美食の国と呼ばれるベルギーですが、食以外にも中世の香り漂う歴史的な建物も多く、ヨーロッパらしいお洒落な街並みが見られる魅力ある国です。
今回は、ベルギーの首都ブリュッセルのおすすめ観光と、ぜひ足をのばして訪ねてほしいブルージュについて、アフターコロナで実際訪れた筆者が紹介します。
皆さんこんにちは。ライターMiruです。
ベルギーと聞くと、皆さんはどのようなイメージをもっているでしょうか。
チョコレートやワッフル、ビールなどグルメが有名なベルギーですが、歴史や芸術を感じられる観光スポットもたくさん。オランダやフランスからもアクセス抜群、おすすめ観光地です。
コロナも落ち着き始め、ベルギーは入国制限がなくなりました。そろそろ海外旅行を考える人も出てきているのではないでしょうか。
今回は、首都ブリュッセルと、ブリュッセルより電車で1時間の北西部にある古都ブルージュについて、紹介します。
ブリュッセル
ベルギー首都ブリュッセルは小パリと呼ばれる美しい市街地が魅力的で、世界遺産にも登録されています。
おしゃれで美しい小さな町で周りやすいですが、南駅付近は物乞いや騒ぐ若者がいたりと、 治安があまりよくない ように感じたので、女子旅やひとり旅予定の方は気を付けましょう。
では、ブリュッセルのおすすめ観光スポット紹介へ移りましょう。
グランプラス
グランプラスは世界で最も美しい広場とも言われ、1998年には世界遺産に登録されました。昼間も良いですが、夜のライトアップはより美しく威厳すら感じられます。
ギャルリー サンチュベール
グランプラスの北東に位置するギャルリー サンチュベールは、ヨーロッパ最古のアーケードのひとつです。
19世紀半ばに建設されたアーケード街には、老舗のショコラトリーとカフェ、ブランドショップなどが約60軒並び、エレガントな雰囲気を味わうことができます。趣向を凝らしてディスプレイされたショーウィンドウを見て歩くだけでも楽しい気分になります。
小便小僧(マネケン・ピス)
シンガポールのマーライオン、コペンハーゲンの人魚姫の像と並び、 世界がっかり三大名所 のひとつである、ブリュッセルの小便小僧。身長わずか55cmの小さな像がちょこんと噴水の上の方に置かれています。
もともと15世紀にはあったと言われている小便小僧の像ですが、現在見られるのは1619年につくられたブロンズ製。ただし2度の盗難もあり、1966年からはレプリカが置かれ、オリジナルは市立博物館に展示されているので、実物が見たい方は市立博物館も訪れてみましょう。
この小便小僧、何か行事がある度にちなんだ衣装に着替えるのが恒例で、年間約1/3は衣装を着ているそう。市立博物館に保管されているその歴代衣装の数は1,000着を超えているのだとか。どんな衣装を着ているか見るのも楽しみの一つです。
小便少女(ジャンネケ・ピス)
小便小僧に比べて知名度が低いのですが、実は小便少女もいます。アーケード「ギャルリー・サン・チュベール」の近く、ブシェール通りの脇に入った、バーなどが並ぶフィデリテ袋小路にあります。
彫刻家デニス・ドブリエによって1985年に制作され、通行人を楽しませる目的のほか、ガンとエイズの撲滅キャンペーンの一環として、小便少女グッズの収益が患者のために使われているようです。
像に触る人が後を絶たず、陰部が剥げてきたため現在は柵が設けられています。
小便犬(ジンネケ・ピス)
少年少女以外にも、小便犬もいます。
こちらは噴水にはなっていませんが、小便小僧像から徒歩5分ほどの通路にいるので探してみましょう。
銅像には青いライトが照らされており、なんともシュールでクスリと笑ってしまいます。
芸術の丘
ブリュッセルの中で最も景観の美しい場所のひとつと言われる芸術の丘公園。ブリュッセル中央駅からグランプラスと反対方向に徒歩5分。市街地からゆるやかな坂を上った丘からは、ブリュッセルの市街を眺めることができます。
美術館が多いエリアですので、美術館巡りの際にはここで足を休めましょう。
グランプラス周辺から、ベルギーグルメを食べ歩きしながら散歩するのもおすすめです。
足をのばして ブルージュ
せっかくブリュッセルまで来たのなら、ぜひもう一歩足をのばしていただきたいのがブルージュ。
ブルージュはベルギー北西部にある古都で「 天井のない美術館 」と称されており、石畳の路地、静かな運河、中世趣のある街です。旧市街全体が世界文化遺産に登録されています。
ブルージュは小さな街なので1日あればある程度見て回れますが、のんびりブルージュの雰囲気を堪能したい方は1泊することをおすすめします。(筆者は日帰りでしたが十分楽しめました。)
ブリュッセルからブルージュまで特急列車で1時間、もしくは格安高速バスの「フリックスバス」で約1時間20分。
マルクト広場
ブルージュ観光の中心地ともいえるマルクト広場は、ブルージュ駅からバスで10分、歩いて20分程度です。
中央の銅像は、1302年にフランスの圧政からの独立を掲げて立ち上がったブルージュの英雄、ヤン・ブレーデルとピーテル・デ・コーニンクです。
マルクト広場は、 毎週水曜日に朝市が開催 され、野菜、果物、パン、ハム、チーズ、手作りスイーツ類、花、蜂蜜、ジャムなどが売られます。水曜日に訪れる人は寄ってみましょう。
また、画像の背景に立ち並ぶ階段状の切妻屋根が印象的な建物は「ギルドハウス」。これらはブルージュが国際貿易都市として栄えていた時代の富の象徴です。今はカフェやレストランとなっているので、おなかがすいたら一休みしましょう。
筆者はベルギーグルメ代表、ムール貝のワイン蒸し、フリッツ(ベルギーフライドポテト)を、ベルギービールとともにいただきました。
愛の湖公園
ブルージュの典型的な景色としてよく登場するのが緑豊かな公園「愛の湖」です。白鳥が戯れるさまを眺められる癒しのスポット。ブルージュ駅からマルクト広場へ向かうときに通っていくと効率よく回れます。
鐘楼
街のどこからでも見ることが出来るブルージュのシンボル的な存在の、高さ83mある「鐘楼」。366段の石造りのらせん階段を頑張って登ると、ブルージュの絶景が見られます。
チョコレートライン
やはりベルギーグルメのチョコレートはブルージュでもかかせません。
ブルージュで1番有名なショコラトリーといえば、「チョコレートライン」。ブリュッセルには店舗がなく買えませんので、ぜひお土産にゲットしましょう。
街並みもとても美しいベルギー
いかがでしたでしょうか。
ただ街を歩くだけでその美しさにほれぼれしてしまうベルギーの街。次回の旅行先候補として、ベルギーをぜひ検討してみてくださいね。
https://www.veltra.com/jp/europe/belgium/?sid=1554
※出入国規制やコロナ関連の最新情報は、各大使館や厚生労働省の公式ウェブサイトをご確認ください。
Miru
余暇プランナー
エジプト在住歴3年半、本業はカイロオペラハウス所属のプロバレリーナ。大阪で生まれ育った関西人です。 ロシアやアメリカに留学経験もあり、国内外旅行好き。 海外生活での体験を活かし、観光やグルメなどの記事をメインに皆様に共有できればと思っております。 よろしくお願いいたします。