湖畔や渓流を目の前に臨みながら、ゆっくしと過ごす水辺のキャンプは、どの季節に訪れても魅力にあふれています。
この記事でが、壮大な景色やちょっとしたアクティビティも楽しめる、筆者が「リピートしたい」と感じた3つのキャンプ場をご紹介します。
【群馬】目の前の清流でテントサウナ!2023年オープンの「甘楽野BASE」
Photo by しゅんぺー
清流を臨む1日3組限定の秘境キャンプ場
かつての城下町の雰囲気が残る群馬県甘楽町に2023年オープンした「甘楽野BASE」。
森林と清流に挟まれ、1日2~3組限定の小さなキャンプ場です。受付場所であるオーナーがリノベしたコテージの前に2サイト、そしてハウス裏には貸し切り感も漂うサイトが1つあります。ファミリーや友人らと貸し切りもでき、周囲の目を気にせず、ゆっくり過ごしたい人におすすめです。
キャンプ場はペット同伴が可能です。オーナーが飼われている2頭の犬もいて、ペット同士の交流にもなると思います。水場とトイレがある一方、シャワーや風呂はありません。ただ、車で10分以内の場所に日帰り温泉などがありますし、焚き火用の薪も購入が可能です。
プライベートサイトで清流を独り占め
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コテージ裏にあるサイトは、1日1組限定のプライベートスペース。眼下に清流を眺め、木々の木漏れ日の下で静かなひとときを過ごせる贅沢な空間になっています。車を手前まで入れられるので、荷物の出し入れもスムーズになるのはうれしいポイントです。
サイトの広さは、奥のスペースが少し先細くなる変則的な長方形。テントやタープを立てる際の目安としては①約6m×5m、②約4m×2mといったところでしょうか。
①にテントを立てると考えると4人用ぐらいまでがベターで、6人用のファミリーテントだと少し手狭に感じそうです。②はタープ向きですが山側が斜面なので、ポールを立てることが難しいかもしれません。その場合、周囲の木々をポール代わりに活用すると、うまく張ることができ、清流を眺めながら食事やチェアリングを楽しめます。
清流を思う存分楽しむテントサウナ
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甘楽野BASEではテントサウナのレンタルサービスも提供しています。サイトから石の階段を10数歩下れば、そこはもう清流。目の前の透き通った川に入って「ととのう」体験を味わえます。
サウナは11:30~13:00、14:00~16:00、17:00~19:00(日曜・平日限定)の3パターン。定員は3~4人で、利用料は8,800円(2名)~。タオルやポンチョ、サンダルの一式セットもレンタルできます。
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薪ストーブでロウリュを楽しんだ後、目の前の清流に飛び込んだり、チェアリングして涼しんだり。水位にもよりますが、利用者がお好みの場所にテントを設置できるのもうれしいポイントです。清流の水は底が見えるほど透明度が高く、川沿いは竹林があるので涼しげな雰囲気が漂っています。水深は浅いので、小さな子供でも水遊びができそうです。
https://www.nap-camp.com/gunma/15098
【福島】幻想的な湖畔を眺められる「ビースタイル キャンプサイト」
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福島県北塩原村にある「ビースタイル キャンプサイト」。裏磐梯高原にある桧原湖を臨み、立地を生かした水のアクティビティを楽しめるキャンプ場です。大浴場をはじめ、水場や調理場、トイレなども完備されているので、ファミリーでも安心して利用でき、連泊での利用も視野に入ります。
車中泊やバイクソロ向けのサイトや、電源付き区画サイトがあるのもうれしいポイント。多種多様なキャンプスタイルが楽しめます。
うれしいウッドデッキ付きサイトも
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湖畔を眺められるサイトは複数ありますが、特におすすめなのが湖畔の目の前にあるL1~L5の5サイトです。L1はほかのサイトよりも小高い場所に位置し、周囲の視線もあまり気になりません。L2とL3にはウッドデッキが付いているため、雨で地面がぐちゃぐちゃの場合でも、テントや荷物の汚れが比較的少なく済みます。
湖畔の目の前でなくても、湖を眺められるサイトは複数あるので、ぜひチェックしてみてください。少し開けた広場のようなサイト、木々に囲まれた林間サイトもあり、自分好みのキャンプスタイルが楽しめるはずです。
湖畔でゆっくりチルタイム
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湖畔でおすすめの過ごし方は、ゆっくり何気ないひとときを過ごすこと。筆者の場合は読書をしたり、料理やコーヒーを楽しんだりしています。静かな波音に耳を傾けながらボーっと景色を眺めていると、日頃のストレスなども消えていきます。
日連れ時のマジックアワー
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立地上、ビースタイルからは夕日が沈む光景は直接見られませんが、赤く染まった空と湖面のコントラストがなんとも美しい幻想的な光景を目にしながらキャンプを楽しめます。
https://www.nap-camp.com/fukushima/12894
【山梨】湖と山のコラボを楽しめる「キャンプビレッジ GNOME」
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「キャンプビレッジ GNOME(ノーム)」は山梨県富士河口湖町にあるキャンプ場。富士五湖の一つである西湖に隣接しつつ、林間サイトも併設しています。シャワーやトイレが入った施設は木目が美しいコテージのようなたたずまいで、本当にきれいで清潔感にあふれていますので、女性や子供でも安心して利用できます。
湖畔と山を一緒に楽しめる
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「キャンプビレッジ GNOME」は目の前に美しい湖畔、振り返れば色鮮やかな緑の山々がある自然豊かなキャンプ場です。一番人気はもちろん湖畔前のサイトで、予約は必須。区画に分かれているものの、「湖畔ゾーン」「林間ゾーン」などの予約となるため、区画はキャンプ場到着後に確保することになります。落ち着いた雰囲気の林間サイトの一部からも湖を眺められるので、余裕を持ってチェックイン時間に向かいましょう。
アクティビティも豊富
「キャンプビレッジ GNOME」では、さまざまなアクティビティが楽しめるのも大きな魅力です。キャンプ場ではSUPをはじめ、テントサウナや軽トラサウナ、自転車のレンタルを行っているので、周囲の自然を思う存分楽しめます。
雨風が心配な場合は安心のホテルセットを
湖畔沿いのキャンプサイトは景観が魅力な一方、風の影響を受けやすく、雨による増水の心配もあります。強風でテントが破損したり、増水によって身の危険が高まる可能性は常に頭にいれておくべきでしょう。悪天候でキャンプ泊に不安を感じている場合、「キャンプビレッジ GNOME」では、近くのホテルに宿泊できるプランもあるので、非常時でも安心して利用できます。
http://www.hamayouresort.com/gnome/
水辺なら、いつものキャンプがもっと楽しくなる!
湖畔や清流沿いで過ごすひとときは、きっといつものキャンプより楽しくなること間違いありません。ソロはもちろん、友人や家族と一緒に出掛けて、充実したキャンプタイムを体験してみてはいかがでしょうか。
しゅんぺー
余暇プランナー
ソロからデュオ、グループなど幅広いスタイルで楽しむキャンプ歴6年目。登山やトレッキング、パックラフトと一緒に楽しむキャンプが好きで、関東や東北、甲信越によく出かけています。ついついギアを買い足してしまい、いまだにサイトのレイアウトを模索中。最近はキャンプ飯で韓国料理を楽しむのがお気に入り。