もあまりおらず、透明度がとても高く、海はこちらの方がきれいですが、辺りには飲食店などはないので日帰りで訪れるのがおすすめです。
https://www.veltra.com/jp/asia/philippines/cebu/ctg/5711:boracay/?sid=1554
異国感を味わいながらも落ち着ける東南アジアの国々
様々な魅力に溢れている東南アジアの国々。訪れる場所によって宗教も言語も雰囲気も異なり、日本とは違うけれど、どことなく懐かしいような落ち着ける雰囲気を感じながら旅をすることができます。
みなさんはどの国に行きたいですか?
出典・参考
yuriname
余暇プランナー
元添乗員、元旅行会社勤務 国内・総合旅行業務取扱管理者 日本47都道府県&海外37か国の渡航経験があります。 バックパッカー、個人旅行、団体旅行、クルーズ旅行、短期語学留学、ホームステイ、ワーキングホリデー、インターンシップなど様々なかたちで海外旅行・海外滞在を経験してきました。 現在はギリシャ在住です。いろんな視点から旅行の楽しさをご紹介します!